大記録的豪雨の被害相次ぐ「過去の常識は通用しない」森永康平、古谷経衡が防災意識を語る
お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ!』(文化放送・毎週月〜金曜11:30~15:00)。8月31日の放送では、大竹に代わり経済アナリストの森永康平氏と、作家の古谷経衡氏が福井県などで発生した記録的な大雨と各地の浸水被害に関する朝日新聞の記事を取り上げた。
紹介した記事によると、福井県では29日夜から30日午前にかけて記録的な大雨を観測し、勝山市で24時間降水量が350.5ミリに達するなど観測史上最多を記録。県内22の河川で氾濫が確認され、多数の床上・床下浸水や道路冠水による車の立ち往生など甚大な被害が発生した。千葉や富山、石川でも相次いで豪雨被害が出る中、番組では「従来の雨に対する認識」を見直す必要性が語られた。
経済アナリストの森永康平氏は、他の地域での豪雨報道を見ていた福井の住民が「車での移動を避けたことで難を逃れた」という事例を紹介し、メディアによる警戒喚起の重要性と個人のリスク認識について次のように指摘した。
「学校での避難訓練は地震や火災が中心で、大雨時の対応を学ぶ機会は少ないのが現状です。そのため雨によるリスクを軽視しがちですが、最近の連続した大雨報道によって『雨もなめてはいけない』という意識が浸透し、車での立ち往生を回避できた事例がありました。『前の車が通れたから自分も行ける』と思っても、現在の異常な雨量では一瞬で水位が上がり、車が浮いてしまいます。1時間100ミリを超えるような集中豪雨は、昔の『夕立』の感覚や体験談のままでは確実に判断を誤ります。過去のイメージを刷新しないと、本当に命の危険につながります」
これに対し、文筆家の古谷経衡氏も自身のドライバーとしての感覚を振り返りながら、車社会における認識の危険性を語った。
「自分も毎日車を運転しますが、どこかで『車は万能だ』『自分の運転技術なら水を避けられる』という思い込みがありました。しかし、現在の異常気象による冠水はそうした意識をあっさりと覆します。台風のような事前予告がない突然の豪雨が増えているからこそ、日頃の備えが欠かせません」
今後の対策について森永氏は、「日頃からハザードマップを確認し、自宅周辺の河川氾濫リスクや地盤の状況、避難場所を家族で話し合っておくことが重要」と強調。不動産契約時の説明義務化以前から居住している住民はマップを見る機会が少ないことにも触れ、自治体のウェブサイト等で積極的に確認するよう呼びかけた。
〈参考〉
福井大雨、広範囲で冠水 特別警報、22河川氾濫
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