当初・補正の一本化を掲げつつ、災害対応に絞った26年度第二次補正を検討
10月7日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、政府が2026年度第二次補正予算を検討しているというニュースについて意見を交わした。
森永氏「補正を組んで対応するっていうのは、私は国として正しい判断。至極真っ当じゃないかなと思います」
寺島尚正アナ「政府は2026年度第二次補正予算を編成する方向で検討に入りました。例年の経済対策的な位置づけとは違い、災害対応を含む必要な事業に絞って予算措置を行う考えで、歳出は小規模となる見通しです。
高市総理は当初予算と補正予算の原則一本化を掲げてきました。今回検討する二次補正は例年の経済対策に伴う補正予算の編成とは性格が違い、政権の予算編成改革に矛盾しないと政府関係者は捉えています。
政府は6月に中東情勢を受けたガソリン代の補助など、3.1兆円規模の26年度補正予算を成立させています。
今回、公共事業の実施時期の分散や災害対応などのため、さらに二次補正の編成が必要と判断したものです。
公共事業や災害対応としての二次補正予算の必要性ですが、森永さん、これはどう見てますか?」
森永康平「これはまあ仕方ない部分があると思うんですね。基本的にその高市政権って今までと違ってですね、『当初予算と補正予算は基本的に一本化しておきます、都度都度補正を組んだりしないことによって、歳出が必要以上に膨らんでいくのを抑えます』という、まあ原則として、ということなんですけども、ただこの災害に関しては、これは別に政治家が無能だとか官僚が無能だとかそういう話じゃなくて、誰にも予期できないんで。
しかもその例えば直近なんかで言うと、千葉がまさに豪雨災害を何度も受けて、私もたまたま知人が結構千葉に住んでいたりするんですけども、やっぱり場所によってはその豪雨の直後っていうのは、メディアは報じるんですけど、まあ1週間ぐらい経つと報じる頻度って減っていくと思うんですよ、他にもニュースがあるから。でもやっぱり住んでる方からすると変わらないわけじゃないですか。で、なんかちょっと聞いた話だと1週間経っても場所によってはずっと浸水してる」
寺島「水が引かないんですよね」
森永「もっと問題なのが溜まった水って、ある意味水たまりっていうか水深の浅い池みたいになっちゃってるんで、水が循環してないんですよね。水って循環しないと腐ったりとか、あと日の当たるところにあると苔とか藻みたいなのが生えてきて、そこから虫とかが出てきたりっていうこともあって、そういうところもやっぱりリアルの話として聞いてるので、『じゃあそれ誰が処理するんですか?』ってなった時に、住民の方たちは自分たちの生活がありますから自分でやるんですけど、ただ被災者なわけであって、『それは国が多少は手伝うべきなんじゃないの?』って思うわけですよ。当然それにはお金がかかるわけで。ってなった時に、補正を組んでいって対応するっていうのは、私は別に国として正しい判断……むしろ予期せぬ災害が起きた時に、『いやもう補正は組まないんだ』という話にはならないと思いますから、これは至極真っ当なんじゃないかなと思いますよね」
寺島「補正予算には熊本地震、千葉豪雨の復興に向けた支援を盛り込むことも検討しています。25年度の補正予算は一般会計総額18兆3034億円に上りましたが、今回は必要最小限に絞る考えだとしています。
まあ森永さん、今ご指摘の通り災害も今年は相次いでいますしね、公共事業への投資やインフラ整備も重要ですからねえ」
森永「なので今申し上げた通り『何かが起きました、それに対処します。だからお金かかります』っていうのは、もちろんある話なんですけど、やっぱり理想としては事前に何かあった時のために、例えば堤防を高くしておくとか、老朽化しちゃった社会インフラをちょっと更新しておく。まだ使えるんだけど、先回りして更新しておくみたいなことにお金を入れることによって、実際何か起きた時の被害を抑えて結果的に復興費用を抑えることができるっていう考え方もできるので、何でもかんでも『お金を出す余裕がない』とかってやってると『結果的に高くつきますよ』と。
歯医者とかと同じですよね、とりあえず虫歯無いんだけど毎月行ってて『虫歯になりそうですね、じゃあ先に直しておきます』というなら安く済むけど、『まあいいでしょ、お金かかるしずっとまだ痛いけど我慢してる』みたいな時に、『もうどうしようもないですけど、これどうするんですか?手術したらめちゃくちゃ金かかりますよ』みたいなことが、まさにインフラで起きてるんで、この動きはね、僕は進めていくべきだと思いますね」
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