北陸放送・西尾知亜紀アナ、石川県の被災地の現状を伝える

北陸放送・西尾知亜紀アナ、石川県の被災地の現状を伝える

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1月19日の「おとなりさん」(文化放送)、午前9時台『教えて!全国☆ラジオスター』のコーナーに、昨年7月以来となる西尾知亜紀さん(北陸放送アナウンサー)が出演。令和6年能登半島地震で深刻な被害を受けた石川県の現状を伝えた。

山根良顕「地震発生時は西尾さん、どうだったんですか?」

西尾知亜紀「1月1日はだいたい仕事で出社しているんですけど、(今年は)夫の実家が東京で、帰省していました。スマホの地震速報で知って『これは戻らなければ』ということで、私だけ戻ろうとしたんですけど新幹線も止まっていまして。家族みんなとクルマで戻るしかなくて。高速も通行止めの箇所が富山、新潟も含め出ていそうだったので、夜通し名古屋周りで運転してもらって、なんとか戻ってきました。1月2日からテレビ、ラジオともに状況を伝えていました。私も能登、本当に大好きで。山根さんも去年、来てくださって」

山根「正月旅行で行って。聞いた地名、七尾市、珠洲市、和倉温泉とか、被害の状況を知って心配でね。復旧作業も、僕らが行ったとしても邪魔になるとか、あるじゃないですか」

西尾「能登に続く『のと里山海道』という、海が見えるキレイな道路があるんですけど、そこも地震で一時、隆起で一般車が通るとパンクして危ない状況でした。まだ七尾より先、輪島や珠洲に向かう道路は一般車が通行できないところもあります。断水も5万を超える家で続いています。給水車が毎日どこかで給水したり、自衛隊が皆さんに入浴支援をしていたり。なんとか皆さんに元気になってもらおう、ということで、全国からいろんな人が入って頑張ってくださっている、という状況です」

山根「僕もラジオを聴かせていただきましたけど、支援物資も期限が切れたものは送らない、まずどこに送ればいいかとか(確認して)、県外の人は邪魔にならない支援をしないと、困ってしまいますもんね」

西尾「いまは災害車両とか、プロの方が頑張ってくださっている段階で、団体や企業の方がまとまって、被災地の話を聴いて届けている、という状況です。石川県がボランティアの事前登録サイトというのを設けていて、県外から1万人以上の方が登録してくださっているみたいで。行ける状況になったら何かしたい、という方がいるのはありがたいと思います」

アナウンサーとして地震関連の情報を伝える西尾さんが、現在の放送への向き合い方も語った。

西尾「(地震発生から)1週間を過ぎた辺りから、もちろん生活情報、最新の被害状況はお伝えするんですけど、リスナーさんからは『いつもの放送が聴こえてきて、日常を感じられた』『リスナーのラジオネームを聴いてホッとした』という声も聞こえてきて。ホッと笑顔になってもらう時間も作りたいので、どこまで日常に戻すか、というところを日々悩みながらやっています」

「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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