【お天気気象転結】令和8年千葉豪雨
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼8月21日配信号 担当
鈴木純子
8月13日から14日にかけて、千葉県を中心に激しい雨となり、千葉市や市原市など22の市や町にレベル5大雨特別警報、6つの市にレベル5土砂災害特別警報が発表されました。
新たな防災気象情報になってから、レベル5特別警報が発表されたのは初めてです。夕方以降発達した雨雲が千葉県にかかり続けて線状降水帯が発生。
1時間に100ミリを超えるような猛烈な雨が次々に観測され、記録的短時間大雨の気象防災速報は25回発表されました。
千葉市では1時間に115ミリの雨、つまり平年の8月1か月分の雨がたった1時間で降り、半日でその3倍の雨が降りました。観測史上もっとも多い雨の量となっています。
この雨の原因は、高気圧の淵をまわる湿った空気が流れ込み、風が収束して千葉県付近で活発な雨雲を形成したため。線状降水帯が発生し、上空の寒気もあって雷も鳴り続けました。
実家が流山市なので、流山には特別警報の発令は無かったものの、心配になって両親に電話しました。幸い自宅に居て無事。弟夫婦は松戸のスーパーから車を出したら道路が川だったそうです。なんとか帰ってこられましたが、怖い思いをしたとのこと。
亡くなられた方、被災された方には心よりお見舞い申し上げます。放置せざるを得なかった車の撤去も進んでおり、ボランティアセンターも立ち上がりました。一日も早い復旧復興を祈ります。
気象予報士として、想定外のことが起きることを痛感しています。その予兆を伝えきれなかったことが悔やまれてなりません。台風15号の茨城上陸が11日午後8時。翌12日も天気はすっきりしませんでした。
台風が通り過ぎても、台風一過とはなりません。まだ不安定です。とはお伝えしましたが、13日にここまでの甚大な被害になるとは想定していませんでした。天気図だけ見ても低気圧や台風はありません。
ただ、湿った空気の流れ込みがかなりある。そういうときは、このような豪雨の可能性があることをお伝えしていかなければと思いました。
気候変動により、これまでとは違った気象現象が起きる可能性があります。今年5月気象庁では防災気象情報を刷新して、より命を守る行動につなげられるようにしています。どうぞ新しい情報に触れ、どの情報を見れば良いのかを確認していざというときに活用できるようになさってください。

△懐かしい写真 伊藤佳子さんと力を合わせて本を作ってきました
さて、本日8月21日金曜日、ハマサイト夏祭りで伊藤佳子記者との共著「いざというときに身を守る気象災害への知恵」「自然災害から身を守る知恵~気象災害と地震に備える」求龍堂を佳子さんと販売します。17:30~18:00過ぎの短い時間ではありますが、文化放送ブースで皆さまをお待ちしています。
ご購入された方にはご迷惑でなければサインをさせていただきます。命を守るために大切な情報が載っています。是非ページをめくってみてください。
ハマサイト夏祭り、ステージではDJ KOOさんが盛り上げてくださいます。
新浜レオンさん、サンプラザ中野くんなど出演者も豪華。ステージ司会は前田恵里花アナウンサーですよ。
気象予報士 鈴木純子
