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2013年5月16日 夢の続き。

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ホンダは再来年、2015年から
自動車レースの最高峰「F1」に復帰することを発表しました
ホンダは、リーマンショックによる世界的な景気の悪化で
経営環境が厳しくなったことから2008年にF1から撤退していました。
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では、なぜ今回、復帰するのか。
F1では2014年から排気量が小さく、環境に配慮した技術を持つ、
市販車に近いエンジンが義務化されます。
メーカーにとっては、レースで蓄積する技術を、
市販する一般の車にも生かせるようになるメリットがあるのです。
ホンダ創業者・故本田宗一郎さんは「レースは走る実験室」という言葉を残していますが、
現代のF1の場合、あまりにも走る目的や次元が違いすぎて
市販車に技術をフィードバックするとしても、ほんの一部だけ、というのが現状でした。
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でも、取材でわかったことがあります。
ホンダでF1にかかわっていた技術者は撤退後に何をしていたのか。
実は、環境に配慮した車の研究開発に取り組んできたのです。
撤退した当時は悔しい思いをお持ちだった技術者もいたでしょうが
F1復帰後は、そうした彼らのその後の努力が実を結び
世界に日本の優れたハイブリッド技術を示すチャンスにもなるわけです。
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復帰の、もうひとつの理由は、業績回復。
国内の主な自動車メーカー7社の「今年度・来年3月期の業績予想」では
すべての会社が、昨年度の実績を上回る増益となるとしています。ホンダも例外ではありません。
しかし、国内での設備投資を増やしたという話を聞きません。
自動車メーカーは為替が変動する可能性はまだまだあると思っているのです。
このため、国内の工場などに設備投資するよりも、
もっと販売を拡大できそうな新興国などでの生産に力を入れているのです。
自動車業界に限らず、
円安の効果により恩恵を被っている企業は
国内に利益を還元していかないと、なかなか景気回復にはつながりません。
各企業が、生産の拠点を国内にどう残していくかが景気回復の、ひとつの大きなポイントとなるでしょう。
F1の速さとまでは言わなくても早く安定して景気が回復することを望みたいと思います。
・・・なんてな。

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