鳥海連志選手が東京パラリンピックで手にした「4点差の銀メダル」の重さ

鳥海連志選手が東京パラリンピックで手にした「4点差の銀メダル」の重さ

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7月21日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに車いすバスケットボール選手、鳥海連志(ちょうかい れんし)さんが登場した。

鳥海選手は昨年の東京パラリンピックで、車いすバスケットボール男子の日本代表として銀メダルを獲得している。スタジオにも持ってきてくれた。

鳥海連志「いろんな方に触っていただきたくて。消毒をいっぱいしていたら……(跡がついて)。このご時世ならではのメダルだな、と思います」

大竹まこと「(メダルを持たせてもらい)こんなに重たいの……」

はるな愛「うわ、重たっ……。携帯の部品を集めたというメダルですね」

その銀メダルは決勝で、アメリカ代表に4点差と肉薄して獲得したものだった。

大竹「あのアメリカと戦って4点差……? とんでもない銀メダルじゃない?」

鳥海「悔しい反面、接戦に持ち込めて『ここまでやれたんだ』という嬉しさのほうが大きかったですね」

ひとつ前、2016年のリオデジャネイロ大会にも出場していた。

鳥海「リオのときは17歳ですね。代表になったのは高1のときです」

大竹「すごいね。周りはけっこう大人でしょう?」

鳥海「僕の父より年齢が上の方もいらっしゃって。そんな大先輩たちとやっていました」

はるな「(試合で)激しくぶつかり合うじゃないですか。気は遣わずに?」

鳥海「遣わなかったです。すごくかわいがっていただいて、甘やかされたなと、いまでは思います(笑)。向こうからしゃべってもらったり、フレンドリーにしてもらったりしていました」

大竹「あの車いすってどれぐらいもつの?」

鳥海「普通の人が競技する場合は3年ぐらい。僕の場合は半年に1台ぐらい。ギシギシいったり、進みが悪くなったりします」

リオでは9位で、鳥海選手は「世界との壁を感じた」と振り返る。一度「バスケから遠ざかろう」とも思ったという。しかしリオの翌年にU(アンダー)23の世界選手権があり、母親や当時の担任教師からも薦められ、続けようと思えたそうだ。

大竹「先輩からもとてもいい連絡がきたと聞いています」

鳥海「はい。僕と同じWOWOWに所属している豊島英(とよしま あきら)さんという、東京でキャプテンをされていた選手から。リオに出た当時から、とてもよくしていただいて。(リオのあと)2、3ヶ月、僕が長崎の家で(代表関連の)誰とも連絡をとらない時期があったんですね。
そんなときに電話があって。『悩めることがあるなら相談してほしいし、言うことで周りの人は何がいいのか探してくれるよ』言ってもらえて。そこから、相談することが僕にとってもそうだし、周りの人も僕に矢印を向けてくれる、いい循環をつくる、ということに気づけました」

大竹「それまであまり人の言うこと聞かなかった?」

鳥海「いまでも聞かないかもしれません(笑)」

大竹「その勝気なところや強気なところ、勝負の世界では大事だからね(笑)」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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