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2010年も間もなく終わろうとしています。皆さんにとって
今年はどんな年でしたか?
政治の世界に目を向けると、多くの方が「失望した年」
だったのではないでしょうか。
歴史的な政権交代から1年以上経ちましたが、民主党
政権は国民の期待を大きく裏切り、一方自民党をはじめ
野党も大きく信頼を回復したようには思えません。
来年こそは政治家の方々に、国民が幸せになれる政治を
して欲しいものです。「子供たちや若い人たちが夢と希望を
持ち、年配の方やお年寄りが安心して暮らせる国」を作って
欲しいと、切に願っています。
皆様、今年も1年間、大変お世話になりました。来年も
文化放送報道部を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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西高東低の冬型の気圧配置が続いている。
この年末年始、とりわけ大晦日から元日にかけて
日本海側では、大雪の恐れがあるという。
吹雪くところもあるということで、
交通障害に注意が必要だ!
また、海上は暴風と高波に注意が必要ともいう。
注意は、し過ぎることはない。
事故もなく、新年を迎えたい。
一方、関東の平野部は冬晴れとなりそうだ。

澄み切った空は美しい。
来年は、政治の世界でも澄み切った日本であってほしい・・・
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文化放送のお向かいの
世界貿易センタービルの中の花屋さん。
千両に若松に葉牡丹
お正月の花が並ぶ
クリスマス寒波が去り
年越し寒波がやってくる

文化放送の入り口にも門松
小沢一郎の記者会見
市川海老蔵の記者会見が突如決まり
記者が走る・・
今年もあと四日
『ニュースパレード』は今日から
『ニュースパレード2010・年の瀬企画』が始まりました。
そして、2010年を締めくくる
『マイクの1年・報道編』は
12月31日午後7時からオンエアーです。
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「吉田照美ソコダイジナトコ」の月曜日「ニュースデリバリー」を
石森が担当するのは、27日が最後となりました。
主な理由は月曜日の取材体制を強化するためです。
毎回番組を聴いてくださった皆様、
メールやFAXを受け付けていないコーナーなのにも関わらず
感想や励ましをくださったリスナーの皆様に心から感謝しております。
そして、出演者のおふたりをはじめスタッフの皆さん、
僕がこの番組を続けることで様々なお気遣いをしてくださった
報道部の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。
実はこれまでも、この朝の枠で、レポートや解説をさせていただいてきました。
「小西克哉のなんだ?なんだ!」 の「木曜事件ファイル」が最初で
このときは、文化放送にも報道部にも所属していませんでした。
僕は事件や地方政治の記者経験も8年ほどありましたが
元々はFMのDJでした。
ですから経験の浅い分、そのスタイルを生かして等身大の言葉で喋り
わからないことは、わかるまで消化してから喋るようになりました。
それはもう必死で、試行錯誤の連続でしたがよい経験でした。
その後も「チャレンジ! 梶原放送局」、「蟹瀬誠一 ネクスト! 」
「吉田たかよし プラス!」 、そして「ソコトコ」と
この時間を担当して、およそ10年になります。
名だたるジャーナリストやキャスター、コメンテーターの皆さんのそばで
大切なことを沢山学ばせていただきました。
それをこれからも、生かしていけたらと思っています。
1月からは、僕らの上司であり、先輩であり、アニキ分である
「びんさん」こと鈴木敏夫デスクが担当されます。
豊富な取材経験と、政治や国際情勢など深い知識に裏打ちされたお話を聴いて
僕も勉強したいと思っております。
今まで、ありがとうございました。
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さて年末。思えば今年は脇の甘い民主党政権の閣僚からの
「失言」が非常に多かった1年だったと思います。
ベスト3は
柳田法務大臣
『法務大臣はセリフ2つで務まります。
~"個別事案は差し控え" と "法に基づき適切に"・・・何回使ったか!』
菅総理大臣
『今までは仮免許。これからが本番です』
仙谷官房長官
『暴力装置でもある自衛隊は特段の政治的な中立性が確保されなければならない』
そして年末に駆け込むようにランクインした仙谷官房長官の一撃。
『沖縄県はアメリカ軍基地負担を「甘受」して頂きたい』
さて「甘受」とは。
広辞苑; さからわずに甘んじて受けること だそうです。
さらに、
新明解国語辞典; やむ得ないものとして、文句を言わずに受けること です。
例文としては、
「非難(侮辱・差別待遇)を甘受する」
これらは失言では済まされないものです。
言葉には魂があるといわれています。~「言霊」。 つくづく思います。
政治家は言葉の重みをもっと真剣に考えるべきだ。
***
きょうはクリスマスイヴ。
本題とは関係ありませんが銀座4丁目「MIKIMOTO」前の
X´masツリーの写真です。

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こういうイルミネーションが輝きまくる新宿を
毎年この時期、とある集団が練り歩く行事があります。
年末特別警戒の「一斉警戒」。
警視総監を長とする特別警戒本部が設置され、
金融機関やコンビニなどを狙った強盗、スリ、
ひったくりなどを防ごうという年末特別警戒。
この期間中に発令されるのが一斉警戒で、
それが本日。 最大の警戒員が導入されます。
で、毎年、警視総監が歌舞伎町を歩いて巡視するんですが、
これに各社の警視庁キャップが同行するのが慣わしで・・・。
かなりの人数がゾロゾロと「巡視」しますので、
周りの人たちは何事かと必ず振り返ります。
「歌舞伎町」で忘れてはならないのは
2001年9月に発生したビル火災。
44人が死亡した大惨事でした。
この火災をきっかけに、消防法が大幅に改正され
防火管理の意識を高めることになりました。
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「4、5年分の経験を1年でまとめたような、深い、厳しい1年だった」

初場所の番付が発表されたきょう、横綱・白鵬関が1年を振り返りました。
自身としては、今年は63連勝という記録を作りましたが、
角界では朝青龍関の引退、そして野球賭博問題という大きなトピックがあり、
相撲人気を復活させる責任が、その大きな両肩に重くのしかかっていたのかもしれません。
写真は「日本スポーツ大賞」授与式のため、出かけていくところ。
白鵬関を見るのは初めてでしたが、やっぱり大きかったです。
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茨城県取手市で発生した無差別通り魔事件。
襲われたバスの現場検証が昼ごろまで行われていました。
このバスの運転手さんに話を聞くことができました。
生徒たちの嬌声がひびくいつもの朝の風景が、一転。
悲鳴、泣き声、助けて・・・
かばんの中身を撒き散らしながら生徒たちが逃げ惑う
刃物を振りかざしながら追いかける男。
真後ろに止まっていたバスに男が乗り込んだところ、
勇気ある乗客男性に取り押さえられました。
病院に運ばれたあとも、恐怖で震えが止まらない生徒もいました。
『自分の人生を終わりにしたかった・・・』男の供述です。
なぜ、こんな理不尽な事件は繰り返されるのでしょうか。
現場には、いいようのない怒りと恐怖が立ち込めていました。
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東京都の指定無形民俗文化財、「世田谷のボロ市」
古着だけでなく、正月飾りや漬け物、骨董品も売ってます。

もともとは400年以上前から市場として栄え、
その後、ボロ(布きれ)を扱うから「ボロ市」になったそうです。
更に、もともと「歳の市」として、年末に行われていたものの、
旧暦から新暦に変わったときの混乱がもとで、
未だに12月と1月の15,16日に行われているそうです。
・・・・・こんなところにも歴史の深さを感じさせられますね。
「ボロ市」名物となっているつきたてのお餅「代官餅」、
ぜひ食べたいと思ったのですが、9時前に着いた頃には既に150人近くの行列が・・。
泣く泣く諦めました。残念。
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年末の忙しい中、自宅のガラス拭きを済ませ、
気持ちが良くなったところで、自宅近くの知人の
家に出かけ、ピアノソロ・コンサートに参加してきました。
おとといの日曜日、おだやかな日和に恵まれた昼過ぎ
午後2時、知人のマンションの地下のホールには
およそ30人が集まり、主役を待ちました。
そして、ピアニストの堀圭子さんが登場、
大きな拍手に迎えられて約1時間半、
ドビュッシーの曲に始まり、生誕200年記念のメイン、
シューマンとショパンの曲が演奏されました。
手の届きそうなところで演奏してくれたのは
ジュリアード音楽院卒業の堀圭子さん。

曲の説明、作曲者の説明などお話も上手で、
至福のひとときを過ごさせていただきました。
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会場で白熊さんは大人気!
12月9日から11日まで
東京ビッグサイトで『エコプロダクツ2010』が
開催されています。
日本最大級の環境展示会といわれるだけに
745社・団体、1762小間が軒を連ね
大企業は勿論、オンリーワンの技術を見せる企業
NPO・NGO 自治体 大学などが趣向を凝らし
3日かけても見切れないほどの展示会です。
本日の『ランチタイムニュース』で
その一部を放送しましたが
私的には
仙台大学サッカー部監督 体育学部 講師の
吉井秀邦さんに説明していただいた
床発電を敷き詰めたサッカー場で
運動しながら発電するという取り組みに
ハナマルです。
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米軍普天間飛行場の移設問題の行方を左右する沖縄県知事選は、
無所属で現職の仲井真弘多氏が、再選を果たしました。
移設先とされた辺野古の海を埋め立てる場合などには
知事の許可が必要になりますから、 誰が当選するかは大きな問題でした。
選挙戦では、仲井真氏と普天間の伊波前市長が、いずれも、県内移設反対の立場。
ただ、仲井真氏は「政府との対話は、続ける姿勢」を示したところが、
伊波氏との大きな違いでした。
このため、伊波氏では、政府とのパイプが絶たれ
経済振興が進まなくなる懸念も影響したのかも知れません。
また、仲井真氏は「日米安保体制を評価」しており
北朝鮮による砲撃事件も影響した可能性があります。
先日、仲井真氏は総理と会談し、改めて県外移設を求めましたが
ロビーで待っていた僕らは、異様に会談が長いことに気がつきました。
実は、総理との会談後、仲井真氏は、「仙谷官房長官」の部屋に移動し
そこで長い時間を費やしていたのです。いったい何がそこで話し合われたのか?
・・・ところで、民主党は今回独自の候補者を立てることを断念しました。
民主党は、7月の参議院議員選挙でも沖縄選挙区で候補者を立てられず、
政権政党としての責任を放棄した格好です。
言い換えれば、これだけ国にとって重要な選択を、
またもや沖縄の人々に押し付けたかたちです。
移設先とされた辺野古でこんな声を聞きました。
「政府は、沖縄の理解を求めたいと言っていますが
なぜ沖縄を理解しようとしないのでしょうか」
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太平洋戦争が始まった日。69年前の未明に日本海軍が真珠湾攻撃を仕掛けた日です。
アメリカでは8月15日の戦勝記念日(終戦記念日)より、
この12月8日の方が圧倒的に認知率が高いと聞きます。
迅英も個人的にはこの開戦のメモリアルデーを日本人の負の記念日として
絶対に忘れてはならないと思います。
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そして12月8日の今日は30年前、
ニューヨークでジョンレノンが凶弾に倒れ40歳で生涯を閉じた日です。
1980年12月8日。
迅英は19歳、当時早稲田の1年生で水泳部(飛込み)に所属し、
午後からの練習でふらふらになるまでしごかれ、
自宅まで戻る帰路、山手線の中でジョンの訃報を知りました。
確か隣の人の夕刊紙だったと思います。
ショックだったなぁ。
迅英は帰って部屋でひとり、イマジンやラヴ、スターティングオーバーを聴いて悲しみに浸り、
ウィスキーをあおった。
そうか、もう30年も経つのか。ジョンも生きていれば70歳、
きっとパワフルな高齢ミュージシャンになっていたと思います。
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「1980年12月8日 ジョンレノンのいちばん長い日」(K.エリオット・グリーンバーグ著)という
ノンフィクションルポがあります。この本には「この日」、
さまざまな職業の人たちがジョンの死をどんなシチュエーションで迎えたかが紹介されています。
その中のエピソードをひとつ。
プロレスラーのベビーフェイスとヒールたちは「この日」マジソンスクエアガーデンでの試合後事件を知った。
暗黙のルールでベビーフェイスとヒールは一緒に酒を飲んだり食事をしたりしない。
仲が良いと誤解されると興味がそがれるためだ。でも「この日」ばかりは暗黙のルールは破られた。
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ホテルの酒場にヒールもベビーフェイスも集まり酒を飲んで悲しみに浸りジョンレノンを追悼した。
いかに「この日」が特別な日だったのか、
「この日」、世界中のビートルズファンの悲しみの「量」は計り知れない。
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レーシック手術をする際に衛生管理を怠ったため
患者を細菌性角膜炎に感染させたとして
「銀座眼科」の元院長が警視庁に逮捕されました。
業務上過失傷害の疑いです。
レーシック手術をめぐり、医師が逮捕されるのは初めてです。
本来やるべき衛生管理・・・
手袋やマスクをつけるのはもちろんのこと、
『滅菌処理』をしなければならないそうです。
そこで今回は『滅菌』や『殺菌』という言葉について。
捜査幹部が参考情報として教えてくれたんですが、
『滅菌』というのは、あらゆる細菌を殺滅すること。
これに対し、『殺菌』というのは
1つでも菌を殺滅していれば使える言葉だそうです。
つまり、極端なことを言えば
1割の菌を殺滅して9割が残っていようが
『殺菌しました~』と表現できるということですね。
今回の元院長の逮捕、たとえば書類送検という可能性も
なくはなかったと思います。
ではなぜ「逮捕」だったのか。
捜査幹部は、被害者の多さを考慮したこと、それに
任意の聴取で、元院長が
『私に責任があるのか分からない。原因がどこにあるのか分からない」
~と話していたことなどから、証拠隠滅の恐れもあるとして
逮捕に踏み切ったとしています。
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国会が3日、閉幕しました。
振り返ってみると
実りの少ない国会だったような気がします。
衆参の多数派が異なるねじれ状態打開のため、
菅総理が目指したのは熟議の国会のはずでしたが・・・
新規提出法案の成立率は55%。
2回の深夜国会、閣僚に対する不信任に問責。
来年の通常国会では、連立を組む与党・国民新党が
重視する郵政改革関連3法案の年度内成立を約束した
政府・与党。
以前の仲間だった社民党との距離間をつめて
数合わせを模索しても、内閣改造したとしても
野党の反発は避けられそうもありません。
参議院選挙での有権者の選択が生んだねじれ国会。
国民が望んだのは党利党略が絡む熟議ではないはず。
通常国会では、ぜひとも1票の重さを重視した
真の熟議を実現してもらいたいものです。
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文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。
