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2010年10月21日 なぜか語られない「あのこと」。

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チリ北部のサンホセ鉱山地下に閉じ込められた作業員33人が13日、
無事救出されました。
予想外に早い救出ペースだったため、国会にいた僕はデスクの指示を受け、
都内にある在日本・チリ大使館に向かうことになりました。
テレビで33人目が救出されると
トレス大使夫妻は職員らとハグしあって喜びを分かち合いました。
テレビから流れる国家に合わせて歌い、チリワインで乾杯。
おめでたいときに食べるという「エンパナーダ(餃子型ミートパイ)」が振舞われました。
チリ政権は今回の救出劇で支持率がUPしたため、盛り上げるだけ盛り上げています。
人名が救われたことは本当によかったのですが、
・・・ただ「なぜ事故が起きたのか」が殆ど語られていないのが気になります。
銅はチリの基幹産業である一方、安全管理の不備が指摘されています。
今回も作業員の家族は鉱山会社の所有者と監督官庁を「殺人未遂容疑」などで刑事告訴しています。
過剰な程のお祭り騒ぎは「国に対する責任論回避の為」の様にも思えるのです。

文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。

その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。

それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。

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