2017年・新年に当たり

2016年にわれわれがニュースで取上げた「コトバ」の中で、今もなお頭の中で
リフレインするフレーズがある。
「こんな議論を何時間やっても同じですよ」
~セリフの持主は安倍総理大臣、舞台は国会。
各メディアは即座に反応し、当然一斉に安倍総理に非難の矛先が向いた。
気が短い、上から目線、慢心の現れといった総理の資質を指摘するものから
議会軽視、少数意見無視、全体主義等々といった政権の本質を問うものまで。
これは年金制度改革法案審議が行われた衆議院厚労委員会で
民進党が当法案を「年金カット法案」として執拗に批判を展開したプロセスで、
苛立ちを隠せない安倍総理が発した言葉だ。 
しかし問題の本質はどのようなシチュエーションで、どういう質疑に対して
このセリフが発せられたのかという客観的状況を検証することではなく、
昨今の政治の風潮にある。すなわち問題は、「こんな議論を何時間やっても同じですよ」と、
◇権力者の放言が立法府の場で飛出してしまった事。
◇放言を「不適切ではない」と行政府が即座に閣議決定してしまった事。 
つまり政治の現状そのものにあると思う。
私も会議がやたら多いことにウンザリすることはあるし、不毛な会議に苛立つことはある。
しかし、「議論が無駄」と突き放すようなことは決してしない。
まして総理大臣。議論を遺棄しようとするリーダーにこの国の行方をまかせる事は
出来ないのではないか。
3分の2という数の力を握ったリーダーだからこそ議論に真摯に対峙する義務がある。
******
2017年の幕が開いた。数の力に頼った国会運営が露骨に目立ってきた政権、
失速が目に見えてきたアベノミクス、着地点が見通せない外交政策、
「おかしい!?」と思うことについては積極的に反応し、意見を発信しなくては、と
気持ちを引き締めている。
報道スポーツセンター部長 関根英生

2016年12月23日 文化放送新春報道特番

 安倍総理が進めてきた地球儀外交を担ってきたのが岸田文雄外務大臣。今年2016年は、英国がEU離脱を決め、アメリカでトランプ氏が次期大統領に決まり、そして韓国では朴大統領が弾劾されるなど、日本の外交戦略が練り直しを余儀なくされた年...ということで、岸田大臣インタビューを敢行。
u3.jpg テレビ朝日系「報道ステーション」やニュースパレード月曜日の「Point of View」でおなじみ、後藤謙次さんをパーソナリティーに新春特番の収録。
 放送は、2017年1月3日(火)午後2時半から3時半。箱根駅伝のあと。日米、日韓、日ロなど日本外交の行方や、岸田大臣のポスト安倍に向けた意欲がわかる1時間。お楽しみに!
u5.jpg 収録後、岸田大臣と番組スタッフで記念撮影。写真左はモーレツな国会取材で知られる山本カオリ記者(元ミス法隆寺ね)。写真左は有馬記念に燃える迅英ブチョー(飛び込みで五輪を目指した元アスリート)。それにしても岸田大臣のリクエスト曲が意外!まさか槙原敬之とは。ポスト安倍は、早稲田OBの岸田さんと慶應OBの石破さんの早慶戦かなあ?

2016年12月 2日 バス停?駅?

ご無沙汰しております。


ウラの方です!


宮城県の亘理郡にある山元町へ
取材に行ってきたのですが


はい、バス停...ん??駅?
BUS1.JPG


町役場のバス停ですが、山下駅の表示もあるんです。
BUS2.JPG


なぜ、バス停で山下駅なのかと言うと
BUS.JPG


と、いう事で、東日本大震災で常磐線の運休区間が
5年以上も代行バスだったのです。


まだ、全線再開という訳ではないのですが
12月10日には運休中の常磐線「相馬駅」~「浜吉田駅」間が
再開になるんです!!


で、山元町に何しに行ったのか?
詳しくは後日改めて、、、

2016年11月23日 ヒラリー敗戦、まさかのトランプ勝利

 アメリカ大統領選挙でまさかの結果...。民意を読み切れなかったメディアの敗北と言えばそれまでだけど、トランプ氏勝利によって、国際情勢の潮目が大きく変わるのは確実。
 TPPなんて、もともとアメリカ国民は何の関心もないけれど、トランプ大統領になれば、協定が反古にされ、安全保障も含め、安倍外交は根本から練り直しを迫られる。
NxK0vs2prioV5d3jZArmRtV1.3-55140-1-attach-d3.jpg 私にとっては4度目の大統領選取材。2000年にヒラリー選対のボランティアスタッフをしていた私は、彼女から直接かけてくれた言葉、「不可能を可能にする、それが政治」という言葉に惹かれ、以降、ガラスの天井を突き破る瞬間を心待ちにしてきた。今回のワシントン&ニューヨーク取材は、ヒラリー・クリントン大統領誕生の瞬間を見届ける旅でもあった。
P1000148.jpg 写真はバイデン副大統領の側近でマンスフィールド財団CEOのフランク・ジャヌージ氏。彼は、トランプ氏勝利の確率を25%と語っていたけど、他の識者で10%以上あると答えた人は皆無だった。私もだが、日本の他メディアも、ヒラリー勝利後の準備こそすれ、トランプ氏勝利の準備は不足していたのではないか。
P1000245.jpg 選挙の翌日からニューヨークのトランプタワー前ではデモが発生。NYPDによる厳重な警備に、5番街の空気も一変した。しかし一変するのはアメリカ全体、いや世界全体の空気である。
 ただ、強いアメリカ復活を掲げるトランプ氏はアメリカにとっては案外名君かもしれない。そうなれば、分断されるのはアメリカ国内ではなく国際社会なのかも...。
NxK0vs2prioV5d3jZArmRtV1.3-55121-1-attach-d3.jpg 敬愛するヒラリー敗北にショックが癒えない私。母校・今治西高の野球部が、甲子園出場を逃したときの100倍の衝撃。
 アメリカ出張のあと予定していた遅めの夏休みは、UAEアラブ首長国連邦で気分を切り替える旅となった。(写真はドバイのブルジュ・ハリファ)
NxK0vs2prioV5d3jZArmRtV1.3-55119-1-attach-d3.jpg 2020年の万博開催を控え、街全体が工事中のドバイ。そこから陸路で首都アブダビに向かい、イタリアのフェラーリが開業させた全天候型のテーマパーク「フェラーリワールド」で絶叫マシンにも乗ってみた。しかし、トランプ氏勝利という選挙結果はまだ腑に落ちない。
NxK0vs2prioV5d3jZArmRtV1.3-55117-1-attach-d3.jpg ドバイに戻って砂漠をSUVで走り、らくだにも乗ってみた。おかげで少し気分は回復したが、「変わり者、面白いことを言う人物に乗っかる」という投票行動は、規制政治への怒りという以上に、深く物事を考えない有権者としての未成熟さにあるのではないかとも思う。それは日本にも共通するものだ。この有権者にしてこの政治家あり。私はアメリカに失望した。

文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。

その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。

それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。

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