村上信五くんと経済クン「開発者の宮坂教授に聞く!ノーベル賞候補の“ペロブスカイト太陽電池”とは?」

村上信五くんと経済クン「開発者の宮坂教授に聞く!ノーベル賞候補の“ペロブスカイト太陽電池”とは?」

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毎週土曜朝9時~放送している「村上信五くんと経済クン」。
7月15日の講義は、将来電気代が半額になるかもしれない次世代の太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」をお勉強。
ノーベル賞候補ともいわれているペロブスカイト太陽電池。
開発者の桐蔭横浜大学・特任教授 宮坂力(みやさか・つとむ)教授をお迎えしてお話を伺いました。

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【開発者の宮坂力教授に聞く!そもそもペロブスカイトとは?】
ロシアのペロブスキーさんという学者が黒光りする鉱物をロシアのウラル山脈で見つけてつけた名前。結晶の形のことを指す。
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【ここがすごい!ペロブスカイト太陽電池】
⓵ペロブスカイト太陽電池は従来の太陽光発電に比べ曇りでも発電できる!
→曇りでも、屋内でも発電可能。月の光やX線でも反応するくらい、光があればどこでも発電できる。電流と電圧をかけ合わせたたものが電力だが、これまでのシリコンは曇ると電圧があまり出ない。ペロブスカイトの場合電流と電圧どちらも出るため、弱いながらもしっかり反応する。

⓶ペロブスカイト太陽電池は、誰でも作れるほど簡単!
→ヨウ素や鉛などを有機溶媒で溶かしたペロブスカイト太陽電池の溶液をガラス基盤に塗り、揮発させると乾いた状態のものがペロブスカイトの結晶を作る。それをさらにホットプレートの上にのせて100度くらいで乾かすと膜が出来上がる。

⓷ペロブスカイト太陽電池で電気代は半分になるかも!?
→材料が国産で手に入るヨウ素や鉛で、値段も安い。材料費が1平方メートルあたりおよそ200円。ヨウ素は日本が世界第2位の生産量を誇っている。また、曇りの日でも発電できるため、安定供給できるというのも大きい。ぜひ日本で普及させていってほしい。
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【どのように使う?】
名刺サイズの1枚でディスプレイをつけたりできる。光があったところで発生した電力を暗いところで蓄電できる。もう少し大きいものであれば携帯電話を充電したりもできる。まさに電力のリサイクル。10年から15年もつと予想される。
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【商品化の予定は?】
中国やヨーロッパ、また日本でも大手企業が動いている。早ければ2025年には運用が始まるのではないか。
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【作るうえで苦労したことは?】
液体のままだと溶けてしまうので、液体から個体にするのが難しかった。宮坂教授自身、ここまでペロブスカイト太陽電池が化けるとは思っていなかった。
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【10年後どうなってほしい?】
各家庭に1台置くようになってほしい。また、持ち歩いてキャンプや非常時にも必需品になっていてほしい。
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実際にペロブスカイト太陽電池をスタジオに持ってきて頂き、村上さんに触って頂きました。べろんべろんでクリアファイルより柔らかかったとのこと!あまり強くはないスタジオの照明でも、50センチほど近づけるとプロペラが回って村上さんも大興奮でした!原料のヨウ素は日本で生産できますし、ぜひ日本がリードしていってほしいです!ノーベル賞にも期待です!
坂口愛美

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