【西武】栗山巧選手インタビュー 「通常のシーズンを過ごすような形で1軍に入っている」
4月29日放送の堀口文宏のラジオフルスイングでは、今シーズン限りでの現役引退を表明している埼玉西武ライオンズの栗山巧選手にインタビューした模様を放送した。最後のシーズンの意気込みを訊いた。
――特別な1年が始まりました。いまどんな気持ちでプレーをしていますか?
栗山「特別なシーズンだということはわかってはいるのですが、いつも通り、通常のシーズンを過ごすような形で1軍に入っているので、特に気持ちの変化とかそういうものはなく、いつも通りやれていると思います」
――それが栗山さんのスタイルですよね?
栗山「そうでありたいし、そうでなくてはいけないなというふうには思っているので」
――打席の中に入る際の気持ちの作り方は、若いときと今とで変わった部分もありますか?
栗山「多少変わってきていると思います。数多く試合にも出ているし、打席にも立ってきているので、その辺の変化なのかなと思っています」
――打席の中で平常心を保つためにここまで長くやってきて、何か得たものというか、何が必要なのでしょうか?
栗山「難しいですね。いつになってもそれを探しながらになると思うのですが、できる限り自分のやってきていることをシンプルに出せるかというところです。周りの環境とか対戦相手とか、そういうものにできるだけ惑わされないように対応はしていくのですが、自分の力を出せるようにということが一つの僕にとってキーワードになってくるというか、大事なとこなのかなと思いながらやっています」
――キャンプからずっと2軍で調整をして、ファームでシーズンをスタートしました。ファームで16打数7安打、打率.438、得点圏打率.571、なかなか見ない数字です。
栗山「やめてください(笑)。参考にできる数字が少ないし、数字が出るに越したことはないのですが、数字だけでも測れないだろうと思います。状態の良さというのはそれぐらいの感じです」
――栗山さんが1軍に合流したのが4月17日で、1軍登録が18日となりました。それ以降チームが実は4勝1敗なのです。
栗山「 (拍手)素晴らしいですね」
――今シーズン2軍でプレーをして、1軍のゲームを当然チェックしていたと思いますが、どのようにご覧になっていましたか?
栗山「やめてください。それ結構いろいろな人に聞かれるのですが、1軍の試合をチェックしていたら、朝から晩までになってしまいます。ファームの試合は朝の6時前から起きるわけですよ。準備してゲームして午後6時のゲームに合わせたらもう疲れちゃって(笑)。だから観られるときは観るし、観られないときは観られないしということです。もちろん全部チェックしたいのですが、もたないです。頭の中が忙しくなりすぎちゃうので。1軍の試合を観ていたら面白いなと思うし、興奮してくるし、早く寝ないとこっちはファームの時間のスケジュールで動いているので(笑)。断片的には観ていました」
――今のチームの状況でこういう形でチームに入っていきたいということは考えましたか?
栗山「いや、そこまで考えていなかったです。とにかく自分の状態をしっかり上げて、いま取り組んでいるところ、実験と検証といいますか、自分がこう思ったことをどれだけ打席でやれるかということに注目してやっていたので、どこにうまいことを戦力として入っていくか、おそらく代打になるのだろうと思っていたし、ここぞというときに1本というか、そういう役割になるだろうと想像しているので、難しくは考えていなかったです」
――昨日がソフトバンクと2戦目(4月22日、5回戦)。これが今シーズンのベルーナドーム初打席でした。場内で栗山巧というRisukeさんのコールがありました。あの大歓声は私もちょっと驚きました。どんなふうに栗山さんは感じましたか?
栗山「ありがたかったですね。嬉しかったですし、でもそれどころじゃなかったので、チャンスの場面で大関(友久)投手を打つんだというそれだけだったので」
――全力疾走しましたね?
栗山「いやもちろんですよ。ゲッツーはまずいなと思って、一応ゴロを打ってしまったら、ゲッツーもあり得るシチュエーションなので、相手はゴロで打ち取りたいと思っているだろうなとか思いながら、打った瞬間にワーッと思って走りだしました」
――実はその試合の解説は辻発彦さんだったのですが、辻さんが驚いていました。 「あんなに走れるんだ栗山」と。
栗山「辻さんもまだまだですね(笑)。走れますよ。『栗山は走れるんですよ』と言ってほしかったですね」
――1軍の試合というのは、手応えとして楽しいあるいはプレッシャーのかかる、いろいろな部分あると思いますけど、いかがですか?
栗山「楽しいです。やっぱり面白いですね」
――その面白さという部分はいろいろあると思います。
栗山「もう全部含めてですね。やっぱり緊張感もあるし、ゲームは動いていって、ポジションポジションでプロフェッショナルがいて、向こうもそれで勝とうとしてくるし、こっちもそれに対抗して勝とうするので、めまぐるしく展開が変わるというか、試合はそんなに動いていなくても、両軍のベンチの裏では壮絶な動きが繰り広げられていて、それを僕らはプレーヤーとしてやっているので、これが最高の舞台、最高の環境だなと思って、なおかつ本拠地でタイムリーが出れば、もっと自分の次に向けてのエネルギーになるでしょうし、観てもらっているファンの方にもすごくいいことだと思うので、打ちたいですね」
――特別な今年は1年だと思います。ファンの方に今の段階でメッセージをいただければと思います。
栗山「観てくれるファンの皆さんが満足できるような、そして納得できるようなそういうスイングというのを心がけて頑張っていきます。ただベンチから出て、ネクストから打席に入るときはいつも通りの準備というつもりでやっているので、いいスイングができるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
――私達も栗山さんの1打席1打席を目に焼き付けていきます。
栗山「やめてください。重いじゃないですか。いつも通りやるので」
※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー
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