文化放送

水谷加奈のエンタの女王

映画、芝居、コンサート、歌舞伎、ミュージカルから、落語に文楽、能や狂言、そして、美術館、写真展、遊園地!?に至るまで。とにかくこの世は楽しいことがいっぱい!なのだ。エンタの女王、水谷発信の情報で、あなたも毎日エンジョイ!

Apr19

シティボーイズ健在

CABIN CABIN
西瓜割の棒、
あなたたちの春に、
桜の下ではじめる準備を

これが、今年のシティボーイズライブのタイトル。
毎回、何だその不思議なタイトルは?って思うんだが、
なーんか意味深でシュール。

60過ぎたオヤジたちがバカやってる姿ってカッコいい。
こういう大人になりたいっていつも思う。
もちろん今回も。
完成度の高いおバカを見せつけてくださった。
やはり、カッコいい。。。
どういう内容?って聞かれても答えられない。
いくつものオムニバスから構成されていて、
それらがどこかでリンクしていることに気がつく。
そして見終わった後、奥に隠されたメッセージを
深読みしようと思うんだけど、はっきり答えが出ない。
でもって一晩寝たら、何もかも忘れちゃうの。
残った感情は、えもいわれぬ切なさ。
『西瓜割の棒、
 あなたたちの春に、
 桜の下ではじめる準備を』
改めて、なぜか胸がきゅんとするタイトルだということに
気づかされたりして。。。
なんだろ。この感じ。
この後味を味わいたくて、毎回お客さんはライブに来る。
今回もチケット入手困難なライブになった。
大竹さん、来年もまた我々にこの後味を味あわせてください。

東京公演は先週終了。
このあとは、大阪、名古屋、北九州。

Apr08

改めまして...

改めましてヨロシクお願いします。
ワタクシ、自称"エンタの女王"です。
このコラムが始まった当初は、必ず毎週更新していたのに、
この何ヶ月か、かなりサボってしまいました。
というのも、デスク業務を始めてから、
なかなか試写会などに行けなくなってしまった。というのと、
物心ついてきた息子のことを思うと、なかなか夜の外出で
観劇に行けなかったり...。
というのが言い訳です。てへっ。

この春から朝のワイドを担当することになり、
生活もだいぶ変わったので、心機一転。
また女王になりたいと思う今日この頃。

このコーナーでお伝えしようと思っていたのに、
バタバタしていたら更新し忘れてしまったというネタを二つ。

CABINまず、ホラー映画の『CABIN』。
(3月に公開になってしまっていました)
この映画、ただのホラーではありません。
ホラーアトラクションというか、ホラーのおもちゃ箱というか、
とにかくホラーファンにとっては、思わず笑ってしまうような
シーンが満載なのです。
5人の若者が人里はなれた山小屋でバカンス。
そこで起こる恐怖の出来事とは!
湖。森。山小屋。学生。殺人。
ここまではよくあるパターン。
ここからラストに向けてがビックリの展開。
『CUBE』あり、『ハムナプトラ』あり、『アナコンダ』あり。
ホラーあり、スプラッターあり、
パニックあり、スプラッターあり。
そして、ええええ!この女優が出てくるの?
というサプライズあり。
DVDが出たら、是非見てください。

ホロヴイッツとの対話もうひとつはパルコ劇場の舞台です。
『ホロヴイッツとの対話』。
これも3月初めで公演終了。
ピアニストの巨匠と調律師、その妻たちとの
一夜の会話を描いた作品です。
作、演出は三谷幸喜。
役者陣は、渡辺謙、段田安則、和久井映見、高泉淳子。
うまいなあ。。。
面白いなあ。。。
特にすばらしいのが高泉淳子。
昔から大好きな舞台女優さんですが、
今回はかなり癖のあるおばあちゃんを演じています。
意地悪なんだが憎めないキャラ。
高泉淳子さんは、日本一ランドセルが似合う女優、
と言われていました。小柄でハスキーでチャーミーなのです。
おばあちゃん役もサイコー。
とにかく、
やはり三谷作品は今後も外せないですな。と思った次第。

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