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2012年2月10日 復興庁発足

復興庁看板.JPG
東日本大震災発生から明日で11ヵ月を向かえる10日、復興庁が発足した。
野田総理大臣と平野達夫復興大臣が看板かけを行ったが、これは岩手県陸前高田市の
「高田松原」の松の木。津波で軒並みなぎ倒された松の木の中で、1本だけ残った
「奇跡の松の木」からつくられたものである。
野田総理は夕方の記者会見で、復興へのスピードアップと、縦割り行政の打破を力強く語った。
そのため、復興庁は他の省庁より一段格上げし、平野大臣には他省庁への勧告権限も与えられた。
野田総理はこれを「強い権限」と強調。
しかし、読んで字の通りあくまでも「勧告」であり強制力はない。
各省庁にまたがるたくさんの被災地のニーズ、要望をどのように具体的に
対応していくのだろうか疑問と不安が残る。
復興庁が頑張っても、事業実施は担当省庁が担う仕組みは変わっていない。
仮に、縦割り行政の弊害が少なくなったとしても、今度は復興庁と各省庁、
さらには被災地にある復興庁の支所や事務所と各省庁の出先機関との「調整」が進まなければ、
復興のスピードアップもかなうまい。

復興庁が本格復興に向けてしっかり調整力と指導力を発揮できるかどうか、
震災のシンボルともいえる「高田松原」の松の看板が行方を見守っている。

文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。

その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。

それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。

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