大竹まこと・森永康平、日中関係の悪化と外交のあり方に警鐘
お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ!』(文化放送・毎週月〜金曜11:30~15:00)。10月26日の放送では、大竹と、経済アナリストの森永康平氏が、日中関係の緊迫や外交・安全保障政策の課題に関する東京新聞の記事を取り上げた。
番組内では、台湾をめぐる首相の答弁を発端に日中間の意思疎通がうまくいかず、来日する中国人が減少している現状や、自民党内からも答弁の修正や対話の重要性を指摘する声が上がっていることが取り上げられた。また、不安定な動きを見せるアメリカのトランプ政権との距離感や、防衛費の急増など、日本が置かれた地政学的なリスクについても議論が及んだ。
大竹まこと「中国とここまでこじれた時に、日本が受ける経済的な打撃がどれほど大変なことか、もっとちゃんと調べて報道してほしい。野党時代を含めて、与党内からも『台湾答弁の訂正があってもいい』という声が出ているように、外相と会談するなど段階的に首脳会談への道筋を描いてほしい。これまで曖昧な形でやり過ごしてきた日中関係をしっかりと解決しないと、アメリカを頼りにしているうちに、いつトランプ大統領にハシゴを外されるか分からない。防衛費を3.5%へとどんどん増やしていく一方で、平和がキープできなくなる可能性がある」
森永氏は、日本が独自の外交スタンスを保つために必要な「力」の重要性と、党内における議論の必要性について言及した。
森永康平「改めて日本がどうしていきたいのかという道筋を立てなければいけないのですが、結局のところ『力がないとどうにもならない』という現実があります。中国に対して言いたいことがあるのは当然ですが、力がないと中国の機嫌を損ねて何も言えなくなり、アメリカにお願いして『意見に同意です』というスタンスになってしまう。しかし、トランプ大統領の動きは非常に不安定であり、アジアのことはアジアでやってくれと突然ハシゴを外してくる可能性もあります。レアアース外交などで揺さぶられても動じないだけの強さや独自のスタンスを持っていないと、どちらかにしがみつくしかなくなってしまいます」
さらに森永氏は、政権内での多様な意見のぶつかり合いや自浄作用の重要性を指摘した。
森永「ただ勇ましいことを言うだけでなく、どうやってそれを達成するのかのプロセスを示してほしいです。救いなのは、与党内からも異なる意見が出ていることであり、上が言うことに対して全員が従うだけのトランプ政権の側近のようになってはいけない。与党内で意見が対立し、それを経てより良い方向に改善されていくという自浄作用を見せることが本来の強さに繋がるはずです」
〈参考〉
岩屋毅前外相が高市首相の台湾有事発言「事実上の訂正」を提案 王毅外相との「撤回」めぐるやりとり明かす
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