今後の奨学金のあり方について考える

今後の奨学金のあり方について考える

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女装パフォーマーのブルボンヌと、伝統芸能研究家の重藤暁を迎えた9月15日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。
特集コーナーでは「奨学金を考える」というテーマでお届けした。

現在、大学生の2人に1人が利用している奨学金制度。金銭的に満足な教育が受けられない学生などに向けて、教育の機会均等を目的として設立されたものの、奨学金の返済で苦労している若者も多いそう。

西川あやの「新聞でもすごく話題になってましたけど、自殺の動機として奨学金の返済苦があげられるっていうニュースありましたよね。これ本当に皆さん払い続けている。大学を卒業しても働き盛りを超えても苦しみ続けているっていう現状があるかと思います」

ブルボンヌ「いま50%前後ぐらいの方が利用しているらしくて。調べてみたら、昔話になっちゃうんだけど、あたしが大学に入学した90年代の頃は4年制の昼のほうだと20%台ぐらいだったのよ。大学院とかだと50%ぐらいいってたみたいなんだけど。利用されている人は2倍くらいに増えてるイメージなんだなと思って、当時から見ても。実際、学費も高くなっちゃってるからしょうがないよね」

西川「日本の今の経済状況とか平均収入とかを考えると、奨学金制度を利用しないと大学に行くのは厳しいっていうことが言えると思うんですよ」

重藤暁「そうですよね。出口の始めじゃなくて入口をどうにかしないといけない。国立大学でさえ学費が上がり続けてしまっている。私立なんか1990年の3倍とか4倍になっちゃってるところだってある。特に私立理系なんかそうですよね。だからそうなっちゃったっていう現状があるのに結局、制度は今までのまんまっていうところが問題で」

ブルボンヌ「いわゆる学習にかかるお金って、福祉が発達している国かどうかでも本当にてんでばらばらなんだけど、もう動きが昭和の時代の感覚と今だと、そもそも学びと大人になった後の、言葉は悪いけど何かを生み出したり考える力とかが、ちょっともう昔の発想からはズレてきているような気はするから、いま大人になって何か動けるお金とかを生み出したり、社会に影響を与えられる人たちを育てるっていうことに対して、正しいお金の使い方として、いま学校とかの機関が動けているのかというのも、本当はそろそろ見ないと無駄なものと必要なのに使われてないものの差が激しくなりすぎてると思ってて。だって、こんなに暑いのにエアコン付けないとか、そういうことにまずお金使ってあげたほうがいいんじゃない?みたいなとこって聞いても感じることってあるからね」

重藤「これはまぁ、政治的な案件になっちゃうのかもしれないけれども、教育国債を発行するみたいなところに一個踏み込んで『国が子供たちを育てるんだよ』っていうのを一つ提言するところを僕たちは有権者として、どの政治家がそういうことを言ってるのかなっていうのは、ちょっと確認したほうがいいタイミングにはきてるのかなとは思いますよね」

さらに、成績上位者に返済不要の奨学金が給付される大学や、奨学金返済支援制度を導入した企業などについても話した。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜〜金曜の午後3時30分〜5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6kHz、radiko)で放送中。また、radikoのタイムフリー機能では1週間後まで聴取できます。

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