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(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2020年2月24日
2月23日 第398回放送
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う措置として、集客が見込まれるイベントの中止や
延期の決定が相次いでいます。不要不急な外出は控えるよう注意喚起もされています。
そこで今回は自宅で親子が楽しめる絵本を紹介する「鎌田&村上のおススメ絵本特集」
『もしものせかい』ヨシタケシンスケ著。いつも一緒のあの子がどこかへ行ってしまう
どうして君なの?どうして今なの?大事なものを突然失った時、その穴を埋めるのは?
『華々しき鼻血』エドワード・ゴーリー著。不条理で、刺激的で、しゃれていて不気味
なのに、なんだかクスっと笑ってしまうゴーリーらしさと、訳者のセンスが光る一冊。
『だいじょうぶだいじょうぶ』いとうひろし著。僕とおじいちゃんは散歩を楽しむ仲間
困ったことや怖いことがあるとおじいちゃんは言う「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と
『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』トーベン・クールマン著。大人も子供も満足
する絵本。知りたがりやの小ネズミは本が大好きで「空を飛ぼう!」と決意。自作の飛
行機で自由の国アメリカに飛んだ彼は大西洋無着陸横断のチャールズ・リンドバーグ。
『ことばのかたち』おーなり由子著。話す言葉が見えたなら、美しい言葉は花の形かな
声によって色が変わるとしたら、静かな声なら青い花?そして、優しい声はさくら色?
『とっときのとっかえっこ』サリー・ウィットマン著。少女と隣家のおじいちゃんの物
語。おじいちゃんは女の子を乳母車に乗せて散歩に付き合う。月日は流れ少女は成長し
おじいちゃんは車いすを利用。今度は女の子が押す番。生活と命のバトンタッチの物語
『うんちっち』ステファニー・ブレイク著。子供はウンチの話が好きというフランスの
ロングセラー絵本。ウサギの子が唯一言える言葉は「うんちっち」で命拾いもする話。
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2020年2月17日
2月16日 第397回放送
日本人の平均寿命は男性が81.3歳、女性は87.3歳。健康寿命も延びています。
長い老後をいかに豊かに過ごすかは重要なテーマです。特に仕事一筋で生きてきた男性
にとっては「定年後の居場所」づくりや「高齢者の地域活動」は大切です。そこで今回
は定年後に地域デビューした経験談や、社会的フレイルに陥らないための心得を紹介。
横浜市旭区の『横浜市今宿地域ケアプラザ』を拠点にコーヒーを淹れるボランティアを
しているコーヒー隊『ペリゴール』の代表・菅野弘道さんが電話で登場し、コーヒー隊
が誕生した経緯や毎月第2水曜日に開く「くつろぎカフェ」の盛況ぶりを報告します。
横浜市が独自のシステムで設けた施設「地域ケアプラザ」は市内およそ140か所あり
乳児から高齢者まで誰もが地域で安心して暮らせる福祉保健活動の拠点。ボランティア
の育成や希望する人を適切な活動にコーディネートもしている「今宿」は出色の施設。
仕事一筋で過ごしてきた男性は地域との関係が薄く、施設利用者も女性に比べ少ない。
そこで男性向けに「いい音楽と本格的コーヒー」を糸口にして男性客を獲得しました。
「高齢社会白書」の「近所付き合いの程度」に関する項目で、独居男性は「挨拶以上の
親しい近所付き合いはない」が半数おり、女性の35%に比べより孤立感が強いです。
高齢者の「社会的フレイル」を防ぐ逸話で紹介したのは、東日本大震災後の南相馬市の
「絆診療所」の医師と管理栄養士の活動。JKAの補助を受けて仮設住宅の狭い台所で
簡単に作れる健康食レシピを考案し住宅を巡回。筋力と社会的フレイルを予防した話。
夫婦世帯でもどちらかがケガや病気になった時に「地域の支え」があれば助かりますし
地域デビューに年齢制限はないが50代から準備した方がいいという先達は多いです。
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2020年2月10日
2月9日 第396回放送
立春を過ぎたとはいえ「水温む」にはちょっと早いですが川(河)の話です。鴨長明は
『方丈記』の冒頭で「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と記して
移り行くものの儚さを示し、志賀直哉は「私は大河の水の一滴に過ぎない」と語った。
古来多くの人が人生を振り返り内省するときに例えるのが川。今回は「川の名曲」です
石川啄木の『一握の砂』に「やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けと如くに」
早春の「北上川」を詠った作品があります。歌人の啄木や詩人の宮沢賢治ゆかりの川で
有名なこの川は、岩手県中央部を北から南に流れ宮城県東部の石巻市で湾に注ぎます。
この川を詠った名曲『北上夜曲』歌唱はダーク・ダックスです。同じ昭和36年ヒット
の仲宗根美樹『川は流れる』は歌声喫茶で評判になりミリオンセラーを記録しましたが
この曲も『北上夜曲』も物語性のある詞が展開し共に松竹と日活で映画化されました。
鎌田さんの地元長野県といえば「千曲川」で、島崎藤村の『千曲川旅情の歌』が有名。
また、去年10月の台風19号で決壊した千曲川堤防のそばに立つ歌碑『桜つづみ』は
5年前に長沼小6年生21人が水害をテーマにした創作劇の主題歌という逸話を紹介し
五木ひろし歌唱『千曲川』を選曲。後半は海外の川にちなんだ名曲。第二次世界大戦中
インドネシアを転戦する日本兵の心をとらえた『ブンガワン・ソロ』は戦後に日本でも
よく知られる東南アジアの流行歌となりましたが美空ひばり盤でお届けします。イルカ
の『いつか見る虹~モルダウから~』は音楽の授業でよく聴くチェコの作曲家スメタナ
の交響詩『わが祖国』の第2曲『モルダウ』に彼女が詞を付けたもので、ボヘミア民族
の祖国愛を詠った原詞とは違うが秀作。最後はクリスティの『イエローリバー』です。
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2020年2月 7日
2月2日 第395回放送
2月9日にハリウッドで開催される映画の祭典「第92回アカデミー賞」には、話題作
の『ジョーカー』や韓国映画『パラサイト~半地下の家族~』、英米合作の戦争ドラマ
『1917~命をかけた伝令~』等が作品賞にノミネートされています。映画ファンの
鎌田さんは大作よりも秀作・佳作好みで、今回は「独自視点で選んだ映画」紹介です。
フランス映画の『私の知らないわたしの素顔』は、50代の美しき大学教授クレールが
Facebook上で24歳のクララに成りすまし、若いカメラマンと恋に落ちる。出来心で
ついた嘘が、どうにも止まらなくなって、自分で自分を裏切っていくという物語です。
『オリ・マキの人生で最も幸せな日』は、フィンランド実在のボクサー、オリ・マキを
描いた作品。彼は世界タイトル戦よりも恋に落ちた女性との愛を優先したことでマッチ
メーカーやマスコミを失望させたが後年自分の気持ちに嘘をつかずによかったと回顧。
フランス映画の『男の女~人生最良の日々』は、クロード・ルルーシュ監督が52年前
と同じメンバーを揃え、副題「人生最良の日々」はヴィクトル・ユーゴーの言葉です。
『山中静夫氏の尊厳死』は、末期がんを宣告された男と彼を見守る医師を主人公にして
人間が死んでいくこと、最後まで生きぬくことの意味を描いたヒューマンドラマ。原作
は芥川賞作家で現役の医師でもある南木佳士(本名・霜田哲夫)の同名小説の映画化。
日中合作『コンプリシティ~優しい共犯~』は、技能実習生として来日した中国人青年
が職場から逃亡。他人になりすまし蕎麦屋で働くが、孤独な店主と青年の優しい共犯。
その他、フランスで百万人動員の大ヒットを記録した『母との約束~250通の手紙』
実話を基にしている『ふたりのJ・T・リロイ/ベストセラー作家の裏の裏』を紹介。
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