スーパーコンピューター『富岳』によるシミュレーションが示す感染リスク~ ニュースワイドSAKIDORI!

スーパーコンピューター『富岳』によるシミュレーションが示す感染リスク~ ニュースワイドSAKIDORI!

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新型コロナウイルスの感染リスクについて、2日、理化学研究所の研究チームがスーパーコンピューター「富岳」を使った感染シミュレーション結果を公表した。「ニュースサキドリ・前半」(午後3時38分~)では、今回のシミュレーションの責任者、理化学研究所チームリーダーで神戸大学教授の坪倉誠さんに電話を繋いで、結果の詳細を聞いた。

度々、科学的な検知から新型コロナウイルスの感染シミュレーションを研究している理化学研究所のチーム。今回は、会話をしている時に出る飛沫(1分間に25,000個位ある)を、空気の流れとともに、感染者からある程度の距離、離れた時にどの程度の飛沫が到達するのかを計算したものなのだという。番組では、デルタ株とは違う、オミクロン株の特性から感染リスクに迫った。

 シミュレーションではマスクを着けていても、50センチ以内で15分間会話をした場合に、感染リスクが高まるという理由として、エアロゾルが漏れ出すということなのか?
―不織布のマスクであっても、小さい飛沫、いわゆるエアロゾルは30%程度(マスクから)漏れ出てしまう。これが感染者の顔の周り1メートル範囲をずっと漂うことになり、感染リスクは高まる。

 15分間の対面の会話で、マスクを着けて1メートル以上の距離をとった場合、感染リスクはほぼ0%と言う結果が出ているが、対面で会話をする時は、不織布のマスクを着けて1メートル以上離れれば、感染するリスクを限りなく低くできるということなのか?
―我々のシミュレーションではそういう結果が出ている。但し、現実の感染現場を考えると、感染者の風上に風があると、多少流れてくるので、1メートル以上であれば100%安全であるとは言えない。ただ、かなり感染リスクは低くなることは事実。

 マスクを着けて1メートル以上の距離をとっていたとしても、会話をする時間が長くなれば、感染リスクは高まるのか?
―シミュレーションでは1メートル以上(距離をとった場合は)、到達する飛沫は限りなく0だったので、時間が経ってもリスクは高まらない。例えば(逆に)1メートルから少しでも中に入り、飛沫の到達する領域に入ると、感染リスクは高まる。状況にもよるが、50センチ位近づくと、感染リスクは10%程度。それが15分が30分、45分、1時間となると感染リスクは50%を超えてくる。

「時間のファクターは非常に重要」とした、坪倉教授。更に対面ではなく、並んで会話した場合についても聞いてみた。

(電車の中など)隣に並んで会話をする場合、対面と感染リスクは変わるのか?
―隣同士で話していてもリスクは出てくる。マスクからの飛沫は、頬や鼻の隙間から出るもの。(その場合)顔の横に(エアロゾルは)滞留する事が多いので、会話をしていると横の人にもリスクは出てくる。

キャスターの斉藤は、出演者が不織布マスクをし、高さ70センチのアクリル板に囲まれた中で放送している、『サキドリ』のスタジオの状況を説明。更に20~30分おきにスタジオの2重扉を開けて換気をしていることを付け加えると、「そういった、“プラスアルファ”の対策を考えることが大切」(坪倉教授)なのだという。

感染の急拡大に歯止めがかからず、政府は13日までとされている『まん延防止等重点措置』を延長も考えているという報道もある。お互い会話をする時は“マスク・時間・距離”を念頭におき、今一度、「感染しない、感染させない対策」を考えてみる必要がありそうだ。

『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI』は平日午後3時30分~5時50分、文化放送(AM1134KHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。
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