7カ月ぶり円高、次の焦点は152円。「早苗の窓」を埋めるか?
9月9日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、8日の東京外国為替市場で7ヶ月ぶりの円高を記録したというニュースについて意見を交わした。
森永氏「次の焦点は152円。割れば就任前の147〜148円付近の『早苗の窓』を埋めにいくという見方がある」
寺島尚正アナ「8日の東京外国為替市場で対ドルの円相場は一時、1ドル=152円90銭まで急伸し、2月中旬以来およそ7ヶ月ぶりの円高水準をつけました。
日本銀行の利上げペースが加速するとの観測を背景に円買いドル売りが進みました。
市場では投機筋が円売りポジションの解消を進めたことで、一段の円高につながったとの見方も出ています。
アメリカ市場が7日は祝日で休場となり、市場関係者が少なく、値動きが大きくなりやすかったことも急激な円高に拍車をかけたとみられます。
7ヶ月ぶりの円高です。
現在1ドル153円98銭あたりで推移してますが、森永さん、この円高、これはどうご覧になりますか?」
森永康平「そうですね、ごく短い期間に5円近く円高に動いたんですよね。当たり前ですけども、普通にしてたら5円も動くことはなくて、大体最近は経済指標で言ってもそこまで大きく動かないですから、5円ってなると日銀の円安是正を目的にした介入以外は基本的にはないんですよね。
ただどうも手元の数字だけでしか判断はまだできないんですけども、介入っぽくないなと。しかも大体介入があっても、『どうせすぐ戻るでしょ』ってみんな分かってるんで、介入してもすぐ戻るんですけど、今回すごくこう粘りっこいんですよね。
160円超えてから155まで下がって、そこから戻るどころかさらに153円を機に一瞬割ってますし……。
今朝も154ぐらいをずっと前後しているような感じで、明け方4時前ぐらいに
153円45銭ぐらいまで落ちてるので、そう考えたらなんか『介入なのか?これは』」っていう……『介入じゃないのかな?』とシンプルに円高の方向に動き始めてると。一つあるのはやっぱりこう、いわゆる円キャリートレードとかいう、円を売って高金利通貨を買う、これの解消なのかな?と。
その背景はやっぱりベッセントさんの発言もありますし、あとはウィリアムズニューヨーク連銀総裁とか、あとウォーラーFRB理事とかね。
日銀サイドを言っても高田さんが講演で、あの人はいつもタカ派なんですけども、タカ派な発言したりとか。
あとはヨーロッパの方でですね、いくつかの年金基金が『日本の国債を買うんじゃないか』という話があったりとか、さらに我々の年金を運用しているGPIFも、日本国債リバランスで買うんじゃないかみたいな話もあったりとか結構その一連の……何でしょうね、円買いになりそうな話が結構出てきたので」
寺島「円買いかぁ」
森永「少し円キャリーやってた人たちも解消し始めてるっていうのがあるのかも知れないですよね。
だからまぁ次の節目は152円。ここを抜けてくると、まあいわゆる『早苗の窓』とか言われてますけど、前に高市総理が就任する前の147~8円とか、あのあたりに開いた窓を埋めに行くかもと言われてますから、まずは152円、これを割ってくるかどうかっていうのは次のポイントなんでしょう」
寺島「そうですか、そこが注目なんですね」
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

