岐阜県警のボーカルユニット「断絶」が特殊詐欺から人々を守る

岐阜県警のボーカルユニット「断絶」が特殊詐欺から人々を守る

Share

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、10月8日の放送に元・日刊スポーツ編集局長でジャーナリストの久保勇人が出演。岐阜県警が特殊詐欺対策として結成したというボーカルユニット「断絶」について解説した。

長野智子「(楽曲『さよなら、ロマンス』を聴いて)純烈ならぬ、『断絶』」

久保勇人「断絶というボーカルユニットです。1年前に岐阜県警がデビューさせた、署員によるユニットなんです。歌の力でも防いでいけたら、ということで4人組を結成して。スタートの時点でオリジナルの2曲を用意していたんです。今(番組でオンエアした)のが、被害がすごく増えているSNS型ロマンス詐欺の手口を盛り込んだ『さよなら、ロマンス』。もう1曲は、やはり被害が増えているニセ警察詐欺をテーマにした『それは、嘘…』という、昭和歌謡ふうのものです」

鈴木敏夫(文化放送解説委員)「中条きよしさんみたいですね」

久保「オリジナル楽曲をつくって、ユニットをプロデュースしているのが、岐阜県警の音楽隊の楽長である大森(恒司)さんという方です。大森さんは、立ち上げるにあたって自分で2曲を作詞作曲して。メンバー4人は本名を明かしていないんです。リーダーが断絶ブラック。さらに断絶レッド、断絶ブルー、断絶ゴールドといって。戦隊ふうなんです。大森さんが、音楽隊員のメンバーに『こういう試みをしてみないか』とお願いをして」

長野「みんな目元が見えないようにマスクをつけています」

久保「4人とも歌もダンスも未経験で、まったくの素人の状態から練習を重ねて。振付も自分たちで考えました。やっと市民、皆さんの前でお披露目できるところまで持ってきたと。衣装は昔、音楽隊が演奏会で使っていたもので。犯人の正体がわからないまま進む特殊詐欺にちなんで、匿名性を強調するうえでマスクをつけた、とのことです。県警は断絶というユニットを、自分たちのイベントのほかに、スーパーの店頭や自治体の中高年の集まり、お祭り、ホームセンターの防災グッズのセールに出している」

長野「人気があるんですか?」

久保「評判が評判を呼んで、いまでは『うちに来てください』というリクエストが、県内からどんどん来ているらしいんです。県警がX(旧Twitter)に公演の様子を上げている。その動画を見ると、集まった方々が手製のうちわみたいなものを持って、曲に合わせて振ったり、最後にメンバーと記念撮影をしたり。アイドルみたいなノリなんですね」

長野「やはりメッセージが広がりやすい」

久保「大森さんに聞くと、岐阜県警のほうに高齢者の方が『自分も詐欺の被害に遭いそうになった。でもふとこの曲のことを思い出して、免れました』という声も届いているそうです。始めたのは無駄じゃなかった、効果を実感している、とおっしゃっていました」

長野「あまりメディアを見ない方、スマホで情報を探さない方に、どういう注意喚起を行うか、と。皆さんがもどかしい思いをしている中で、この手があったか、という感じです」

久保「歌詞を見ても、犯罪について『こうしてはダメ』というのではなく、物語性を持った歌詞にしている。私も取材のために何回も聴いて。歌詞もメロディーも耳にしみこむような、良いものです。そういう工夫が見られているから、これだけ受け入れられているし、良い影響が出ているのではないでしょうか。9月に4曲目を出したんです」

長野「ほう」

久保「県警内部で、詐欺被害だけでなく、ほかの犯罪対策もしてくれ、と。そういうリクエストが大森さんにあって。4曲目は飲酒運転撲滅をテーマに作詞作曲された『ビーチ・メモリー』です。そうしてほかの犯罪対策にも応用が利き始めているんですね」

放送では他地域における警察の活動、特殊詐欺の現状などについても久保が解説した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「長野智子アップデート」は毎週月曜午後3時~5時、火曜~金曜午後3時~5時35分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

で開く

※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

Share

関連記事

この記事の番組情報


長野智子アップデート

長野智子アップデート

月 15:00~17:00 火~金 15:00~17:35 パーソナリティ長野智子を中心に、政治・経済・カルチャーなど様々なジャンルのスペシャルストともにお送…