広がる「タイパ」、増えていくサービスについて考える

広がる「タイパ」、増えていくサービスについて考える

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1月16日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)は「タイパ(タイムパフォーマンス)」を特集した。音楽をサビだけ聴く、番組を切り抜きで楽しむ、といった「タイパ重視」の考え方について話し合った。

西川あやの「最近はタイムパフォーマンスを追求した商品、サービスが出てきていますね。たとえばchocoZAP(ちょこざっぷ)。『ライザップが作ったコンビニジム』と呼ばれています。着替えをせずに5秒で筋トレが始められる。シューズの履き替えも要らない」

山内マリコ「『5秒でスタート、5分で終了』」

重藤暁「スキマ時間をパッと筋トレで埋められるということか」

西川「汗を激しくかくような運動はしないということですね」

重藤「だから着替え不要なんですね」

西川「あと調理の手間なくバランスのいい食事がとれる冷凍総菜『nosh-ナッシュ』。冷凍食事宅配サービスで、ヘルシー、低糖質なものが送られてきて、冷凍庫に入れておいて必要なときに食べる。服をコーディネートして送ってくれるairCloset(エアークローゼット)。コーディネートを考える時間がもったいない(という人に向けたサービス)。重藤さん、コーディネートは?」

重藤「手前味噌な話なんですけど、スーツで外に出ようと決めていて。服をどうしようって考える時間が苦手というのもあるし、そういう時間をとるのはやめようと。同じようなスーツを20着ぐらい持っていて、同じようなベストを10着ぐらい持って、それを順列、組み合わせて着ています」

山内「ヒッチコックがやっているやつだ! 考え方が同じ!」

重藤「ヒッチコックと!?」

山内「スーツでやっているっていうところがね」

西川「こういうタイパ重視のサービス、どのような目的で、どんな方に利用されているのでしょうか。今回、会員数100万人を超える本の要約サイト flier(フライヤー)の執行役員・井手琢人さんにお話を伺いました。本の要約サービスが始まったきっかけは、創業者が仕事の忙しい期間に本を読めていないことに悩んでいたので、立ち上げたと」

重藤「はい」

西川「もともとは論文の冒頭にあるサマリー、こんなことが書いてあるよ、という要約にヒントを得たもの。海外ではあり、規模も大きかったけど日本ではそういうサービスがなかった。日本のビジネス書でも要約があったほうがいいのでは、と考え、2013年に創業されました。ビジネス書を要約しているサービスでビジネスパーソン向けだったらしいんですが、30~40代の利用者が多く、実際のビジネス書の読者層より10歳ほど若いと」

山内「読みたい、知識を得たいと思っていたけど1冊まるまる読む時間がない。そういうところに需要があったということじゃないですか? この方のインタビューをネットで読んで、『本の宣伝になっている』と書いてあったんです。入口になっているんだったらいい取り組みだなって」

西川「実際にそれが狙いで、2時間の読書を10分で済ませようというわけではなくて、ビジネス書1冊をスマートフォンでまず気軽に触れてから、実際に本を手にとっていただこう、というサービスなんですね」

重藤「そう聴くと見え方が変わりますね」

このあとは番組では時間をかけたほうがいいもの、「逆タイパ」についても話し合った。詳しくはradikoのタイムフリー機能にて。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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