中東情勢の影響で値上げラッシュ 原油高の波、消費者にじわじわと迫る
4月16日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、エコノミスト・永濱利廣氏と寺島尚正アナウンサーが、中東情勢の悪化による影響に関するニュースについて意見を交わした。

永濱氏「家計の影響が本格化するのはこれから」
中東情勢の影響を受けた素材の高騰を価格転嫁する動きが広がってきた。汎用合成樹脂(プラスチック)の取引価格が3月に比べて3割上昇し、食品包装などに値上げが波及する。夏にかけて小売物価にも反映される見込みで、家計にも影響が及ぶ恐れがある。
例えばスナック菓子の場合、販売価格の5~8%を包装材が占める。消費財の一歩手前にまで値上げが迫ってきていて、今後は菓子など本体の値上げにもつながる可能性がある。
寺島アナ「中東情勢、夏頃に家計に影響が出るという日経新聞の記事ですが、永濱さん、これはどうご覧になりますか?」
永濱氏「実は、原油が上がるとタイムラグが伴って、いろんなものに波及していくんですね。だいたい3段階ぐらいあるんですけど」
寺島アナ「3段階?」
永濱氏「まず第1段階、すぐに反映されるのがガソリン・軽油・灯油ですね。これはもうすでに上がっています。ただ、一部のガソリンについては政府が負担軽減策をやっていますから、少し抑え込まれているっていうのもあるんですけども。で、第2段階はどこに効いてくるかっていうと電気・ガス料金ですね。これが燃料費調整制度っていうのがありますから、基本的に輸入化石燃料の値段が反映されるんですけど、それが3ヶ月から5ヶ月ぐらい遅れて転嫁されるので、それはおそらくこのままいくと夏から秋にかけて効いてきます。さらにそのあとまで価格転嫁が進みそうなのが食料品ですね。生鮮品については早めに転嫁される部分もあるとは思うんですけど、加工食品については基本的に定価が決まっていますから、なかなかフレキシブルに価格が動かないとなると、定価が変わる時って年度明けとか年度下期明けとか、そういう時が多いので、おそらく秋にかけてじわじわ効いてくるということなので、家計の影響が本格化するのはこれからだというのは考えておくべきだと思いますね」
寺島アナ「うわぁ〜、そうですか。それにじゃあどう対抗していくのかというね。賃金もなかなか上がらないという状況です」
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