文化放送

鎌田實×村上信夫 日曜は頑張らない

鎌田 實
鎌田 實
(かまた みのる)

医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、 東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会 放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」 「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

村上 信夫
村上 信夫
(むらかみ のぶお)

1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com

過去の記事

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2020年4月 6日

4月5日 第404回放送 

コロナウイルスの災禍は、ほぼ全世界に広がっており、終息のめども立っていません。
見えない敵がどこに潜んでいるのか分からないからこそ厄介です。個々に感染を防ぐ手
立てを講じ、リスクを下げることです。今朝から6時20分スタートになった当番組は
「朝の光を浴びるとなぜ健康に良いのか」と「お勧めのウォーキング」を紹介します。

軽度の睡眠障害に悩む日本人はおよそ1000万人とされています。そこでお勧めする
のが、朝の光を浴びること。陽の光を浴びるとセロトニンという幸せホルモンが出て、
一日をポジティブに楽しく生きる切っ掛けになります。セロトニンは夜になるとメラト
ニンに代わり、これが良い睡眠に誘導してくれる物資になります。いわば幸せホルモン
の良い循環が生まれます。又、光を浴びることで体内時計がリセットされるという話。
一日は24時間、一方体内時計は25時間なので、この1時間のずれが体調を崩す要因
とされています。これを克服するためには、朝起きたら陽の光に当たることと、朝食を
食べることが大切で、これよって体内時計がリセットされます。鎌田さんは長年に亘り
睡眠時間4時間半を貫いてきましたが「国立長寿医療研究センター」の65歳以上対象
にした「起床就寝時刻」調査結果を見て、遅い就寝時間や睡眠時間の少ない人は認知症
の発症リスクが2倍近く高いことを知り、記憶力の低下も相まって起床時間は自然体に
切り替えました。短期記憶と長期記憶を司る脳の働きに関与するから睡眠は大事です。
後半はウォーキング健康法。一日8000歩を目指して、骨盤底筋群を刺激するために
外又歩きは辞め、歩幅はプラス10センチ広く歩くと良い。更に歩きながら「引き算」
1000から7や13を引きながら歩くと、脳と足腰に良いという。お試しください。

放送分を聴く
放送日:2020年4月5日

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