2023年の新旧芸能界問題について考える

2023年の新旧芸能界問題について考える

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女装パフォーマーのブルボンヌと、伝統芸能研究家の重藤暁を迎えた12月15日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。
特集コーナーでは「2023年 新旧 芸能界の激震」というテーマでお届けした。

2023年、日本の芸能界を大きく揺らした旧ジャニーズ事務所の性加害問題。そして、宝塚歌劇団のいじめパワハラ問題。芸能界のビッグネームである二つの団体から明らかになった今回の問題。来年以降の芸能界にどのような影響を及ぼすのか。

さらに古典芸能においても、国立劇場の一時閉場という大きなニュースがあった。これにより、多くの人が伝統芸能の活躍の場を奪われてしまっている。

今日は新旧芸能界に起こった今年のニュースから、現代の芸能界と古典芸能の未来について考えていく。

西川あやの「(旧ジャニーズ事務所と宝塚歌劇団の問題について)どちらのことに対しても思うのが、事実って本人たちにしかわからないことじゃないですか。何があったとかどう言われたとかみたいな話って。それを周りでいろいろと勝手なことを言うのはどうなのかな、って思った一年でもあったんですよね。いろんな話が出てくるじゃないですか」

ブルボンヌ「一つの見方だけしてはいけないっていうのは、たぶんいろんなテーマにおいて『いまこういう流れだから、これに乗っかっとこ』みたいなノイズのような訴えもゼロではないんだけれども、だからやっぱり大枠で見ないで一つ一つを精査してみていかないと本当はいけないよね。ざっくりと『いまはここが叩かれてるから、みんなで叩きゃあいい』みたいな話とも違うのかなとは思うよね」

重藤「大事なのは当事者を叩くんじゃなくて、叩くべきは“システム”。だって、システムの中に入っちゃったら人は簡単に変わっちゃうし、環境に入っちゃたら変わっちゃうから。正すべきはシステムだっていうことをちゃんと僕たちも意識してニュースを見ておかないと、『やっぱりこの人、悪い人だったんだね』みたいな感じで、全てが“人”になっちゃうから。人になっちゃったら、それは『これはこういう集団だった』で終わっちゃうから。絶対変えるべきはシステム。システムを正していきましょうっていう目線で来年もまたニュースを見ていきたいなって思いますね」

西川「そこの目線は持っておきたいですよね。個人の考えって、それはもう人それぞれとしか言いようがないんですけども、組織とかシステムっていうのは変えていかなきゃいけない、成長していかなきゃいけないなと思う中で、(国立劇場問題も含めて)変えて良い方向に持っていけるものをやっていないっていう部分が結構大きいのかなって思いますね」

ブルボンヌ「まぁ普通に素人が聞いても『これはちゃんと守っていくべき日本の文化じゃないの?』みたいなことが蔑ろにされて、『そういうことにお金かけるの?』みたいなことが動いてるようにも感じちゃうよね」

さらに、労働時間の見直しや、国立劇場の建て替えにより活動の場を失ってしまう人々などについても話した。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜〜金曜の午後3時30分〜5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6kHz、radiko)で放送中。また、radikoのタイムフリー機能では1週間後まで聴取できます。

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