関東南部「夏日」から、日本海側は大雪・猛吹雪に警戒!

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお届けしている番組です


きのう12月16日は、関東では9月下旬~10月下旬並みの暖かさとなりました。
最高気温が千葉県横芝光町で26.2度、神奈川県小田原市で26度、千葉県市原市や茂原市でも25度を超えるなど、12月として初めての夏日となり、都心でも21.1度と10月下旬並みのポカポカ陽気となりました。

一転、きょう17日から明日18日にかけて、急速に発達する低気圧や冬型の気圧配置の影響で、北日本の日本海側や北陸地方を中心に、大荒れの天気となり、猛吹雪や大雪の恐れがあります。
ちょうど去年のこの時期に、北陸地方で大雪の為、車の立ち往生が長時間続いたことがありました。
新潟県柏崎市の国道8号ではおよそ22キロが通行止めとなり、全面解除までおよそ38時間かかりました。
車の中で耐えたドライバーさんは、本当に大変だったと思います。
国土交通省では冬用タイヤの装着、チェーンの携行・早めの装着、スコップ、砂などの冬用装備を呼びかけています。


さて、きょう放送した「防災アワー
津波研究をリードする存在、国内外の津波の被災状況なども調査している中央大学理工学部 有川太郎教授のインタビューをお送りしました。

有川先生は、2022年1月海底火山の噴火で10mを超える津波が発生したトンガに調査研究に行ったとき、驚かれたことがあるそうです。
それはトンガで噴火で津波が起きたのは数百年も前なのに「噴火が起きれば津波が来る」という口伝が世代をこえて引き継がれていたこと。
現地では噴火で起きる津波を「赤い波」と呼び伝えられていたそうで、引き波で魚が見えたので子どもが獲りに行こうとしたのを父親が止めて逃げ家族の命が助かったとか…。父親自身も見たことがなかったものの、祖父からの口伝で危険だと判断したそうです。
有川先生はデジタルで記録を残すことも大切だが、家族や信頼できる知人からの口伝がコミュニティの強さになるとも話していました。

聞き逃した方は、radikoで「防災アワー」ぜひお聞きください。

気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子


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