門ひろこ議員の「ごっこ遊び」発言はなぜ飛び出したか

門ひろこ議員の「ごっこ遊び」発言はなぜ飛び出したか

Share

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、4月20日の放送に政治ジャーナリストの角谷浩一が出演。配信番組「ABEMA Prime」(ABEMA)にて、自民党の門(かど)ひろこ衆議院議員が「国会に集まってペンライトを振っても政権は変わらない」「ごっこ遊びにしか見えない」といったことを発言し、物議をかもしている件について語った。

長野智子「門ひろこ議員の発言を聴いて、どう思われましたか?」

角谷浩一「ネットの番組(『ABEMA Prime』)で発言しているのを見ました。デモに参加している学生たちに、理路整然と論破していてね。なんでこんなに追い込まなければいけないのか、と思うほどで。門さんにとっては我慢しがたいことなのかもしれませんね」

長野「うん」

角谷「門さんはたいへん立派な経歴で。有名な女子大学の初等科、中等科、高等科を出たあと東京大学法学部卒業。経産省に入って。世界と渡り合う仕事をたくさんされて。TPPや地球温暖化政策の交渉など、世界を股にかけた国際交渉を担当されてきた。そういう人から見て、『デモ? はあ?』となるのは、わからないでもない。門さんが良いか悪いかといったら、こういう政治家は増えている、と思っていて」

長野「はい」

角谷「門さんとしては、そんなことしている時間があるなら政党をつくって政治家になって、それで国会に出てくればいい、と。それが最短だ、デモでは何も動かない、と言いたかったんだと思う。でも言い方が厳しかった。それで炎上のようになった」

長野「この人はコロンビア大学のロースクールに留学もしている。海外こそデモは多いのに」

角谷「こういう頭の良い方は、物事の最短距離を歩もうとするんですよ。自分たちがいちばんしてはいけないことが遠回りだと思っていて。優秀な方で、大学でもたいへん勉強されたことでしょう。役所に入れば合理的かどうか、早く、どう国益を担うか、ということをずっとしてきた。そういう方が、デモは国益にならない、と考える。それは驚かない」

長野「うん」

角谷「逆を言えば、いま官僚出身や、様々な民間出身である国会議員には、遠回りしてどうなるんだ、という合理的な政治を好む人たちが多い。そこに国民はいないんですね。俺は良いことをしている、私は最短距離で物事をまとめた、というのは、国際交渉や政策の考え方なら、あることだと思う。だけどそこには人間が関わっている」

長野「はい」

角谷「国際交渉をしていれば、エネルギーの問題にしろ、何にしろ、反対派が必ずいて。その人たちをどう説得、または抑え込むか、というのも最短距離で動くべきだ、と。損して得取れ、という言葉が合っているかはわからないけど。国民のA、B、C、ほかにもいろいろな価値観がある中で、それを調整したり、いろいろな言い分を聴いたりして」

長野「うん」

角谷「それを受け止めてまとめるのが政治家の役割で。でも門さんは大きな仕事をされていたから、3万人がペンライトを振ったぐらいで世の中は変わらない、と。でも変わるか変わらないかではなく。10年でも20年でも努力を続けて、守らなければいけないものがある。そういう人たちを否定してしまうなら、国会議員である必要はないんですよ。門さんがデモについて語る役割ではなかったのかな、という気はします」

長野「私はきのう、デモを見に行って。門ひろこさんの『ごっこ遊び』ということに対してプラカードを持った人、あの発言で集まっている人がたくさんいました」

角谷「火をつけた、ということになってしまいましたね」

「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

で開く

※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

Share

関連記事

この記事の番組情報


長野智子アップデート

長野智子アップデート

月 15:00~17:00 火~金 15:00~17:35 パーソナリティ長野智子を中心に、政治・経済・カルチャーなど様々なジャンルのスペシャルストともにお送…

NOW ON AIR
ページTOPへ