「イルカは、ほぼ人間」ドイツ人の言葉に武田砂鉄ビックリ!ドイツの「クジラ問題」とは?
フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝のラジオ番組、『武田砂鉄 ラジオマガジン』。5月11日は、月曜レギュラーでドイツ出身の翻訳家・エッセイストのマライ・メントライン氏と、ドイツで話題のクジラ問題についてトークを繰り広げた。
マライ「今日はクジラとポピュリズムの話をしたいと思います」
武田「クジラ?」
マライ「クジラです。ただ、これは捕鯨の話ではありません。最近はTikTokとかSNSとかでショート動画を極右政党が巧みに使ってるのがニュースにもなってると思うんですけど、最新のSNSだから人気を得ているわけではないんじゃないかな? もっと深い構造がそのバックにあるんじゃないかな? ということで、最近、ドイツでめちゃくちゃ話題になっているクジラ問題を紹介したいと思います」
武田「クジラ問題…」
マライ「始まったのは3月3日です。ドイツと北欧の間にあるバルト海。私の地元でもあるんですが、そこに弱って死にそうなクジラが現れました。これはザトウクジラで12メートルという結構な大物です。そのクジラは漁網が絡まったり胃の中にも網が入ってたり傷ついていて、もう救えないんじゃないかと最初から言われてたんですね。これはバルト海にも原因があって、塩分が低いんですよ。ちょっと湖っぽいんですよ。これはクジラにはとても厳しいわけです。肌によくない。あと餌が少ない。湖っぽさが餌の少なさにも繋がっている。あと、浅いんですね。自由に泳げない。浅いから濁っている時もあって、私、知らなかったんですけどクジラって、結構、目視で進むんですけど見えないわけなんですよ。自分がどこに居るのかわからないし、座礁しそうになるんですよ」
武田「じゃあ、悪い条件が揃っちゃってるんですね」
マライ「大きなクジラだからこそ、これは危ないんじゃないかって。専門家も、これは死ぬかもっていう話になったわけなんですよ。なんでこれがトップニュースになっているかっていうと…」
武田「そんなにトップニュースになり続けてるんですか、これが?」
マライ「なってます」
武田「なってますか?」
マライ「だって3月3日でしょ」
武田「もう2か月」
マライ「2か月なんですよ。もうトップニュースですよ。これ私はちょっと呆れていて」
武田「またこのニュースか…っていう風に。もちろん心配は心配だけどね」
マライ「そこも含めて自分に呆れてるみたいな感じで。(笑) 私もやっぱりドイツ人だなあっていうことでクジラが気になる。クジラとイルカに夢中なドイツ人がいるっていうことは知っていたんですよ。でも、なぜなんだろうなと思って、まずChatGPTに聞いたんですよ。そしたら結構興味深くて、まず、クジラとイルカは象徴的なメッセージ性が強い。クジラとかイルカって賢いので、優しくてコミュニケーションが大好きで共感性が高い生き物だというイメージが定着しています。だから、クジラは優しい巨人。イルカは、ほぼ人間」
武田「イルカは、ほぼ人間?」
マライ(笑)
武田「あんまりそういう認識はないかもしれませんけど。ありますか? ほぼ人間だと?」
マライ「ほぼ人間っていうイメージですね。ドイツ人としてはそんな感じですかね。あとは言葉さえ通じれば、ここから何か生まれるんじゃないかみたいな勢いですね。あとドイツ人の自然愛と自然への憧れですね。19世紀のロマン主義とかね。人間が自然を破壊してるんだけど、自然って本当は人間にとってめちゃくちゃ大事だったんじゃないのっていう運動がドイツであったんですね。それが、まだ続いていて…」
この続きはradikoのタイムフリー機能でお聴きください。
「武田砂鉄 ラジオマガジン」は月曜~木曜 8:00~11:30、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。
関連記事
この記事の番組情報