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東日本大震災1年の報道特番の取材で福島に行って来ました。
制作している特番のタイトルは「日常が失われた日~3.11 被災地メディアの戦い」です。
東日本大震災の報道に当った地元メディアの奮闘と試行錯誤をテーマに制作しました。
プロデューサーは石森則和。
プロデューサー自らがぼさぼさの髪の毛を振り乱しながら岩手~宮城~福島と走り回り、
被災地メディアを取材しました。詳しくは当「パレードのあとで」で石森君本人が書き込むと思います。
ぶろぐをお読み頂き、番組(3/11(日)12:00~13:00)もぜひともお聴きください。
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福島への出張取材の帰路、新幹線の車内販売で「ほや」の燻製(酒のつまみです)を発見。
一個340円です。
迅英は東北新幹線に乗ると必ずこれを買います。
ビールにもチューハイにも日本酒にも合う最高の酒のつまみです。
実はこの「ほや」の燻製は3.11以降、販売を中止していました。
石巻市に本社を置く製造元の水月堂物産(株)は東日本大震災により大きく被災し、
生産再開・販売再開までおよそ8ヶ月を要したと言うことです。
きっと待ちかねたファンもたくさんいたことでしょう。
車内販売の担当者に「ほや、ありますか?」と尋ねたところ、にっかり笑って「ございます!!」
嬉しかったなぁ。
「まだまだ」と実感している被災地の復興ですが、
地元企業の再生力というか復活への意地を感じる「ほや」との再会でした。
迅英はこの「三陸磯の風味 酔明 ほや」(正式商品名)の4個パックとバラで1個=1700円也を購買し、
車窓から福島の田畑を見ながら、缶チューハイとともに石巻の「磯の風味」を楽しんだ。
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3.11からまもなく1年を迎える。
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警察の担当になったときに驚いたのは
「○○捜査本部」という名称を隠語で「戒名」と呼ぶことです。
理由は「殺人事件を扱うから」といわれますが、
ほかにも
「捜査本部の前に掲げる縦長の看板に名称を書くことを、
位牌に戒名をかくことに例えた」とか
「事件を必ず成仏(解決)させるため」というのも
聞いたことがあります。
ところが同じ「戒名」という隠語でも
記者側(主に新聞)になると
「容疑の名称」という意味になったりもします。
これは容疑の名称が、
ほぼ「漢字の羅列」になるからです。
似たようなことが国会取材にもあります。
「お経読み」です。
これは隠語ではありますが、頻繁に使われます。
意味としては「提案理由の説明」です。
提案理由はすでに原稿になっていて、
全員に予め配布してあります。
提案者は、それをそのまま、棒読みするだけ・・・。
それをお経になぞらえているわけですが、
・・・バチアタリな気もしますね。
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①検察が被告人以外の関係者から事情を聴いていて、
②検察の調書と公判での証言が違う際、
③検察の調書の方が信用できる特別な状況がある場合においては
⇒特別に証拠として採用できる、というもの。
うーん・・・
小沢被告の裁判における石川元秘書を例に取るとこうなります。
①石川元秘書が
②検察の取り調べ「小沢被告に報告してました」
公判での証言 「小沢被告に報告してませんでした」
⇒違う
③政治家と元秘書という関係性もあるので、
「小沢被告のいる法廷では不利なことを話しづらいんじゃない?」
⇒特別な状況
であれば、検察の調書の方が信用できるよね。
⇒これが特信性です。
ただ、今回の場合は
検察によって誘導された「違法で不当な供述」なので、
「特信性は認められない=証拠にはできません」というワケです。
法律用語は難しいです・・・
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政府から世界文化遺産に推薦されたばかりの神奈川県鎌倉市。頼朝が幕府を開いたことでもわかるように、三方を山に囲まれた天然の要害でもある。
しかし、問題は南に面した海だ。写真は由比ガ浜。芸能人のサーフィン用のマンションや別荘もある景勝地が、東日本大震災並みの地震と津波に見舞われたとしたら・・・。
これまでの試算では14.4メートルの津波が押し寄せると言われているが、もし東北のように想定以上のものが襲ってきたら、長谷寺や鶴岡八幡宮まで被害が出るかもしれない。
鎌倉市では県に働きかけ、県が新たな予測図を作成するのを待って、ハザードマップを作り直すと言う。
鎌倉市は風致地区のため、建物自体、15メートル以下に抑えられている。それだけに、大津波の場合、2階3階に逃げても、写真のように海抜が低いエリアだと危険。
来月11日で震災1年。文化放送でもさまざまな形で、被災地の今や原発の現状についてお伝えしていくことになるが、被災地でない海沿いの街も、南海地震や東南海地震を思えばかなり危険なのだということを、近く、鎌倉市を例にお伝えできたら、と思う。
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今日はバレンタインデー。
東日本大震災の津波で駅舎や線路の一部が流失した
岩手県宮古市の三陸鉄道を応援するため、
宮古駅で、駅員や乗客にチョコレートが配られました。
広島県にあるお菓子店が手作りチョコを提供したもので、
およそ300個が無料で配られたそうです。
岩手県沿岸部を走る三陸鉄道は、3分の2ほどが不通となっていて、
再来年の全線運転再開を目指して復旧作業が続いています。
一方、海の向こう、タイのパタヤでは・・・
バレンタインデーに合わせて、
カップルがキスの長さを競う大会が続けられています。
ギネス世界記録の46時間24分9秒を上回ることを目指し、
ストローで水分を取ったり汗を拭き合ったりしながら
寝ずにキスを続けているそうです・・・。
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東日本大震災発生から明日で11ヵ月を向かえる10日、復興庁が発足した。
野田総理大臣と平野達夫復興大臣が看板かけを行ったが、これは岩手県陸前高田市の
「高田松原」の松の木。津波で軒並みなぎ倒された松の木の中で、1本だけ残った
「奇跡の松の木」からつくられたものである。
野田総理は夕方の記者会見で、復興へのスピードアップと、縦割り行政の打破を力強く語った。
そのため、復興庁は他の省庁より一段格上げし、平野大臣には他省庁への勧告権限も与えられた。
野田総理はこれを「強い権限」と強調。
しかし、読んで字の通りあくまでも「勧告」であり強制力はない。
各省庁にまたがるたくさんの被災地のニーズ、要望をどのように具体的に
対応していくのだろうか疑問と不安が残る。
復興庁が頑張っても、事業実施は担当省庁が担う仕組みは変わっていない。
仮に、縦割り行政の弊害が少なくなったとしても、今度は復興庁と各省庁、
さらには被災地にある復興庁の支所や事務所と各省庁の出先機関との「調整」が進まなければ、
復興のスピードアップもかなうまい。
復興庁が本格復興に向けてしっかり調整力と指導力を発揮できるかどうか、
震災のシンボルともいえる「高田松原」の松の看板が行方を見守っている。
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515万人。東日本大震災当日、首都圏で帰宅困難者となった人の数です。(内閣府推計)
この「帰宅困難者」のための訓練が新宿・池袋・東京で同時に行われました。
写真はJR東京駅にいた人たちが丸の内口に避難し、
水やカンパンを受け取っているところです。
また、丸の内にある三菱商事ビルでは、一斉に帰宅しないようにする訓練も。
鉄道など公共交通機関が復旧していない場合、「むやみに移動しないこと」が原則です。
たとえば、家族の安否が確認できたら、無理に帰ろうとせずにオフィスで一晩を過ごすなど・・・
そのためにも、安全な場所の確保、そして情報の入手が一番重要な課題ですね。
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日本気象協会が昨日、今年の桜の開花予想(第1回)を発表しました。
桜の開花は、秋から冬に気温の低い時期があった後、春先にかけて
気温が高くなるほど開花が早くなるといわれているそうです。
今年は2月から4月にかけての気温が平年より低いか平年並みの
見込みで、春の訪れは遅く、桜の開花は遅めだということです。
昨年は日本にとってとても辛い春になってしまい、桜どころでは
ありませんでしたね。
被災地の皆さんが一日も早く元の生活に戻れることを、強く祈って
います。
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文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。
