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水谷加奈のエンタの女王

映画、芝居、コンサート、歌舞伎、ミュージカルから、落語に文楽、能や狂言、そして、美術館、写真展、遊園地!?に至るまで。とにかくこの世は楽しいことがいっぱい!なのだ。エンタの女王、水谷発信の情報で、あなたも毎日エンジョイ!

May31

映画館に行こう!

先日、新宿バルトに仮面ライダー系の映画を観にいったら、
満席だった。ビックリ。
子供映画だからと思ってタカをくくっていたのだが...。
30分前に行って、あと一席しか残っていないと言われ、
取り急ぎ子供にポップコーンとジュースを持たせ、
1人だけ放り込んだ次第。侮れない...。
最近はめっきり映画館に行くことが少なくなり
もっぱらDVDだが、映画館が混んでいると嬉しいね。
てことで今回は3本ご紹介。

ANTIVIRAL アンチヴァイラルまずは『ANTIVIRAL アンチヴァイラル』。
『ザ・フライ』『裸のランチ』などで有名な、、
デイビッドクローネンバーグ監督の長男、
ブランドン・クローネンバーグの長編映画デビュー作になる。
親が鬼才なら子供も鬼才。
ストーリーも映像も斬新で謎が多い映画だ。
セレブとの究極のつながりを求めて、
様々な病気に感染したセレブのウイルスが売買されるという
近未来のお話。
異様な幻覚症状、ショッキングな精神状態が
無機質なアートを思わせる映像と渾然となって、
不思議な感覚に陥っていく。
生化学や医学に対する辛口メッセージとも受け取れる。
主人公の青年・シドの病的な表情と
スーパーセレブ・ハンナの完璧なまでの美しさも見所。

イノセントガーデンつづいて『イノセントガーデン』。
こちらもなんとも言えずミステリアスな作品。
1人の少女が18歳になったその日、謎の鍵が届き、
最愛の父が急死、行方不明だったおじが突然現れる。
その日から始まる不可解な出来事。
美しい母との確執、次々と姿を消していく周囲の人々。
見ているほうも一体何が起こっているのか理解できないまま、
戦慄の、しかし鮮やかなクライマックスに向かっていく。
精神的に不安定な少女をミア・ワシコウスカが見事に演じている。
母親役のニコール・キッドマンもすばらしい。
女であることを捨てきれず、抑えられない性的欲求を
美しく表現。
ニコール・キッドマンきれいだなあ...。(ワタシおないどし)

とまあ、2本とも見終わったあとに、
悪夢を見たような言いようのない後味が残る作品だ。
いやいや、何も考えずに楽しく映画を見たいという人には、
体脂肪計タニタの社員食堂『体脂肪計タニタの社員食堂』がおススメ。
ルイコアナ、バッチリ出ている。
野村アナ、はっきり出ている。
ワタシ、さりげなく出ている。
寺ちゃん、どこに出ているか...。見つけてください...。

『ANTIVIRAL アンチヴァイラル』 公開中
『イノセントガーデン』5月31日より公開  
『体脂肪計タニタの社員食堂』   公開中

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