• 2018.11.19

    11月19日(月) The News Masters TOKYO 第424回

    【7時台】
    今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。

    ●7時は「北方領土の主権の行方」について。安倍総理大臣は、ロシアのプーチン大統領と、日ソ共同宣言をベースにした、日ロ平和条約の交渉を加速させています。日ソ共同宣言では歯舞諸島と色丹島の2島について、平和条約締結後に日本に引き渡すと規定していますが、プーチン大統領は2島の引き渡しには『主権』は含まないとの見方を示しています。

    清水さん曰く「プーチン大統領は2島は返還する気は大いにある。問題は日本がいくら+αをつけることができるか」とのこと。北方領土はロシアに軍事面や経済面で恩恵を与えます。それが返還によって無くなってしまえば、プーチン大統領も国内から突き上げをくらってしまいます。

    例えば、軍事面で米軍が基地を作らないなどの確約やシーレーンを自由に使えるようにしたいなど、ロシアのメリットが提示できれば可能性はゼロではありません。

    安倍総理大臣としてはプーチン大統領の間で密約が結ばれている可能性もありますが、与党としては、少なくとも来年の参院選を前に成果を上げたいところです。

    ●7時30分は「休眠口座」についてフォーカス。10年以上に渡って取引をしていない、口座に眠っている預金を休眠預金と言います。休眠預金は、毎年およそ1200億円発生しており、払戻額を差し引いても700億円程度が残っています。今年から「休眠預金等活用法」が施行され、来年の1月1日からは、実際に休眠預金を社会課題の解決や、民間公益活動のために活用する制度が始まります。

    普通預金・定期預金・当座預金・別段預金・貯蓄預金・定期積金・相互掛金・金銭信託(元本補填のもの)・金融債(保護預かりのもの)で最後に口座で取引などの異動してから9年以上〜10年6ヶ月の間に、各金融機関からWebサイトで公告されます。休眠口座として移管された後も、引き続き取引のあった金融機関で引き出せるので、そこは安心です。

    眠っている700億円については、人口減少・高齢化の進展などの経済社会情勢の急速な変化により、直面している様々な諸課題について、解決に資するため、民間公益活動を促進するために活用されるとのことです。

    ●テイクアップスポーツでは先週末富士通スタジアム川崎で行われた「第8回日本アンプティサッカー選手権大会2018」をタケさんが取材。その時の模様をお送りしました。

    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは水ジャーナリストの橋本淳司さん。

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    ●8時は、「水道法改正案」のニュースにフォーカス。7月に衆議院を通過した水道法改正案が、参議院で審議されています。改正案は、市町村が運営する水道事業の統合による広域化や、民間企業の参入を促すことで、経営を効率化するといった内容です。与党は12月10日に会期を迎える今国会での成立を目指しています。

    臨時国会でも外国人労働者の受け入れ問題などに埋もれがちです。浜松市や宮城県など、水道民営化に積極的な自治体でさえ、町の人の関心は低めです

    橋本さんは「水道事業の赤字克服は必須ですが、民営化は早急すぎる。民営化の負の部分への予防対策の検討不足だ」とお話いただきました。

    ●8時30分は「本家イギリスで、公共事業の民営化は見直しへ」のニュース。近年、世界では行き過ぎた民営化を反省した国や自治体が、水道事業を公営に戻す動きが広がっています。イギリスやフランスでは、公共サービスに民間の資金を活用するPFI(民間金融イニシアチブ)の見直しが始まっています。しかし、与党は今国会で「水道法改正案」の成立を目指しており、可決されると、PFI の1方式「コンセッション」による水道民営化が加速されます。

    30年近く公共事業の民営化を推進した結果として、英仏では見直しになりました。水道民営化のメリットは乏しく、柔軟性はなく、水質の悪化や安全性の確保、水道料金の値上げなど複雑になっています。

    さらに民営化の再公営化にも膨大なコストがかかります。世界の失敗例をきちんと調査し、慎重になるべきだというお話でした。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週月曜日のトレンドマスターズはYesNoアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」をお届け。今朝は音声ニュースアプリ「Voicy」とのコラボから生まれた働き女子パーソナリティ。内田あゆみさんのレポートでお届け。今回の質問は「?」

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    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 The Look / Roxette
    2曲目 ロンリーチャップリン / 鈴木聖美 with Rats&Star

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  • 2018.11.16

    11月16日(金) The News Masters TOKYO 第423回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。

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    ●7時は、「ロ大統領、2島の主権は交渉対象 歯舞、色丹2島の引き渡しに絡み」のニュースにフォーカス。

    ロシアのプーチン大統領は15日、日ロ平和条約締結交渉の基礎とすることで安倍晋三首相と合意した1956年の日ソ共同宣言について、歯舞、色丹の2島を引き渡した後、「島の主権がどちらになるのか書かれていない」と述べた。共同宣言に基づく2島引き渡しでさえ、主権などが今後の交渉対象になるとの考えを示し、日本側に厳しい条件を突き付けました。

    プーチン氏はシンガポールでの東アジアサミットを終え、ロシア記者団の質問に回答した。14日の日ロ首脳会談で安倍氏が共同宣言を基礎とした平和条約交渉を求めてきたため「日本との対話を復活させた」としました。

    ロシアは領土を広げていくことで、国民の支持を得てきた国です。今後どうなるのか、日本政府としては歯舞、色丹の2島を返還後、平和条約締結。国後・択捉の返還を主張していくという言い方をしていますが、この交渉が進むかどうかは難しく、どんどんお金を出すことになるのでは?と予想します。

    また、放送では5歳まで択捉島に住んでいた鳴海冨美子さんのお話や故郷に帰れない人たちのお話を伺いました。

    もう一つフォーカスしたのは「上場地銀の7割が減益・赤字 マイナス金利で本業低迷」のニュース。

    東京証券取引所などに上場する地方銀行80社の2018年9月中間決算が15日まとまり、日銀のマイナス金利政策で本業である貸し出し利ざや縮小が続き、全体の約7割に当たる55社が減益となり、スルガ銀行(静岡県沼津市)1社が赤字となりました。

    スルガの不正発覚で不動産向け融資の抑制を余儀なくされたことも響き、減益社数は前年同期の約6割から拡大。純利益の合計は前年同期比11.8%減の4793億円でした。

    全国地方銀行協会の柴戸隆成会長(福岡銀行頭取)は15日の記者会見で、貸出金のボリューム拡大で収益を補う銀行も出てきたが、「反転上昇するには至っていない」と強調した。

    金利が低く、貸出先も減っていた地銀。これまでアパートローン融資が地銀を支えていましたが、こちらも減速。そんな中、地方銀行がベンチャー投資を始めました。

    「地銀がベンチャーに投資」と聞くと「僕たちの預金をそんな利益が出るかわからないものに投資されるなんて...」と思う人も出てくるかと思いますが、最近では収益が確保しやすいベンチャーキャピタルに出資をしているとのこと。

    本当の地銀の役割は地元の企業を支えないといけないのではないかとタケさんは意見しておりました。

    ●7時30分は、「赤字となった吉野家の決断とは?」というお話。上半期に8年ぶりの赤字決算となった吉野家ホールディングスですが、売上高は1003億円と前の年の上半期に比べて3%増え、初の1000億円台に達しています。赤字の主な原因は、人手不足を背景にした人件費の高騰と原材料費の高騰。そこで、吉野家は「早い、安い、旨い」から「ひと・健康・テクノロジー」というキーワードに変えた"長期経営ビジョン"を打ち出しています。

    人件費に悩んでいるのはどこも一緒ですが、吉野家が顕著。同業他社である松屋は大戸屋は券売機やパネルを導入している店舗もありますが、吉野家は確認できる範囲ではまだ導入されていません。

    崔さんは吉野家の今の戦略に違和感があるとのこと。本当に忙しい人はコンビニなどを利用するため、「早い」を求める客はもう吉野家に来ません。「旨い」についても味には特許が取れないため、小回りがきく小売店にすぐに真似されます。
    さらに「安い」についても寡占化して価格決定権を持たない限り、規模の効率性ではもはや儲かりません。

    今後のポイントは高単価&健康&省人化ではないかというお話でした。

    【8時台】
    金曜日8時台のニュースマスターは国際ジャーナリストの堤未果さん。

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    ●8時は「日本人の食に関わる重要な法律"種子法"」のお話。昨年の4月「主要農作物種子法」という日本人の食に関わる世にも重要な法律の廃止があっさりと採決されました。一般的に馴染みの薄い「種子法」について堤さんに伺いました。

    第2次大戦集結のためのサンフランシスコ講和条約が発効された翌月、敗戦後の食糧難に「もう二度と、日本の民を飢え死にさせてはならない」とコメ・麦・大豆という3大主要農作物が、どんな時にも安定供給されるよう種子の生産と普及を国の責任にしたのが種子法です。

    種子の生産と開発は、手間と時間とコストがかかる作業で種子法によって種子の開発予算は都道府県が負担。そしてできた種子は全てJAが安定価格で買い取ってくれます。

    種子法が廃止になると、農家が自力で種子開発するのは経済的にも物理的にも厳しくなります。農家が民間企業の高い種子を買うしかなくなり、必然的に米の値段も上がり、「主食の多様性」も失うことになります。

    また、一緒に制定された「農業競争力強化支援砲」で公共種子のデータが開放され、種子が「国民の腹を満たすもの」から「巨額の利益をもたらす商品」となり、世界的なマネーゲームの道具になってしまうというお話でした。

    ●8時30分は「食の選択肢&牛乳が消える」というテーマにフォーカス。著書『日本が売られる』の中に『日本は世界一の遺伝子組み換え食品輸入大国だが、表示に関する法律は、どれもほとんどがザル法だ』と書かれています。食品表示の現在について伺いました。

    アメリカでは1996年から遺伝子組み換え種子の商業利用が開始。現在アメリカ国内で作付けされている大豆、綿、トウモロコシの9割以上で遺伝子が組み替えられています。

    また、組み変えた遺伝子やそれによってできたタンパク質が残らない食品は、表示する必要がありません。例えば、醤油や味噌などの加工品や、油や酢やコーンフレーク、遺伝子組み換え飼料で育った牛や豚や鶏や卵、牛乳、乳製品に表示義務はないというお話でした。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    金曜日のこの時間は「タケタケFriday」今日はザ・ニュースペーパーの社会風刺コントをお送りしました。
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    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、「築地銀だこ」でおなじみ、株式会社ホットランドの代表取締役社長、佐瀬守男さん。25歳の時、一軒の焼きそば屋からスタートし、今では400店舗以上、海外にも出店している佐瀬さん。高校生の頃「和のファストフードをやりたい」と描いた夢はかなったようですが、さらなる夢はあるのでしょうか?


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 I'll Be There / Jackson5
    2曲目 旅人のうた / 中島みゆき

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  • 2018.11.15

    11月15日(木) The News Masters TOKYO 第422回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。

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    ●7時は「スマホで自動駐車〜AIがどう暮らしを変えるのか」というテーマ。日本自動車研究所は、スマートフォンなどを使って完全自動化した自動駐車の次世代システムを公開しました。通信機能を持つ車が運転手なしで地面に置いたマークに沿って進み、管制センターが指示した位置に入ったり出たりするシステムです。実用化されれば、目的地に着いてから空いた駐車場を探す時間や、帰る際にも車を止めた場所まで歩く手間が省けます。また、駐車場内の事故の減少も期待できます。

    こちらは高級ホテルなどで車の駐車を係員に任せる「バレーパーキング」をスマホを使って完全自動化したシステムを、今回公開しました。来年度から、専門車と専門駐車場での実現を目指します。スマホの画面で「入庫」「出庫」をタップすれば、車が自動走行、ハンドルの切り返しも行います。

    放送では、藤原さんが注目している他の最新技術である「味覚電気刺激を用いて、味覚をコントロールする手法」をご紹介。塩味を増加させ、実際の食事の塩分を減らしたり、旨味を増加させたりすることもできます。

    つまり生活習慣病がきになる人、食事制限をしている人も美味しい食事を食べられるようになるのです。

    ●7時30分は「DNA婚活」について。婚活の現場に、新しい動きが登場しています。その名も「DNA婚活」事前に行った遺伝子検査を元に互いの相性の良さを調べ、それをもとにお見合いやデートをすすめるというもので、日本では現在大手婚活サービス会社を含む4社がサービスを提供しています。

    相性の診断の根拠になるのは免疫を司るHLA遺伝子。一万以上の型があり、この方が似ている男女は異性としての相性が悪く、似ていない男女ほど相性がいいとされています。

    「何度も会って、その人に意識を向けて、『違った』という時の辛さ。DNA婚活なら辛い思いをしなくて済むのかな」という女性がいたりするので、DNA相性が良いことが「後押し」してくれるとのこと。

    【8時台】
    木曜日の8時台のニュースマスターは株式会社横浜DeNAベイスターズ前代表取締役社長/スポーツ庁参与 池田純さん。

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    ●8時は「丸、浅村、西の3人が国内、炭谷が海外FA権行使 主力選手が流出する球団の評価は?」の話題。プロ野球のフリーエージェント(FA)権行使を宣言した選手は、今日から全ての球団との交渉が可能になります。今日はFA権を行使する選手と、しない選手、FA権を行使される球団の評価を探ります。

    資格がありながら「行使せずにチームに残留する選手」ですが日ハムの中田翔選手、ロッテの角中勝也選手、広島の松山竜平選手、阪神の上本博紀選手ら一軍スタメン選手もいます。

    放送ではFAの際の人的補償やプロテクトのお話で盛り上がりました。

    ●8時30分は「MLBがドラフト候補だけの新高校野球リーグ発足へ」のお話。アメリカのメジャーベースボール機構がエリート高校球児による「アマチュア新リーグ」の発足に動き出していると、14日付のヤフースポーツが伝えています。アメリカでは、毎年8月に行われる「リトルリーグ・ワールドシリーズ」と大学生による「カレッジ・ワールドシリーズ」は人気が高いものの、日本の甲子園のような高校野球に注目が集まることはありません。そこで、青少年の球児育成に力を入れているメジャーリーグベースボール機構がこの点に着目し、新たな高校野球リーグ創設に乗り出した模様です。アメリカで始まるエリート高校球児による「アマチュア新リーグ」を探ります。

    新リーグは「プロスペクト育成パイプライン・リーグ」と呼ばれる見通しで、同リーグに参加できるのは、全米から集められた20年ドラフト候補の有望選手80人です。このリーグで優れた選手は、MLBが7月に開催するオールスターの関連イベントとして「高校オールスターの試合」や「本塁打競争」を行うことも計画されています。

    これが来年成功すれば、再来年以降に規模を拡大していく可能性もあります。池田さんが気になったのはリーグを商業化し、育成しながら収益も目指す計画という点です。

    この新リーグ誕生の背景はアメリカでも起きている野球ファンの高齢化と子供の野球離れ。若者へアピールしなければ次世代のファンを失うとコミッショナーも警鐘を鳴ら続けているとのことでした。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    木曜日はユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介しています。今日取り上げたのは一風変わった「耳かきたわし」

    9cmほどの長さの細長い耳かき。持ち手の先に、たわし素材が付いています。見た感じはたわしのスクリューのようです。一本1850円(税抜き)というなかなかのお値段なんですが、今売れているそうです。睡眠専門サイト「Nelture」を運営しているアメイズプラスの長谷川寛一さんにお話を伺いました。

    耳かき用たわしは八月に販売を開始しましたが、最初の週で初回分2000個完売し、こんなに売れるとは思わなかったそうです。

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    くるくると回転させて使う「耳かき用たわし」使っていると、耳の中の細い血管を無数の繊維が刺激。副交感神経が働いてぽかぽかと眠くなるそうです。

    詳しくは「耳かき用たわし」公式サイトをご覧ください。

    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は「築地銀だこ」でおなじみ、株式会社「ホットランド」の創業者で代表取締役の佐瀬守男さん。四日目の今日は、ホットランドが東日本大震災で行ったことについて伺いました。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Keep on lovin' you / REO Speedwagon
    2曲目 かわいいひと / ウルフルズ

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  • 2018.11.14

    11月14日(水) The News Masters TOKYO 第421回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、毎日新聞 編集編成局次長の小倉孝保さんです。


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    ●7時は、『日露首脳会談開催。北方領土交渉、加速へ』の話題にフォーカス。安倍総理は、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議に合わせてシンガポールで来週開く日露首脳会談で、平和条約締結に向けた北方領土交渉の加速を提案する調整に入ったことを、複数の政府関係者が明らかにしました。条約締結後の歯舞、色丹の2つの島の引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言の確認から入り、国後、択捉の2つの島の帰属問題を詰めたい考えです。来年6月に予定するプーチン大統領の訪日した際の大枠合意を目指しますが、ロシア側の出方は見通せていない状況です。


    そもそも、ロシアと日本では平和条約の捉え方に相違があるようです。ロシアが求めるのは、第二次世界大戦の終結。日本は国境がはっきりしないのに平和条約は作れないという考え方です。小倉さんは、「お互いの見ている景色が違うので、そこを埋めていく作業は本当に大変なこと」と話しました。


    ●7時30分は『米ロ首脳会談、G20で開催』の話題にフォーカス。ロシアのプーチン大統領とトランプ米大統領は、パリで開かれた第1次世界大戦終結100年記念式典の昼食会で話し、今月30日から12月1日にブエノスアイレスで開かれる主要20カ国・地域首脳会議の際に首脳会談を開くことで合意しました。ロシアのペスコフ大統領報道官によると、11日の昼食会での両首脳の話し合いは短いものにとどまり、10月にトランプ大統領が表明したアメリカの中距離核戦力(INF)の全廃条約からの離脱など、具体的な課題には触れなかったとされています。


    INF条約は1987年にアメリカとロシア(当時ソ連)が緊張緩和のために締結した条約す。しかし、中国がミサイルを持ち始めた今、「なぜ自分たちばかり規制を守らなければならないのか?」という声があがっている状況です。また、小倉さんは、アメリカ側が中国のミサイル保有を嫌がる理由に台湾問題をあげました。中国のミサイル保有は台湾の独立運動を抑止するのが目的ですが、トランプ政権は非常に親台湾です。米中問題の隠された背景には、「台湾にいい状況を作りたい」というトランプの意図があるようです。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。


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    ●8時は、『プロ経営者者、相次ぐ解任劇』の話題にフォーカス。プロ経営者として知られる前カルビー会長兼CEOの松本晃さんが、今年6月に就任したRIZAPグループのCOOのポジションから、10月1日付で突然外れ、代表取締役のまま構造改革担当の"専任"になりました。また、同じくプロ経営者として知られるLIXILグループの瀬戸欣哉社長兼CEOも、来年の春に退任することが明らかになりました。この2人のプロ経営者人事が意味するものとは、いったい何なのでしょうか?


    松本さんは、複数オファーがあった中からライザップのCOOに就任され、LEXILの瀬戸さんも経営者としての高い評価だったはずですが、つい先日このような報道が流れました。入山さんは、「ニュースになっているほど大げさな話ではない」と言います。なぜなら、CEOの瀬戸社長も、松本さんと同じタイミングで肩書きを外しているため、「単純に2人の中での任務的役割分担の話し合いの結果で、松本さんは決して降格したわけではない」と予測しました。一方瀬戸さんは、実質上解任に近い状態で、会社を離れていくようです。入山さんは、「こうしたプロ経営者にまつわる解任騒動を受けて、プロ経営者の評価が下がるのはお門違いである」と話しました。


    ●8時30分は、『有料論文に海賊版サイト』の話題にフォーカス。有料の学術論文を、無料で入手できる「海賊版サイト」が作られ、国内だけで昨年、延べおよそ127万件の論文がダウンロードされたことが、琉球大学などの解析で分かりました。海賊版サイトをめぐっては、漫画などの無断掲載が問題となっていますが、研究者の世界にも広がっている実態が明らかになりました。このサイトは、カザフスタンの女性科学者が、論文の購読費が多額なことに不満を抱いて2011年に作ったとされています。


    一本4000円はするという学術論文。入山さんは、「違法行為なのでやってはいけないことだと思うが、気持ちはわかる」と同情しました。学会が発行する学術誌を出版する出版社は、大変なボロ儲け状態だそうです。論文が掲載されても、書いた著者や掲載のジャッジをするレフェリーは報酬をもらっていないのが現状で、自身も論文を掲載されている入山さんは、「コストがほぼないうえに一本4000円もするため、出版社はボロ儲け状態。改善すべき」と切実に意見しました。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、「築地銀だこ」でおなじみ、株式会社「ホットランド」の代表取締役、佐瀬守男さんです。今では、北海道から沖縄まで全国各地400店舗以上ある「築地銀だこ」ですが、近年は、「銀だこハイボール酒場」も人気です。3日目の今日は、こうした新業種について伺います。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 You Are The Sunshine Of My Life / Stevie Wonder
    2曲目 誰がために / 成田賢

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  • 2018.11.13

    11月13日(火) The News Masters TOKYO 第420回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時は、「中国で先端技術が社会生活に」の話題にフォーカス。中国で、AIなどの先端IT技術の社会生活への導入が、盛んになっています。流通のような市民生活に直結する分野での利用が目立ちますが、顔認証で対象人物の動きを追跡する監視システムなど普段は目に付くことがない治安や交通・メディアといった公共分野でも導入の動きが広がっています。


    「我々の生活情報を国が収集する」と聞くと、一見気味が悪く聞こえますが、似たようなことが以前にもありました。これはまさに新しい計画経済。そして今できつつあるのは、ビッグデータを集めて、「この人がこのくらい買う」というのが予測されるという社会。


    この現象を「一部では、デジタルレーニン主義とも呼ばれている」と佐々木さんは言います。これからの100年は中国的なデジタルレーニン主義が良いのか、我々のような民主主義が良いのか問われる時代になることが見込まれています。


    ●7時30分は、「モスバーガー、店も店主も高齢化」のニュースにフォーカス。「モスバーガー」を運営するモスフードサービスの客離れが深刻です。フランチャイズチェーン加盟店オーナーの高齢化で店舗改装などが遅れ、集客力の低下が止まらない模様です。今月9日に発表された来年3月期決算の見通しは11年ぶりの最終赤字となりました。モスが直面する問題は他の流通サービス企業にとっても潜在的な課題です。


    1970年代に現在の団塊の世代がレストランや新しい飲食業を立ち上げました。これがここ5年くらいで次々閉店しています。それは店主が高齢になり引退というケース。後継者がいればいいけど、例えば「値上げしたくない」という頑固さなどがあり割に合わないという理由から後継者が見つかり辛い状況です。「これが全国で起きているのでは?」と佐々木さんは分析しています。さらに「日本の食やコーヒーがリセットされているイメージがある」とも語りました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、経営学者の楠木建さんです。


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    ●8時は『ソフトバンク上場』の話題にフォーカス。東京証券取引所は12日、ソフトバンクグループ(SBG)の通信子会社「ソフトバンク(SB)」の上場を承認しました。上場時の時価総額は7兆1800億円と予想され、携帯事業者としては NTTドコモに次ぎ、上場企業全体でもソニーに迫り、10位以内に入る規模です。過去最大となる2兆6千億円強の調達資金を手元に先端技術分野で先行する世界の新興企業への投資を加速します。


    今回の時価総額・7兆1800億円は、1980年台後半のNTT(2兆3千億円)を超え、過去最大の調達資金額となります。子会社のソフトバンクは、グループ全体からすると一つの投資先で、このような形を「親子上場」と言います。株主として親会社は子会社からの配当を期待します。すると、子会社は事業として投資するよりも、親会社に吸収されてしまう割合が増えてしまい、子会社の株主にとっては利益を棄損してしまう面もあるようです。それをわかっていて勝負に出るソフトバンク。今後の成長に期待です。


    ●8時30分は、『中国景気に停滞サイン』の話題にフォーカス。日銀が、日本経済のリスクとして中国経済の動きを強く意識しています。みずほ総研が輸出・生産・投資・企業収益など複数の指標を合成して分析したところ、中国景気はことし8月から停滞局面に入ったという見方になります。「中国の景気が悪くなれば、国内の物価が上がらないどころの騒ぎではない」と、警戒しています。


    一般的に景気は、高度成長期の始まりは生産が豊かになり、人々の生活が安定してくると成熟する、「回復→拡張→減速→停滞」のサイクルをたどります。中国は今「成熟期」を迎えました。楠木さんは、「成熟期」は回避できないとし、「バブル崩壊後の転換期の適応に失敗した日本の企業もたくさんあるため、当時の過ちや対処法を参考にしてほしい」と話しました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。今日は、8万人以上のビジネスリーダーの注目を集めている書籍ダイジェストサービスを運営する株式会社から、書籍ダイジェストサービス・SERENDIP編集統括の冨岡桂子さんに『When 完璧なタイミングを科学する』をご紹介いただきました。


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    著者はダニエル・ピンクさん。クリントン政権のときに、ゴア副大統領のスピーチライターを務めていた方で、ビジネス戦略に関する本を他にも出されています。何かをするときに「タイミングがよかった」「悪かった」という経験は誰にでもあると思います。この本は、「時間」を味方につけて成果を上げる働き方や生き方を提案しています。スタジオでは、本で紹介されている3つのタイプにタケさんや楠木さんを当てはめながら、楽しく解説していただきました。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手、「築地銀だこ」でおなじみ、株式会社ホットランドの創業者で、代表取締役の佐瀬守男さんです。群馬県桐生の一軒の焼きそば屋さんからスタートした佐瀬さん。アイスまんじゅうなどに手を広げ、1億円もの借金を背負いましたが、1997年に転機が訪れます。2日目の今日は、今年初めてショッピングモールに出店したお店のお話です。


    今日の楽曲
    1曲目 The end of the world / Skeeter Davis
    2曲目 Rock'n Roll love Letter / Bay City Rollers

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  • 2018.11.12

    11月12日(月) The News Masters TOKYO 第419回

    【7時台】
    今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。

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    ●7時は「明日、入管法改正案について審議入り」というニュースにフォーカス。与野党は、『出入国管理法改正案』について、明日の本会議で審議入りすることで合意しました。改正案は、外国人労働者の受け入れ拡大に向け、新たな在留資格を創設するもので、与党は来年4月の受け入れに向け、今国会成立を目指しています。

    日本は少子高齢化などの影響で、もはや外国人の労働力を頼らなくてはいけなくなるのは避けて通れない状態です。議論の根にある問題としては「治安問題」があります。外国人労働者が増えればというわけではなく、人口が増えると当然犯罪も増えますし、言葉も文化も違う国の人たちとの間では少なからずトラブルも増えます。

    清水さんは留学生や研修生といった名前を使う「ごまかしの移民」をやめるべきで、外国人労働者の受け入れを拡大しても国際的批判を受けない体制づくりをし、制度及び運用の面で十分な取り組み行うことが重要と話します。

    日本でも、受け入れ態勢や国家財政にとって長期的にプラスに働くような形を考えなければならないということです。

    ●7時30分は「マカオのIR事情」について。先月、香港、マカオと中国本土側の珠海を海上で結ぶ「港珠澳大橋」が開通しました。全長は55キロで、海上橋としては世界最長。これまでフェリー移動で1時間ほどかかった香港、マカオ間も陸路で30分程度となり、便利になりました。開通早々取材で橋を渡った清水さんにマカオについてお話を伺います。

    港珠澳大橋は2009年に着工し、総工費は日本円にしておよそ1兆7200億円です。(日本最長はアクアブリッジ(東京湾アクアライン)で4384m。明石海峡大橋は3911mで世界最長の吊り橋、関西国際空港連絡橋は3750m)9月下旬には「広深港(広州・深セン・香港)高速鉄道」が全通開通し、在来線で約2時間だった広州・香港間が最短47分で結ばれました。

    マカオは元ポルトガル領で、中国の特別行政区。消費税はゼロ、毎年の定額給付金が1人9000パタカ(12万円)、所得税は最大12%かかりますが、医療費や水道料金・電気料金には補助が出るので、すごく住みやすいそうです。財源はもちろんカジノ。

    カジノを含むIR施設には、家族連れや女性同士でも楽しめるような場所があり、魅力的。昔は香港のついでに1日だけマカオに寄るという人が多かったのですが、今はマカオのついでに香港という時代になっているとのことです。日本も、IR法案が成立しましたが、このような成功を収めるためにはマカオから学ぶ部分がかなりありそうとのことでした。

    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは精神科医の名越康文さん。

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    ●8時は、「イギリス EU離脱前に大量の閣僚が離脱」に注目。7月に辞任したボリス・ジョンソン外相に続き、弟のジョー・ジョンソン運輸担当閣外相が辞任し、メイ首相の方針に反対して辞任した閣僚はこれまで6人目になりました。ジョー・ジョンソン氏はEUとの離脱合意案の是非について2度目の国民投票の実施を求めましたが、メイ首相はそれを否定。2度目の国民投票を求める動きは広まっており、先月、市民団体がロンドンで国民投票を求めるデモを実施した際の参加者は、数十万人にのぼりました。
    日本も改憲で国民投票を控えていますが、国民投票は有効なのかについてお話いただきました。

    ●8時30分は「大学入学共通テストのプレテスト」についてフォーカス。センター試験に代わって2020年度に始まる大学入学共通テストのプレテストがおととい、昨日と行われ、高校2,3年生約8万4000人が新たに記述式が導入される国語や数学などの問題に取り組みました。一問一答式が減り、知識だけでなく、思考力や判断力などを測る問題が増え、共通テストの方向性が明確になりました。

    この試験はセンター試験と異なり、知識や思考力を実際に使う場面を想定、身近な物事や会話文、資料を扱った題材が多いです。

    名越さんからは実際のプレテストの問題を紹介、今の学生はどのくらい勉強しているのかをお話いただきました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週月曜日のトレンドマスターズはYesNoアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」をお届け。今朝は音声ニュースアプリ「Voicy」とのコラボから生まれた働き女子パーソナリティ。ルノワール大好き、人間観察が趣味の人事ウーマン・庄司舞子さんのレポートでお届け。今回の質問は「料理の写真を撮りますか?」

    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手はたこ焼きの「築地銀だこ」でおなじみ、株式会社ホットランドの創業者で、代表取締役の佐瀬守男さん。初日の今日は25歳の時に、佐瀬さんが、出身地群馬県桐生市で始めたお店について創業のきっかけを伺います。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Jojo / Boz Scaggs
    2曲目 Wanted Dead Or Alive / Bon Jovi
    3曲目 フレンズ / REBECCA

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  • 2018.11.09

    11月9日(金) The News Masters TOKYO 第418回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。



    ●7時は、「国税庁 軽減税率制度『Q&A集』を改定」にフォーカス。

    国税庁のサイトで軽減税率制度「Q&A集」を閲覧できますが、読めば読むほど、イライラしてくるとびんさんは話します。欧米でも半世紀ほど実施されていますが、世界的には抜群に上手くいっている国は一つもないと言われています。

    EUに後から入った国の中で採用した国はありませんし、世界銀行のラガルド氏も「あんなものに手を出してはいけない」と言ったこともありました。

    公明党は軽減税率を導入するのなら消費税率を10%にしてもいいと与党の中では「やっぱりやめよう」とは言いづらいというお話でした。

    もう一つフォーカスしたのは「東芝、成長分野に1・7兆円投資 工場や子会社再編」のニュース。東芝は来年度から5年間の中期経営計画を発表し、最新のIT技術整備といった成長分野におよそ1兆7400億円を投資することを明らかにしました。また、国内外で工場や子会社の再編を加速し、グループの従業員をおよそ7000人減らします。一方、発行済株式数の約40%に相当する2億6000万株、7000億円を上限とする自社株買いの実施を発表しました。

    自社株買いとは上場会社が投資家に売買されている株式を自分の会社のお金で買い取るというもの。自社株買いをすると何が良いかというと世の中にしている流通している株の数が減るので、株価が上がりやすいのです。

    すごいのは自社株買いの規模。パーセンテージにして一度に2%やれば、すごいと言われますが、東芝は40%。ものすごい金額を自社株買いをしたことになります。この影響で東芝株も10%上昇しました。

    今回一般的には東芝は「リストラもして社員は切るのに株式市場にお金をばらまいている。やれる投資がないのか?」と言われていますが、崔さんは「自社株買いと言っても。買った株を会社の中にストックし、株価を高いままにしておいて、株式交換でいろんなベンチャー会社を買収したいと考えているのではないか?」とのことでした。もしかしたら東芝は面白い会社に投資するかもしれません。

    ●7時30分は、「未来投資会議で"地銀""バス"の独禁法緩和を検討するよう指示」のニュースにフォーカス。安倍総理大臣は、成長戦略を議論する政府の『未来投資会議』の中で、過疎化や少子化を背景に経営難に陥っている地方銀行や路線バスについて、経営統合促進の妨げとなっている独占禁止法の緩和などを検討するように指示しました。

    今回、なぜこの検討に踏み切ったのかというと、来年春の統一選挙を見据えていると考えられます。また、影響については銀行はインターネットなどがあるので、ネガティブなことはあまりないと言われていますが、地方の路線バスの統合はマイナス面が多そうです。しかし、あえてこの件にメスを入れたのは小泉政権の時に構想されていた「コンパクトシティ」がついに動き出すのではないかとされています。

    最近は地方でのライドシェアをアピールしつつ、全ての地域にインフラは同じようにはできないというメッセージを出したいのではないかといことです。

    【8時台】
    金曜日8時台のニュースマスターは7時台に引き続き、鈴木びんさんとタケさん。



    ●8時は「トランプ大統領 CNN記者の許可証取り上げる」のニュースにフォーカス。トランプ大統領は、中間選挙から一夜明けた7日に開いた記者会見で、CNNテレビのジム・アコスタ記者と激しい口論となりました。記者が不法移民の問題について質問したところトランプ大統領は激昂し、さらにロシア疑惑についての質問をしようとしたところ、質問を遮って「CNNは恥を知れ。君たちは失礼だ。国民の敵だ」と言い、それ以上の質問をさせませんでした。その後、ホワイトハウスは、アコスタ記者の記者証を無効にしたと発表しました。

    アコスタ記者はトランプ大統領就任当初から激論を交わしてきましたが、ついにここまできたかという感想を持ったそうです。

    都合の悪い質問は基本的に無視したり、クリミヤの件について「あれはオバマ政権の時のことだから関係ない」と話したりとかなりメチャクチャだったということです。

    ●8時30分は「ゴルフ」今週開催されているトーナメントは男子:「三井住友VISA太平洋マスターズ」 女子:「伊藤園レディスゴルフトーナメント」 シニア:「エリートグリップ シニアオープンゴルフ」などについてタケさん語っていただきました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    金曜日のこの時間は「タケタケFriday」今日お送りしたのは「世界の社食から」今回がクックパッドの社食、ではなくキッチンにお邪魔しました


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    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、株式会社「ワークマン」代表取締役社長、栗山清治さんです。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Detroit Rock City / KISS
    2曲目 Crazy / Aerosmith
    3曲目 箒星 / Mr.Children

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  • 2018.11.08

    11月8日(木) The News Masters TOKYO 第417回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。

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    ●7時は「アメリカの中間選挙結果」を受けて、毎日新聞・編集編成局次長の小倉孝保さんとお電話をつなぎ、お話を伺いました。

    小倉さんとしてはほぼ予想通り。一ヶ月前は民主がもっと優勢という読みでしたが、共和党が追い上げました。今回の結果は今後、法案を通す際、常に議会との妥協が強いられるようになるため、トランプ政権にとって、打撃であることは間違いありません。また、下院の多数派は委員長ポストを取ることができるので、調査権限を利用し、トランプ政権に圧力をかけることができます。

    そして今回目立ったのは若者と女性の動きだと小倉さんは話します。学校での銃乱射事件やセクハラ疑惑などで、若者が選挙に興味をもち、女性が声を上げ始めたのです。

    日本への影響については、通商問題や外交・安全保障で大胆な施策を実行する可能性があり、内政で実績が残せない場合、外交で実績を作る必要があります。北朝鮮との関係改善をより進めるということもありそうというお話でした。

    ●7時30分は、「ゆる部活」広まるという話題。中学や高校で、これまでのスポーツ観と一線を画す運動部活動が徐々に広まっています。勝ちを目指さなくてもいい。ひとつの競技にこだわらなくてもいい。その名も「ゆる部活」 スポーツ庁が今年3月にまとめた運動部活動に関するガイドラインには、その設置が盛り込まれました。

    世田谷区に東深沢中学校には「体力向上部」という部があり、朝7時15分から校庭でハードルを飛び越えたり、ジョギングしながらボールをトスしたり、身体を動かしてから授業に向かいます。他の部と掛け持ちも可能です。

    2017年度の「全国体力・運動能力、運動習慣などの調査」で一週間の総運動時間が60分未満の中二女子がおよそ2割。全く運動しないという層も13.6%います。

    運動が苦手な生徒も入りやすい「ゆる部活」今後広がっていくかもしれません。

    【8時台】
    木曜日の8時台のニュースマスターは株式会社横浜DeNAベイスターズ前代表取締役社長/スポーツ庁参与 池田純さん。

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    ●8時は「結局新井は凄かった」盟友・黒田が自費で出した新井への"労い広告"にカープファン感動の話題。今シーズン限りで広島カープを引退した新井貴浩さんに対する「労い広告」が話題になっています。5日、「中国新聞」に掲載された広告は、元チームメートの黒田博樹さんが自費で掲載を依頼したもので、カープファンはこの紙面に感動しています。広島カープファンを感動させた黒田さんの新井さんに向けた「粋な計らいの広告」を「マーケティングの視点」も含めて池田さんに伺いました。

    広告内容は2ページにわたる全面広告で、表は新井さんのプレーを伝える記事の切り抜けがまとめられていますが「新井ブレーキ」、「流れ変えた空振り」など、不振やミスに泣いた記事のオンパレード。新井さんが失敗している文章には「青のペン」で線が引かれ、黒田さんの活躍に触れた部分には「赤のペン」が引かれています。

    そして裏面は「新井選手がガッツポーズ」をとるシルエットと「結局、新井は凄かった」というメッセージが真っ赤なカープカラーを背景に踊っています。池田さんは「この広告はおそらく黒田さんだけでなく球団も関わっているのではないか」と話します。

    カープは「家族的」と言われますが、こういう所にもチームカラーが出てきています。放送では丸選手のFAがどうなるのかなどについても話し合いました。

    ●8時30分は「大晦日の世紀の一戦? メイウェザーVS那須川は立ち技のみの異種格闘技戦」の話題。ボクシングで50戦無敗の元5階級王者フロイド・メイウェザーが大晦日に「さいたまスーパーアリーナ」で開催される総合格闘技のイベント「RIZIN(ライジン)」に参戦し、デビュー32連勝を誇るキックボクシング界の"神童"那須川天心と対戦することがわかりました。

    1試合で100億円を稼ぐと言われるメイウェザーはアメリカ以外でプロの試合をしたことはなく、初めて選んだ海外が日本のリングになります。今回のスペシャルマッチにはどのような意味があるのでしょうか?

    しかし、メイウェザーは自身のinstagramに長文を投稿。「私、フロイド・メイウェザーは、那須川天心との公式対戦には1度も同意していないことをはっきりさせたい」と主張しました。

    もしかすると「モハメド・アリ VS 猪木の武道館対決(1976年)」以来のエンタメになるかもなかったのですが、残念だというお話でした。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    木曜日はユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介しています。今日取り上げたのは昨年11月に発売され、日本だけでなく世界のSNSなどでも話題になっている"3D Phantom"を取り上げました。

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    こちら、空間に本当にあるように浮かび上がって見えるホノグラム・ディスプレイ。まるでSF映画のようですが、すでにナンジャタウンや東京ゲームショーなどでも使われています。先日、池田さんは都内にある"3D Phantom"のショールームを取材。Life is Style という会社の取締役 田中幸一郎さんにお話を伺いました。

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    仕組みとしては黒のブレード=刃のようなものに、たくさんのLEDライトがついていて、このブレードが高速で回転させることで、立体的な映像に見える。しかもVRのようにゴーグルをつけなくてもいいのです。

    3D Phantomは昨年11月に発売され、現在のはまだ第一世代です。これからも開発を続け、今後は触った感覚になれる、インタラクティブなものを出したいと思っていると話されていました。

    また、放送では六本木ヒルズ「藤子不二雄(A)展」に動画及び機材提供しているようにお伝えしましたが、実際に提供しているのは、株式会社ネクスメディア様でした。
    https://www.nexmedia24.jp/fa_holo/
    訂正してお詫び申し上げます。

    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、株式会社「ワークマン」代表取締役社長、栗山清治さんです。2014年、社員の給与を5年で100万円アップすると発表した栗山さん。ここにどんな願いが込めれているのか、伺いました。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Color Of The Wind/Vanessa Williams
    2曲目 Only One feat.PaulMcCarthey / Kanye West
    3曲目 愛はふしぎさ / 米米CLUB

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  • 2018.11.07

    11月7日(水) The News Masters TOKYO 第416回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、スポーツ経営学者小林至さんです。


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    ●7時は、『健康保険、外国人の国内移住を要件に』の話題にフォーカス。政府は、外国人による公的医療保険に関して適用条件を厳格化する方針を固めました。加入者の日扶養親族が適用を受けるためには、日本国内に移住していることを要件とする方向で検討しています。また、外国人の永住権取得が、ガイドライン見直しで厳しくなる方向です。さらに、政府が外国人労働者の受け入れ拡大のため、来月4月の導入を目指している新在留資格「特定技能」をめぐり、各省庁が初年度に合計で約4万人の受け入れを試算していることがわかりました。


    海外の永住権を取った経験がある小林さんとタケさんは、「海外に住んでいる日本人は大きな病気になるとわざわざ日本に帰ってくるほど日本の健康保険は温かい」と話しました。外国人の労働者受け入れについては、「日本は例えばドイツのように長い移民の歴史がないため、多様性のメリットを知らない。今やっとそのタイミングが来ていて、イノベーションに移民の力は重要になる」と話しました。


    ●7時30分はこちらの話題。プロ野球の日本シリーズが終わり、選手のチーム移籍報道が白熱しています。西武は、浅村栄斗選手が国内フリーエージェント(FA)権を行使すると発表。広島の丸佳浩選手は、国内FA権を取得しましたが、球団がFA宣言しての残留も認める方針であることに「そういっていただけるのはありがたいし、うれしく思う。そういうやり方も選択肢の一つにある」と話しました。一方で、このように宣言すること自体、海を越えたアメリカではありえない光景とのこと。そこには、どのような違いがあるのでしょうか。


    フリーエージェントはもともとアメリカの選手が勝ち取った権利です。アンディメッサースミスが、1976年に勝ちとりました。それまで一度契約したらトレードするか辞めるしか選択肢がなかった選手でしたが、そこに訴訟を起こして勝ち取った権利がFA権。一方日本は成り立ちの事情が違い、特定の球団がドラフトの中で良い選手が取りづらくなって、そこでスター選手を集める手段として、取り入れた制度です。このように、アメリカは勝ち取った権利であり、日本はお上から与えてもらう権利という違いがあります。また、条件交渉において、日本の場合、報道されている金額は推定値で高く表示されることが多く、移籍前のチームに確認すると全然違うケースもあるようですが、アメリカの場合は、移籍などを届け出た段階で諸々の条件などが知れ渡るため、こうした思い違いがないという違いもあるようです。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。


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    ●8時はこちらの話題。スバルは、一連の車の検査不正に関連し、規定を逸脱したブレーキの検査を今年10月まで続けていたと発表しました。これに伴い、新たにおよそ10万台のリコールを8日に国に届け出ます。これまで不正行為は昨年末に終結していたと説明していましたが、2019年3月期の連結業績予想を大幅に下方修正したことも明らかにしました。一連の不正を受けて生産体制を見直し、19年3月期の国内生産台数を当初計画から1万6千台弱減らす方針で、中村知美社長は記者会見し、リコールの追加に関して「再びご心配、ご迷惑をお掛けしたことをおわびする」と謝罪しました。


    通常の自動車メーカーなら、車を構成するステアリングや、フレーム、サスペンションなど基本部品の組み合わせを示すプラットフォームが3~4個あるのに対し、スバルはワンプラットフォーム戦略です。経営効率的にはとても良いことですが、もともとアメリカで売れていた自動車メーカーであるため、アメリカの成長に左右され、日本には向いていないそうです。入山さんは、今回のように主力製品に関する不祥事をうまく対処し信頼を取り戻した会社として、ジョンソン・エンド・ジョンソンの例を挙げて説明されました。


    ●8時30分は、『ソフトバンク、通信料金値下げを検討』の話題にフォーカス。ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は記者会見し、携帯電話の通信料金値下げを検討すると表明しました。菅官房長官の携帯値下げ要請に対し「真摯に受け止め、しっかり対応する。顧客還元していく」と話しました。ただ値下げ幅など詳細は「今後、競争の状態を見ながら検討していく」と述べるにとどめています。格安スマホブランドの「ワイモバイル」についても1~2割程度下げる方針です。


    元々ソフトバンクは格安で通信業界に入ってきてシェアを獲得し、ある程度シェアを取ってから価格を上げてきました。今回は楽天が携帯電話事業に入ってくることで、孫さんは価格を下げる方向で腹をくくった流れです。人員削減に対しては賛否がありますが、孫社長によると、RPA(業務自動化ロボット)の導入を進め、2〜3年内に4割の人員削減を目指すとのこと。削減した人員については「涙を流して社員を減らすのではなく、笑顔で新しい事業に取り組めるようにする」とも語っているようです。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』。知っておきたい様々な会社や組織、その取り組みを、今日は入山さんが紹介しました。今日はTVCMでもおなじみの「KUMON」の「公文教育研究会」です。公文は現在大変グローバル化しており世界に知れ渡っています。一人一人をベースに、学びたいペースでやれるという集団塾ではできなかったことを可能にしています。入山さんはKUMONのすごいところとして、「世界中の子供たちを比較すると、できる子、できない子供の差が激しい。そこに『ちょうど』を届けることで世界に教育を届けている。ちょうどいい教材の問題は解ける喜びを子供が感じられるから長続きする」と評価しました。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、株式会社「ワークマン」代表取締役社長、栗山清治さんです。栗山さんは、リーマンショック後の2009年に社長に就任されました。今日は、リーマンショック後の不況の中、どのように立て直したのかを伺いました。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 I'm In the Mood for Dancing / The Nolans
    2曲目 疾風ザブングル / 串田アキラ

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  • 2018.11.06

    11月6日(火) The News Masters TOKYO 第415回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時は、『EU、AIに倫理指針』のニュースにフォーカス。EUがAI利用の倫理に関するルール作りを進めています。AIは融資や人事採用での活用が広がっていますが、人種や性別など偏ったデータをAIが読み込み、差別的な分析が増えるなどが懸念されていました。EUの倫理指針は、判断課程の透明化を進めることでこれらの問題に対応します。


    どんな指標で物事の答えを出したのか、ブラックボックス化されている今のAIには怪しい部分があると見ているEU。その理由を透明化しようというのが今回の狙いです。しかし、「それは人間に理解できるのかどうか?」と言う点を佐々木さんは疑問に思っています。


    例えば、ひよこの雄雌鑑別は、ひたすら「オスか、メスか」という識別の研修を受けるというもので3か月ひたすら繰り返すと何となくわかってくるのだとか。これは人間の画像認識の能力によるものですが、AIにやらせれば完璧にできるはず。仮にそれをAIが説明しても、人間は理解できないとのことで、「透明化しても、人間がそれを理解できるかという人知を超えた世界。」と佐々木さんは見ています。


    ●7時30分は、『外食産業でもシェアリングサービス』にフォーカス。店舗を共有したり、時間帯で貸し借りしたりするシェアリングサービスが外食産業で広がっています。吉野家ホールディングスはスタートアップ企業と組んで店舗シェアの仲介を始めました。人件費などが高まる中、初期投資を抑えて出店へのハードルを下げることができる店舗のシェアリングは、新たな経営モデルとして注目を集めています。


    飲食店では家賃が高いから夜だけやろうとすると収益が足りない。そのために、昼にランチをやって収益を保つも、体に無理が出るというところが多々あります。このニュースを見て「レストランなんかは、コワーキングスペースにいいのでは」という佐々木さん。おしゃれなイスやテーブルで仕事をする姿に憧れる人がいるのでは?というわけです。


    最近は軒先や企業の敷地内にフードトラックを見かけることが多くなり、低コストで若い人が料理に手を出しやすくなる環境が整いつつあります。大都市では、高い家賃が払える大手のチェーンだけになってしまうと空洞化が始まりますが、このように共同スペースを生み出すことでそれを防ぐことが出来ます。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、経営学者の楠木建さんです。


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    ●8時の話題はこちら。ソフトバンクグループが岐路に立っています。過去最高水準の利益を上げたものの、携帯電話の通信料金の引き下げ圧力に加え、稼ぎ頭となった運用額10兆円規模のファンドも最大出資者であるサウジアラビアの政情が混迷、行き先に不透明感が漂っています。孫正義会長兼社長がこの難局を乗り切れるのか、世界から注目が集まっています。


    現在のソフトバンクの事業利益として最大のものは投資事業で、従来の通信事業の1.5倍の利益を得ているようです。投資には2種類あり、一つは「グロース投資」で、将来の成長を見越して投資すること。もう一つは「バリュース投資」で、今付いている値段が本来の価値より低い場合に投資すること。ソフトバンクが行うのは前者になります。投資は他者に依存するためリスクが高く、そこを捉えて今岐路に立っているという状況です。投資は、手元資金が豊かな人が勝ちやすいですが、ソフトバンクの運用額は10兆円。ソフトバンクは今でこそ通信事業の会社ですが、孫さんはもともと投資家でした。楠木さんは、「その点は首尾一貫した路線。ただ、その先にリターンを産むかはわからない」と話しました。


    ●8時30分は、『パナソニック、全カテゴリーの家電にAI搭載へ』の話題にフォーカス。国内電機会社大手のパナソニックは、2021年までに家電製品のすべてのカテゴリーでAI(人工知能)を搭載した商品を投入するという目標を明らかにしました。「これからの家電は顧客のライフスタイルや習慣を知る知能化が必要だ」として、製品の高付加価値を加速させて、差別化を図る狙いです。


    パナソニックといえば家電の王様でしたが、現在の事業構造は、消費者向けの家電の会社ではなく、自動車の電池や、家を建てるときの設備などがメインになっているようです。買い手は法人のB to Bが基本。これに対して楠木さんは、「部品の会社になってしまうのは寂しい。これからも人々の生活に直接触れるような商品を作っていってほしい」と話しました。また、「新しいプラットフォームをつくれれば『家電のパナソニック』が復活するのでは」と家電の会社としてのパナソニックに期待しました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。今日は楠木さんに、『スッキリ中国論 スジの日本、量の中国』を紹介いただきました。著者は、中国での人事マネジメント領域で執筆やコンサルタントとしてご活躍されている田中信彦さんです。「スジ」は基準(日本人)、「量」はその人にとっての量的な損得(中国人)という切り口で物事を捉える感覚が素晴らしいと評価しました。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、株式会社「ワークマン」代表取締役社長、 栗山清治さんです。今年9月、ららぽーと立川立飛に、カジュアルウェアを取り揃える新業態「ワークマンプラス」をオープンした「ワークマン」。今日は、ワークマン、そしてワークマンプラスの製品について伺いました。


    今日の楽曲
    1曲目I feel fine / The Beatles
    2曲目 you've got another thing comin' / Judas Priest

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