【お天気気象転結】明日から連休…まだ浸水が続いている地域も
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼10月9日配信号 担当
伊藤佳子
明日からの三連休、全国的に広く行楽日和となりそうですが、台風29号による波の影響など最新の情報を確認してください。
青空が戻っても、千葉県酒々井町の「開運団地」では、いまだ10軒以上で浸水が続いています。

自宅が床上浸水し、公民館の避難所に身を寄せているという女性は
「日常がホントに一瞬でなくなるんですね。びっくりしました。床上まで水が入っても1日~2日で引くと思っていた。涙も出ない…」と話してました。
すぐ戻るつもりで、タオル2~3枚、最低限の衣類、お財布(貴重品)をもって、ボートで避難されたそうです。

台風25号の影響で9月21日の夜から浸水が続き、20日近く経ちます。
家の片づけをしようにも水が引かないことには近づけない、動けないということです。
酒々井町によると「徐々に水が引いてきている状況」で、国からも水中ポンプ車が入り、ポンプ車およそ5台で排水作業に当たっているそうですが、水が引くメドは立っていないそうです。避難所には10世帯、20名ほどが避難されているそうです。
水が引かない理由は、「盛り土」の崩落。開運団地の近くを流れる排水路の馬橋川が崩れた土砂でせき止められて、水が流れなくなっているのです。
土砂を取り除こうにも地盤が緩んでいて重機も近づけない状況だそうです。

一方、おととい水曜に「内水氾濫」の対策などを話し合う検討会の現地取材に同行取材しました。千葉市中央区のアンダーパス「末広地下道」…8月13日の千葉豪雨では4メートル浸水し、車が水没し60代の女性一人が亡くなりました。


検討会の矢守座長は「ハード設備は可能な限り続けていかないといけない。一方、それを上回る降雨で被害が出ている。逃げる、早く知らせるなどのソフト対策も重要」と話していました。
大雨災害による被害を防ぐ対応策として、ラジオも情報発信を進めていきたいものです。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子