ストライキはスポーツ界でもアイドル界でも起こり得る!?

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7月6日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーのテーマは「ストライキ」。靴販売店のABCマートで今年、ひとりのパート女性がストライキを始めたことが話題を集め、6%の賃上げを実現した。さらに今月、そごう西武では海外投資ファンドへの売却をめぐって大手百貨店としては異例のストライキが検討されるなど、関連するニュースが増えている。

西川あやの「ABCマートでパート従業員、およそ5000人の時給をおよそ6%引き上げることで春闘の交渉が妥結されました。4月のニュースで、たいへん話題になりましたね」

入山章栄「もともとひとりの方がストライキしたんですか?」

西川「会社に労働組合がなかったんですって。声を上げたのが47歳のパート女性のAさん。Aさんが労働組合で賃上げ交渉を始めた発端は、加算時給の引き下げだったそうなんです。最初、査定方法が変更になって、今年の1月から賃金が時給20円下がってしまった。Aさん以外にも下がったパート従業員が多いため、総合サポートユニオンに相談したんです。だから声を上げたのがAさんで、結果的に何人かで動いたということだと思います」

入山「パートだから正社員じゃないけど、こうして動けば経営陣は対応するべき、ということですね」

西川「労働組合がない会社はユニオンで声を上げるそうです。賃下げの撤回と、プラス10%の賃上げを求めて団体交渉を申し入れることになったと。時給が上がるって、すごいことですよ」

入山「すごいことです。でも世界的には増えていますよ。アメリカではここ数年、ストライキの数が合計で増えていまして、その最大の背景は物価の上昇だと思います。だって賃金がやがて上がると思っているから、政府だっていまのインフレをある程度、見逃しているわけで。賃金上がらなかったら苦しくなるだけ。『賃金を上げてくれないと働きませんよ』という動きは、アメリカのほうが強いんですよ」

西川「そうなんですね!」

入山「日本はそこまででもなかったけど、このABCマートの方が出てきた、という」

中田花奈「ストライキってそもそも、印象があまりなくて。それこそ『行くのやーめた』みたいなことですか?」

入山「極論を言うと、そう。乃木坂にストライキがあったかどうか知らないけど(笑)、たとえば『私たち、あまりにも働かせすぎじゃない?』『倒れちゃうよ?』というとき会社に対して『我々、もう行きません!』『コンサート出ません!』みたいな」

中田「うわあ……。それこそお客さんが何万人と集まっているのに『もう東京ドームなんて!』ってやっちゃうようなものですね?」

入山「東京ドームでやる必要はないけど(笑)」

西川「なんでコンサートの日にするんですか(笑)」

中田「そう考えたらできない。いろいろ迷惑をかけてしまう、と思うし」

入山「ショービジネスの世界でいうと、日本でもプロ野球で昔、ストライキがありました」

中田「選手が(したん)ですか?」

入山「そう。近鉄(大阪近鉄バファローズ)の球団経営が厳しくなって、12球団から10球団にする、っていう流れが出たんですよ。それに選手会が反対して、当時の選手会長、古田敦也さんが、ストをすると。それで少し、しましたよ。……あ、(代わりに)ファンイベントをしたんだ。アメリカのメジャーリーグでもストライキはありましたよ」

中田「(エンターテインメントに)出る側のストライキもあるんですね!」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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