トランプ大統領のイラン攻撃延期 “ナイト的不確実性”で日本はどう備える?
5月19日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、「トランプ大統領のイランへの軍事攻撃延期」について意見を交わした。

簡単に裏切る“トランプSNS砲”
トランプ米大統領は18日、19日に予定していたイランへの軍事攻撃を延期すると自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。
トランプ氏は、「あす予定していたイランへの攻撃は実施しない」と投稿。一方で、「受け入れ可能な合意が成立しなかった場合に備え、イランへの全面的かつ大規模な攻撃を即座に開始できるよう準備するよう軍に指示した」とした。
「田中さん、こういう動きがあったんですね」(寺島アナ)
「何回目の延期なのか分からなくなってきますけど、ニュースサイトのアクシオスはトランプ政権の動向を上手く予測していたんですが、それさえも簡単に裏切る“トランプSNS砲”って感じで、どうなるのかよく分かんないですよね」(田中氏)
「はい」(寺島アナ)
「国際政治の専門家たちの発言を見てもバラバラなんです。事実認定が難しくなっていて、私は分野が違うんで傍から見ると、国際政治の専門家たちのそれぞれの価値判断、簡単に言うと“アメリカ寄り”とか“中国寄り”とか。そういったイデオロギーが前面に出ちゃう発言が目立ってきていて、それは事実の動きを誰も上手く捉えられていない。気分や感情、政治的な立場でしか評価することができない。またトランプさんの発言や行動が、そういったものに乗りやすい感じじゃないですか。方針があるのかないのか分からない」(田中氏)
「ええ」(寺島アナ)
「ただ本当にあるのかもしれないですよ。我々が上手く捉えられていないだけで。そこが分からないわけで、国際政治の専門家が分からないなかで、経済の専門家の私が何を言ってもしょうがないのですが、経済学には “ナイト的不確実性”という考えがあって。先行きがどうなるか分からないときに、どういった対応が必要なのか」(田中氏)
「はい」(寺島アナ)
「新型コロナのときも言いましたが、日本政府にできる対策は、補正予算で対策は予備費が中心となりますよね。予備費だと日本ではイデオロギーの問題になっちゃって、“議会の裁量を損ねるものだ”と。予備費は自由に使うことができますからね。“ナイト的不確実性”でこの先どうなるか分からない。じゃあ自由な選択肢で使える予算が必要じゃないですか。それは予備費が一番良いんですが、そこでまた議会を軽視するとか、逆に言うと国民軽視ですよ。官僚目線のどうでもいい議会のルールが出てくるわけです。でも今必要なのは、トランプ政権の読みにくさがあるので、日本の経済対策をやるなら数兆円規模でやるべきですが、現実的には与党が参院で少数ですから…」(田中氏)
「そうですね」(寺島アナ)
「そこら辺も考えないといけないので、1兆円くらいなのかな?ちょっとそれは下策かと思いますけどね」(田中氏)
〈出典〉
トランプ氏、イラン再攻撃延期 イランは新たな提案 | ロイター(https://jp.reuters.com/world/security/PV2AUN3PQJKNBNC4HD6HOF3HTA-2026-05-18/)
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