下見はVRで 受験シーズン前にコロナ対策本格化 ~1月11日「おはよう寺ちゃん」

下見はVRで 受験シーズン前にコロナ対策本格化 ~1月11日「おはよう寺ちゃん」

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今年も大学入試の本番が間近に迫っている。各大学はコロナ禍での3回目の受験シーズンを迎えることになった。1月11日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)にて寺島尚正アナウンサーと火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏は、各大学が取り組んでいる感染防止対策について語り合った。

各大学は感染防止対策のノウハウを蓄積

大学の一般入試は1月15・16日の大学入学共通テストで始まり、2月ごろから私立大学の個別学力試験、国公立大学の二次試験などが開催される。文部科学省は、大学入試センターや個別試験を実施する各大学にガイドラインを示し、対策の徹底を求めている。

共通テストでは、発熱などの症状や感染が判明した受験生は、本試験の2週間後の追試験に回る。オミクロン株を含め濃厚接触者になった場合は、受験日に症状がなく自治体などのPCR検査で陰性の条件を満たせば、別室での受験が認められる。

「受ける側もそうですが、監督する側も大変ですよね」と寺島アナは双方の負担に言及した。現役の大学教授でもある田中氏はそれに相槌を打ちながら「各大学は万全の体制でやっていますので、受験生の皆さんと保護者の皆さんもね、ぜひ安心して受けに来ていただきたいと思います」と「現場の声」を伝えた。

寺島アナは電気通信大学の対策例を紹介する。

「教室の入室者を定員の半分にして、試験後は出入口に近い受験生から退出させます。会場の下見を認めないかわりに、ホームページで公開しているバーチャルリアリティ(VR:仮想現実)で校内を確認するよう促しています。入試課の担当者は『安心して受けられる環境を整えたい』と話しています」(寺島アナ)

「オンラインで大学構内を紹介したりキャンパスツアーをやっているところも多いですから。うちの大学もたしかやっていましたね」(田中氏)

また、大学の個別試験も感染者や濃厚接触者は追試や別室試験となる見通しがでている。文部科学省の2021年12月時点の調査では、この春の入試でコロナ対策として追試を実施したり別の日程に振り替えたりする国公私立大学は1047校、全体の99%にものぼった。

 

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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