生きているのが楽しくないという悩みに中元「きっと自分はこれが生きがいです!って言える人ばかりではない」

生きているのが楽しくないという悩みに中元「きっと自分はこれが生きがいです!って言える人ばかりではない」

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『中元日芽香の「な」』が、5月15日(月)午前7時に更新され、メールでのお悩み相談に答えた。

今回の相談は、「中元さんは生きていて楽しいですか?私は最近あー生きるのって苦しいなぁ。楽しくないなって思ってしまいます。ゲームが大好きだったのに、もう数カ月触れてないし、友達とかと会う機会が4連続であったのですが、どれもその場では笑えるのですが、帰ってきてあぁ楽しかったって思えません。好きなアーティストのライブも行ったのですが、あ、この曲やるんだぐらいにしか思えなくて、それでふと、あー生きるのって楽しくないなって思いました。周りの人たちや、姉は嫌だとか言いながらも働いて、趣味の何かをしたり、苦しいこともあるだろうけど、一般的な生き方?をしています。だからどうして私はこんな人間なんだろうって強く強く思います。正直みんながうらやましいです。まあ、私が死にたいなって思った理由は、社会に向いてないし何も目的も目標もないのに労働して生きるのってだるいなって思ったからなのですが笑。ですがそれでも、なんで私がこんなことになって被害妄想をしてしまいます。もっと普通の人間になりたかったです」というもの。

中元は、生きているのが楽しい時はそれを意識していないと話す。

中元「生きてるのが楽しい時って、生きてることを意識してなかったりするんですよね。寝て起きてお腹が空くからご飯食べて夜にはシャワー浴びてって、もう全部めんどくさい。生きるのってめんどくさい!っていうふうになることってありますか。みんななってますかね。それでいて社会に生きてる以上は、より有意義に生きなきゃいけないのかなーって思ったりとか、周りと比較してみたりとか、生きてる意味を考えてしまったりとか、ありますよね」

中元は「正直みんながうらやましい」という部分に注目し、生きる理由にはどんなものがあるか語った。

中元「正直みんながうらやましいですという文章がありましたが、それもまた本音ですよね。きっと自分はこれが生きがいです!って言える人ばかりではないんだろうなと私はこの仕事をしていて思います。死ぬ理由がないからとりあえず生きてるというか、保留にして生きてますみたいな。趣味とか、楽しみとか、好きなスポーツをするために生きてるとか、カメラが好きで、きれいな景色を撮るために生きてるとか、好きなお寿司を食べるために生きてる頑張ってるという人もいるし、自分の中にそれを見出すのが難しい人は、パートナーを支えるためとか子供のためとか、生きる理由は人それぞれありますけれど、生きる理由があると日々の苦しいことを乗り切る力になってくれる。なので、この相談者さんはその乗り切る力が今は見出せないのだとしたら、苦しいことだるいことばかりになってしまいますね」

最後に中元は、同じ悩みを持っている人はこのメールに救われていると話した。

中元「社会に向いてないと思うのは、いわゆる多数派の生き方や考え方ができてないと感じるとかですかね。私の知り合いの、同業というか心を扱うお仕事をしている方が、「賢い人こそなんで生きてるんだろうって問いが浮かびやすい。だってコスパ悪いじゃないですか?生きるの維持するのって」というふうに仰ってました。コストってお金とか時間とか、そういったものに使う言葉ですけど、かけたコストに対するパフォーマンスが楽しいとか生きてて良かったとかっていう気持ちだと思うんですけれど、人生に例えると、それらが釣り合わない時期ってきっと辛いんですよね。この相談者さんのメールを読んで、同じような考えを持っている方にとって、ちょっと救われる内容だったんだろうなって思いますよ

『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」

 

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中元日芽香の「な」

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毎週月曜 7:00 更新

この番組は、心理カウンセラーである中元日芽香が、リスナーの皆さんの日頃の悩みをお聞きしながら、その悩みに寄り添って「会話」をしていくPodcastプログラムで…

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