【水谷加奈の劇場型恋愛体質】世の中捨てたもんじゃない

【水谷加奈の劇場型恋愛体質】世の中捨てたもんじゃない

Share

文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。

メルマガ登録はこちら

―6月26日(金)配信分―

85歳の母。自転車に乗るのがちょっと怖くなってきたようで。
車や人が急に飛び出してきた場合の瞬間的な判断や動作に自信がないとのこと。
そこで最近は自転車を使わず、歩いて買い物に行ったり、バスに乗って麻雀サークルに出かけたりしています。
とはいうものの歩く速度も以前の2倍近くかかるので、帰宅するとぐったり疲れている様子。
「行って帰ってくるだけで疲れるのよ。あなたも年を取ったらわかるわよ、この感じ」

そんな母が電車ででかけることに。
「友達が郊外の老人ホームに入居したっていうから、会いに行くついでにどんな施設か見学してくる」
と。乗り換えは2回なのですが乗りかえるときに少々距離があって厄介。
時間に余裕を持って電車時刻を調べ、乗り換えの道のりも詳しく教えましたが、
途中で迷っていないか、立ちっぱなしじゃないか、転んだりしていないか…、その日は1日心配でした。

おかげさまで母は無事帰宅しましたがやはりかなり疲れた表情です。
「どうだった?乗り換えはうまくできた?席は譲ってもらえた?」
すると、
「乗り換えるときに迷っていたら若い男の人が声かけてくれて教えてくれたし、
優先席が空いてなくて普通の席の前に立ったらこっちが杖をついていたせいか若い女の子が譲ってくれたし。
世の中捨てたもんじゃないと思ったわよ」
と笑顔。
へー。そうなんだ!普段、席を譲らない人やイライラしている人を多く見ている私には意外でした。
でもこれはきっと母の日頃の行いだと思います。
整った気持ちで日々正直に過ごしている人にはちゃんと正しく返ってくるものがあるのでしょう。

メルマガ登録はこちら
Share

関連記事