明治大学 第100回箱根駅伝でのリスタート

明治大学 第100回箱根駅伝でのリスタート

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予選会2位通過の古豪・明治大学が虎視眈々とシード権獲得を狙っている。

12月17日、快晴の八幡山グラウンドで山本豪監督は「学生が決めた目標は8位以内だが、往路終了時にシード圏ギリギリのところにいるのではなく、極力、上の方にいたい」と願いながら思案を巡らせていた。「上位6校の顔ぶれは堅い」と現実を捉えながら「7位~13位は混戦になるはず」と構想を披露する指揮官へ具体的なライバルを尋ねると「相手は”ウチの方が上だよ”と思うかもしれないけど」とはにかみながら「順天堂・早稲田・法政・東洋・大東文化・帝京の中で明治が競り合うイメージ」を抱いていることを教えてくれた。

シード権奪還構想を語る明治・山本豪監督(前列左)

シード権獲得へ向けて山本監督が「復路の重要区間で起用する」と信頼を寄せるのが尾﨑健斗主将の存在だ。「心肺機能がとても高い分、練習でも試合でもどんどん行けてしまう分、その反動から故障につながってしまいがち。彼も私も”やり過ぎ注意”を心がけ、日々の状態を見極めていけば結果は出る」と断言した。

調整に励む明治大学の箱根駅伝メンバー16名©和田悟志

就任後、最も力をつけた選手を訊くと「2年の古井康介。夏の一次合宿ではBチームだったが目立たないながらも確実に練習を積めていた。二次合宿からAチームに昇格させても安定していたので予選会メンバーに入った。まだ5千・1万のタイムは全然ないが、いつ自己ベストを大幅に上回っても不思議ではない」と山本豪監督は嬉しそうに語りながら「シードを取れば違う強化策を打ち出せる」とキッパリ言いきっていた。その青写真は、ぜひ出雲路と伊勢路でも披露してほしい。古豪から強豪へ脱皮するべく、大学駅伝ルーツ校がまずは最難関の箱根路に挑む。

(文化放送アナウンサー・斉藤一美)

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