町内での居住が可能となって4年。双葉町の復興の現状は
7月24日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後3時台「アップデート・コラム」のコーナーでは、「黒塗りが解けた密室協議の議事録 双葉町長の”背信”と復興の真実」というテーマで、調査報道記者の日野行介氏に話を伺った。
福島第1原発事故で全町避難が続いていた福島県双葉町は、2020年3月にJR双葉駅周辺と海岸の産業団地、2022年8月に町内の9.3%となる特定復興再生拠点区域の避難指示が解除された。町内の帰還・居住が可能となって4年となる。
日野行介「先月、取材のために双葉町に行ってきたんですよね。役場をはじめとして次々と新しい施設がもうできているんですけど、事故で避難した町民っていうのはほとんど戻ってない。これはもう何回もこの番組で言っているのですが。いま町内に住んでいる人口が200人ちょっとぐらい」
長野「そうですかぁ……」
日野「果たしてこれは想定外の事態なのか、それとも帰らない町民のせいなのか、っていうことをちょっと考えてみたいと思っているんです。考える材料として、今年の春に私が情報公開請求をしていた、10年前に伊澤史朗さんっていう今の町長と復興庁の当時の幹部がマスコミに見せないで非公開で協議していた密室協議っていうのがあったんですけど、それの議事録が私の手元に黒塗りが解けて開示されるという面白いことが起きまして」
長野「なんと!」
日野「その前に双葉町はどういう状況かといいますと、2020年3月には常磐線が全線運転再開したんですけど、全部は行くわけじゃないですけど仙台行きの特急ひたちに乗ると3時間ちょっとで乗り換えなしで行けるんですよ、双葉駅に。(双葉駅は)新しい駅舎なんですよ。駅員いないんですよ」
長野「あっ!そうですか……」
日野「全部自動。駅を出ると目の前に大手スーパーがあるんですけど、入ってみたら客は私一人」
長野「あぁー、そうなんですね……」
日野「その隣に新しい双葉町役場があって、えらい小っちゃいんですよ。保育園とか幼稚園ぐらいの大きさだなと思って。2階建てなんですけど。もうちょっと右側のところに旧役場があって、そこにも私は(原発の)事故が起きた後に何回か入っているんですよね。そこは4階建てで。(新しい役場は旧役場に比べて)ふた回りぐらい小さくなったんですよね。なんでコンパクトになったんだろう?って」
長野「ほんとですね。いろいろ考えちゃいますね」
日野「海岸に近い中野地区っていうところがあるんですけど、そこに私は行ってみたんですね。産業団地の他に伝承館っていうところとか東電の福島復興本社とかがあるんですけど、この日は伝承館が定休日だったっていうのもあるんですけど、ほとんど人が歩いていない。まぁ少子高齢化・産業空洞化は全国共通の課題ですけど、それにしてもこれはあまりに人影がないなっていう感じの町でしたね」
長野「そうですかぁ」
「長野智子アップデート」は毎週月曜午後3時~5時、火曜~金曜午後3時~5時35分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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