「14年経っても協議中」原発事故を巡る議事録がいまだに黒塗りの理由
9月25日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後3時台「アップデート・コラム」のコーナーでは、「原発事故から15年が経っても『のり弁』の議事録 国と福島県が隠す理由は?」というテーマで、調査報道記者の日野行介氏に話を伺った。
日野行介「ラジオなのでリスナーさんに見せられないのが残念なんですけど。この文書、これが福島県から開示された公文書なんですけど、いわゆる真っ黒な『のり弁』。議事録なんですよね、これ」
長野智子「真っ黒!」
日野「復興庁と厚生労働省と資源エネルギー庁と福島県の四者協議の議事録なんですけど、見てください」
長野「情報公開の意味がないですねぇ。うわぁ、真っ黒ですね」
日野「百歩譲って、『これは個人の意見だから』って、開示しないことはよくあるんですけど、すごいのは……」
長野「あっ、うそぉ、全部!?」
日野「そう。この会議の共有資料、配布資料まで全部がのり弁なんですよ」
長野「真っ黒!びっくりです……」
日野「これ、個人の意見ではないですよね、どう考えてもね」
長野「どう考えてもおかしいですねぇ」
日野「通知までのり弁ですからね」
長野「どういうことなんですかね?『後々の検証、許すまじ』みたいな感じ?」
日野「そうなんです。先に言われてしまいました(笑)」
長野「あー、ごめんなさい(笑)。どういうことなのかな、と思って」
日野「この手ののり弁って、残念ながら私が取材している原発分野では、あまり珍しいことじゃないんですよね。隠蔽体質が本当にはびこっている原発分野では、全くおかしなことじゃないんですよ。ただですね、問題はこの文書の日付なんですよ。これ、『平成24年8月10日』って書いてあるんですよ。平成24年(2012年)ですよ? いま2026年ですよね? 14年前の議事録が今年7月に、のり弁で届いたんです」
長野「どうしてですかね?理由は何かあるんですか?」
日野「黒塗り、のり弁の理由はですね、こういうふうに書いてあったんです。『公にすることにより、率直な意見の交換、もしくは意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれ、そして不当に混乱を生じさせるおそれがある』と」
長野「どうして? 14年前なのに?」
日野「要はですね、14年前のものなんですけど、『まだ協議中で決まっていないから黒塗りしましたよ』っていう説明なんです。『14年経っても協議中だから決まってませんよ、だから黒塗りにしましたよ』って」
長野「そういうことなんだ?『協議中』なんだ?」
日野「14年経って『協議中だ』って言うんですよ。びっくりですよね」
この後、議事録の実態についてさらに詳しく紹介した。続きは、ぜひタイムフリーで。
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