津田大介、熊本地震を現地取材。「数字に表れない大変な状況の方がたくさんいる」
大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、8月26日の放送にジャーナリストでメディアプラットフォーム「ポリタスTV」キャスターの津田大介が出演した。熊本地震の現地取材の情報をもとに、熊本や避難所の現状を伝えた。
大竹まこと「今回のテーマは『熊本地震、現地報告と避難所の課題』と。津田さんが行かれたのは青木理さんと一緒に、先週ですか?」
津田大介「はい。地震の直後2日後と、それからどうなったのか、と先週、また行ってきました。僕、東日本大震災も能登半島地震も、10年前の熊本地震のときにも現地で取材して。まず感じたこととして、今回がいちばん、道路状況がよかったんです」
大竹「ああ、そう!」
津田「先週は高速道路がかなり急ピッチで修理されて開通していましたし。一般道はだいたい通れるようになっていました。能登半島地震があまりにひどかったので、それと比べると。今回、レンタカーも普通に通れる。道路状況がいいというのは、物流もいいということ。ガソリンもあって、先週は渋滞も多くなかったので、だいぶ復興が早いのかな、と」
大竹「はい」
津田「そう思ったんですが、入った当初に感じたのは、これだけクルマが入るのに、なぜ物流の止まっているところがあるのかな、ということ。大きな自治体の倉庫までは来ているけど、それぞれの避難所にはパン、1人1個しか届かない、みたいな。物資が届いてもそれを適正に配分しないといけない、それを配分するリソースが足りない」
大竹「聴いた話では、避難所に簡易ベッドが届いているけど、まだ使えていない、と」
津田「やはり数ですね。全員に行き届かないと。本来は高齢者やご病気の方を優先できればいいんでしょうけど、役所の人が公平原則みたいなもので、全員に行きわたる分がないと、なかなかそれが割り振れない。そういう硬直した運用の問題もあったみたいです」
大竹「やはりいちばん必要なのは水と電気、と思います」
津田「能登半島と比べても今回、自宅避難者の方が多いんですよ。話を伺ってハッと気づきました。ペットを飼われている方、小さなお子さんがいる家庭が、本当は避難所に行きたいけど行けない、という声をたくさん聴いたんです。熊本市なんかは100世帯ぐらいを受け入れられる体制、ペット同伴避難所というものがあります。でもほかの普通の自治体なんかだと、連れてきてもいいけどケージに入れて外に置いて、みたいに言われる」
大竹「ああ」
津田「この暑さですから、ペットには危険じゃないですか。あと避難所でケージに入れている方もいましたけど、ほかの方からクレームが来ているから出ていく、というケースもあって。あと避難所であまりお子さんを見なかった」
大竹「はい」
津田「小学校ぐらいのお子さんって遊びたいじゃないですか。夏休みだし。避難所でうるさいらしいと。そのクレームみたいなものもあるから行きづらい、という話も聴いて。子供、女性、ペットなどが後回しにされる。その結果、数字には表れない大変な状況に置かれた方がたくさんいるんだな、というのが今回、見えてきたことではありますね」
放送では過去の震災、地震との違い、災害関連死の怖さなど、さらに詳細な情報が語られた。その様子はradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
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