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(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2018年3月26日
3月25日 第301回放送
『一陽来復』イチヨウライフクと読みますが、読めない?意味がわからない?観たいと
いう期待感がもてる?侃侃諤諤の末に一度は却下された映画タイトルです。でもやはり
これ以上のタイトルはないと決定しました。大震災から6年経った被災地の人々の姿を
追ったドキュメンタリー映画の尹美亜(ユン・ミア)監督をゲストにお迎えしました。
一陽来復の意味は、冬の後には春が来ること。悪いことが続いた後は良い方向に向かう
という意味です。撮影は2016年夏から17年春までの10か月間「東日本大震災」
から6年経った岩手県釜石市、宮城県石巻市・南三陸町、福島県川内村・浪江町で暮ら
す約100人を取材し、主な登場人物は20人です。3人の子供を津波で失った場所に
地域の集会スペースを造った夫婦/写真のパパを慕う震災後に生まれた5歳の少女/震
災を風化させないための語り部/津波により海の豊かさを再認識した漁師の方々。6年
経ち町の景色が変わる中、映像は人々の現在の暮らしや表情をありのままに描き、苦悩
を抱えながらも前を向く人の確かな言葉を掬いとった「心の復興」がテーマの作品です
尹さんは"重苦しい映画にはしたくなかった。其々が辛い経験をし、やっと笑顔も見せ
小さな希望や幸せがあるそうした笑顔や言葉から伝わってくるものを感じて欲しい"と
いいます。尹亜美さんと被災地との関わりは2011年の秋に石巻市へボランティアで
出向き、現地で単純作業を手伝いながら"もっと役立ちたい"という思いに駆られ製作
プロデューサーとして女川を舞台にした映画『サンマとカタール 女川つながる人々』
を発表。カタールの支援でサンマの加工施設が復活し、復興にかけた若きリーダーたち
の話や町の人々を追った記録映画。今作『一陽来復』は東京ほか順次全国公開します。
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2018年3月19日
3月18日 第300回放送
"毎日、毎日がんばっているあなた。日曜くらいは、がんばるのをやめてみませんか?
『日曜はがんばらない』日曜の朝のひととき「いのち」が喜ぶ時間にしてみませんか?
がんばらない医師の鎌田實と、ついついがんばってしまう村上信夫がお送りします"と
日曜の朝に呼びかけて300回となる今回は、感謝を込めて6年間を振りかえります。
2012年4月8日の初回放送は、鎌田さんが直前にスキーで右脚を粉砕骨折したため
車椅子で登場。想定外のハプニングで幕開けした番組は息の合う村上さんとのコンビで
「いのち・健康」を主なテーマに持ち前のハートフルなトークを展開し続けています。
パーソナリティ2人の体験談を含め、東日本大震災の東北3県、熊本地震、集中豪雨の
被災地にも度々思いを馳せました。読書家の2人が得意とする本紹介は絵本から哲学書
に至るまで多岐にわたり、官能小説以外は俎上に載せてきました。不連続ながら人気の
シリーズ「ボクたちの好きな日本人」は、時代を超えて共感できるストーリーを紹介。
名だたる偉人たちに交じって、初めて名前を聴く市井の人物も登場しますが彼らの活動
や功績を伝えてきました。自らをラジオ職人と呼んだ永六輔さんや俳優の菅原文太さん
はじめ多くのゲストにも参加いただき、またラジオの特性を活かして地方在住の方には
電話で参加していただきました。地域包括医療に取り組む医師や地域活性化を担う若者
更に被災地の状況を報告する地元の方。番組の公開録音では、山梨県北杜市の小淵沢や
福島県南相馬市、郡山市でも地元住民に参加していただき充実した放送が出来ました。
鎌田さんと村上さんの予定調和に陥らない会話、時には不協和音すら奏でる展開だから
聴取者の方に支持されている所以と推察し、次の400回目指して「がんばり」ます。
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2018年3月13日
3月11日 第299回放送
東日本大震災から11日で7年。岩手、宮城、福島の3県では津波で壊された沿岸部の
街の再建が進む中、人々の暮らしやコミュニティーの立て直しはまだまだ道半ばです。
大震災の津波で孤立した宮城県気仙沼市の離島・大島の住民の足として、被災直後から
活躍した臨時旅客船「ひまわり」の船長菅原進さんが電話であの日と現在を語ります。
気仙沼港から7キロ離れた「大島」。津波で大島と気仙沼港とをつなぐ定期フェリーが
陸に打ち上げられてしまい、3200人の島民は島に帰ることも島から出ることもでき
なくなっていました。3月11日の震災から19日後に定期船が復活するまでのあいだ
救援物資や医師などを乗せ、大島の住民の命をつなぎとめていたのが「ひまわり」です
鎌田さんは震災1か月後に大島を訪れた際に利用したので菅原船長と知り合いました。
震災当日、大きな津波が押し寄せると判断した菅原さんは、地震発生直後すぐに港から
船を出し、最高20メートルの高さの津波を5波越えて「ひまわり」を太平洋上に乗り
出して船を守りました。この船がなくなれば「島が孤立してしまう」との思いからです
菅原さんは自宅を津波で失いながらも、ボランティアで船の運航を続け震災2日後から
約8か月間、船を無償で運行して島民の足を守りました。3月11日のきょうは津波で
行方不明になった年長組の「みどりちゃん」に船上から献花をする中学1年生の友達に
よって「ひまわり」はチャーターされ7年前に津波を乗り超えたところまで行きます。
気仙沼と大島を結ぶ橋が来年3月完成すると「ひまわり」は引退しますが保存して遺構
にしたいという地元の声に、さだまさしさんと鎌田さんも協力を約束しています。他に
鎌田さんが最近訪問した岩手県の陸前高田、福島県の南相馬市や飯舘村の近況を紹介。
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2018年3月 1日
3月4日 第298回放送
2011年、東日本大震災の被災地である岩手県大槌町と宮城県女川町に子ども達への
学習支援と心のケアをする放課後学校「コラボ・スクール」が設立されました。組織の
代表理事の今村久美さんと、スクール卒業生の高木桜子さんを迎え活動を紹介します。
「認定NPO法人カタリバ」が誕生するきっかけは、今村久美さんが大学4年生の時に
就職活動で初めて自分の将来を真剣に考えることになり「もっと早い段階で将来を考え
る機会があれば・・・」と高校生が将来について自分で考えて語り合う場を提供しつつ
その話し相手に大学生があたることで、親や先生でもない友達でもない「斜め関係」が
自分の将来に向き合う高校生には適しているのではとの考えから始まりました。そして
2011年、被災地の宮城県石巻市で女子高校生に出会いました。行方不明の両親を探
す遺体安置所での辛い確認作業をしながらも、子ども達と遊ぶボランティアをしていた
のです。そして「保母さんになりたいけど、親を失ったから進学はわからない。でも今
私がここで出来るお手伝いをしたい」という言葉を受けて、被災地での学習支援の為の
放課後学校「コラボ・スクール」の立ち上げに奔走し、宮城県女川町・岩手県大槌町と
東京を往復する生活を2年間続けました。その「コラボ・スクール大槌臨学舎」の卒業
生が高木桜子さんです。被災時中学1年生だった高木さんは現在大学2年生になり昼間
は大学職員として働きながら夜間の授業を受けています。被災直後の避難所生活や仮設
住宅での生活を続けながら「コラボ・スクール」に通い続けて、人前で話す自信をつけ
教科は英語が得意となり、来年の「ラグビーW杯」で釜石会場の隣の大槌町は宿泊場所
になるので英語の案内ボランティアをしたいと夢を語ります。カタリバ活動は拡散中。
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