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(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2020年1月27日
1月26日 第394回放送
山梨県は運動やスポーツの実施率が全国最下位にもかかわらず「健康寿命」は日本一。
理由は?図書館数が人口比で全国平均の2倍以上で、昭和20年代から司書制度が普及
公立小学校の司書配置率は98%です。その環境で育った県民に本や雑誌を読む習慣が
根付き、本を探して歩いたり、知的な刺激を受けたり、他の健康要素と最も多く繋がる
のが読書で、読まない人は不健康要素と繋がるという調査結果があります。読書は心を
動かし、行動を起こすきっかけを与えてくれます。テーマは「おススメ本特集」です。
三木成夫著『いのちの波』は鎌田さんの推薦。71年「東京医科歯科大学」の医学生と
して三木先生の解剖学や発生学のとても刺激的な授業を受けたという。内臓の感受性が
鈍くては世界は感知できない!腹をくくるとは?腹で感じるとは?等「こころとあたま
の関係」を教えてくれた解剖学者だったと追想する。村上さんは門井慶喜著『定価のな
い本』を紹介。神田神保町の古書店街を舞台起にした小説で長編ミステリーとして面白
く読めるし、壊れゆく「日本文化への警鐘を鳴らす本」として読んだという。終戦後の
生活苦に喘いだ人々は貴重な古典籍を手放し、価値が暴落。主人公に「日本人が日本文
化を嫌いになったんだ」と言わしめた作者。GHQは「日本文化抹消作戦」を展開して
文化を奪おうとするが、それに対抗して古書店主達は日本文化を守るため立ち上がる。
佐賀市に「まちなか図書館鎌田文庫」を開設する鎌田さんは、十代に戻れたらもう一度
読みたい本として『田村隆一詩集』を紹介。織田信長に人生を狂わされた武将たちを描
く天野純希著『信長嫌い』は明智光秀・今川義元・真柄直隆・六角承禎・三好義継等。
葉室麟著『津軽双花』は津軽家に嫁いだ石田三成の娘辰姫と家康の養女満手姫の物語。
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2020年1月20日
1月19日 第393回放送
イラクやシリアの戦禍を逃れた難民が暮らす中東の国々の「難民キャンプ」を訪問して
音楽を通じて交流を続けているロックミュージシャンのSUGIZO(スギゾー)さん
をゲストに迎えて、難民支援に関わるきっかけとなった出来事や現地での活動を紹介。
日本を代表するロックバンド「LUNA SEA」と「X JAPAN」のギタリスト
でヴァイオリニスト、音楽プロデューサーのSUGIZOさんは、音楽活動と平行して
環境保護活動や難民支援活動などに積極的に参加しています。両親が東京都交響楽団の
団員という音楽一家に生まれて、3歳からクラシック音楽の基礎を学び、1989年に
現在のメンバーと「LUNA SEA」結成。バンドと並行しソロ活動も続けている。
音楽一筋に過ごす中で、長女の誕生が切っ掛けとなり世界の紛争や貧困、環境問題など
意識するようになったという。2016年にヨルダンのシリア難民が暮らすキャンプを
訪問し、現「JIM-NET」職員の斉藤亮平さんフォトジャーナリストの佐藤慧さん
と即席のバンド「ババガヌージュ」を結成。難民キャンプで演奏するのは不謹慎では?
との戸惑いも、聴衆の喜ぶ姿を見て不安や戸惑いは払拭したという。2018年のパレ
スチナ訪問に続いて、去年はイラクのクルド人自治区アルビルとヨルダンの「難民キャ
ンプ」を訪問。特にアルビルにある「JIM-NETハウス」で病児やその家族を招き
演奏した際の子ども達が喜ぶ笑顔や楽器に興味を示して触ったりする姿は貴重なひと時
だったと語る。彼の地で演奏した『マウテニー』はアラブ圏全体で人気のある曲であり
『The Voyage Home』は最初のヨルダン訪問で触発され作ったオリジナル
作品。また悪性肉腫で早世した少女ナブラスの実家を訪問し家族の逸話も紹介します。
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2020年1月14日
1月12日 第392回放送
「3010運動」をご存知ですか?宴会やパーティの際に乾杯してから30分間は席を
離れずに食べよう!宴会が終わる10分前には席に戻って残っている料理を食べよう!
と各地の自治体や企業も取り組み始めている運動です。また「食品ロス/フードロス」
という言葉を耳にします。まだ食べられるのに捨ててしまう実にモッタイナイ話です。
一方で食べ物に困っている人もいます。今回はモッタイナイ「フードロス」鼎談です。
まだ食べられる食品を集めて、食料に困っている人々に繋ぐ「フードバンク」の活動を
している「認定NPO法人セカンドハーベスト・ジャパン」の芝田雄司さんがゲスト。
食べ残し、売れ残り、賞味期限が近いなど、様々な理由で「捨てられてしまう食品」は
日本で年間約646万トン(家庭289万トン、企業357万トン)あり、一人当たり
の量に直すと51㎏もの量が廃棄されています。毎日お茶碗一杯分を捨てている計算で
お金に換算すると10兆円のロスになります。そもそも「フードバンク」は1967年
アリゾナ州フェックスで、スーパーから毎日大量に廃棄される食品を見たジョンさんが
店長にかけ合い「炊き出し用」に貰い受け、その量が徐々に増えて貯めておくバンクが
必要となりシステム化。日本は2000年に「セカンドハーベスト・ジャパン」が開始
「賞味期限」を2~3か月残してメーカーや小売店が独自に設定している「販売期限」
で店頭から撤去される食品などが「フードバンク」に集められ、仲人役の芝田さん達は
食品を希望する個人や児童養護施設へ配送。子ども達は食べる喜びと体験が増えます。
「全ての人が経済レベルに関係なく、いつでも必要な時に栄養のある食べ物を得ること
ができる安心な社会=フードセーフティネット」この構築に向けての活動が続きます。
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2020年1月 6日
1月5日 第391回放送
令和2年「子年」がスタート。年男の鎌田實さんと巳年生まれの村上信夫さんはお陰様
で8回目の新年挨拶をお届けすることができました。最澄の言葉「一隅を照らす、これ
則ち国宝なり」に倣い当番組も「一隅を照らす」ように今年も放送を続けて参ります。
シニア街道を邁進する2人が年頭に選んだテーマは「虚弱を予防し、ハツラツ暮そう」
中高年になると、がんや脳卒中、糖尿病、心臓病、認知症など、様々な病気が気になり
ます。これらの予防は健康長寿にとっても重要ですが「人生100年時代」を最後まで
元気に生きるためには、加齢とともにじわじわ進むフレイル(虚弱)を予防する「攻め
の姿勢」が大切です。フレイルとは、加齢とともに心身の活力が低下し生活機能が障害
される虚弱状態のことで、40代から始まり日本にはおよそ250万人いるそうです。
近年フレイルに注目が集まっているのは、何よりも要介護の大きな原因になるからです
フレイルには「全身のフレイル」と「口のフレイル」と「社会的フレイル」の3つあり
これら3つは関連し合って「負のスパイラル」となりフレイルを悪化させていきます。
では、フレイルを防ぐにはどうしたらよいのか?それにはまず意識を転換することです
メタボ予防は大切ですが「肥満=悪」というイメージが強くなりすぎ、65歳過ぎても
痩やせようとする人がいますが「高齢者の痩せ」は筋肉量が少ないことを意味します。
体重よりも、脂肪を筋肉に変える運動と食事を心がけます。筋肉は使わないとたちまち
衰えるのでウオーキングやスクワット、かかと落とし等の運動を習慣化することです。
「口のフレイル」予防には「パタカラ体操」をして「社会的フレイル」を防ぐためには
趣味やボランティアなど生き甲斐を持つことが大切、働くことは生き甲斐になります。
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