広がり続けるキャラクタービジネス。その中で生き残るには?

広がり続けるキャラクタービジネス。その中で生き残るには?

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10月26日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「キャラクタービジネス」について考えた。矢野経済研究所の8月の発表によると、2023年度のキャラクタービジネス市場は、『推しの子』『鬼滅の刃』『進撃の巨人』などのアニメ、映画公開や11年ぶりの新作ゲーム発売もあった『スーパーマリオブラザーズ』の影響も受けて前年度から1.4%増の2兆6508億円が予想されるという。

西川あやの「キャラクタービジネスは商品化と版権で構成されているんですけど、どちらもプラス成長なんだそうです。キャラクタービジネス市場は好調で、ゲーム、アニメ、マンガなどのキャラクターはもちろんですが、企業やブランドも力を入れているようなんです」

入山章栄「近年で最も注目されたビジネス上の大成功例は『鬼滅の刃』です。Netflixで世界配信してアニメが当たって、原作マンガが注目されて。あそこの版権をいろいろコントロールしているのは、ソニーです。ソニーが非常に上手にやったんですね。『鬼滅の刃は』はビジネス的にものすごく成功したわけですけど、いちばん収益を得たのはソニーなんです」

西川「ソニーもですし、放映していたテレビ局、出版社も儲かっているんですもんね」

キャラクター自体の話題になると、入山が「かわいいキャラクターは多くが丸みを帯びて、2頭身ぐらい。ただしそれはもう飽和状態」と解説する。それでもキャラクタービジネスが注目され続ける理由を、入山に聞いた。

西川「改めてキャラクタービジネスの強みについて。番組オープニングでも伺いましたけど『死なない』ほか、どういうものがありますか?」

入山「まあそのとおり(死なない)なんですよ。これからエンタメビジネスがビッグビジネスになることは間違いない。しかも世界でグローバル市場が繋がってきている。いちばんわかりやすいのはNetflixですね。いまならHulu、Amazon Prime Video、Disney+……。世界中で配信できるので、1個跳ねたコンテンツが一気に世界へ行くんですよ。『鬼滅の刃』だってそれで成功している」

西川「はい」

入山「ということはエンタメにおいてキャラクターを作る、というのはものすごく重要で。生きている人間もそれはそれでいいけど、ギャラは上がるし、文句は言うし、当たり前だけど歳をとって老けていくという。そこの世界最強コンテンツがミッキーマウスですね」

番組では文化放送のマスコットキャラクター「キューイチロー」も取り上げ、その改善案も出し合った。入山が、東京ヤクルトスワローズの「つば九郎」を例に、こんな提案をした。

入山「僕、スワローズファンなのでよく知っているんですけど、つば九郎も出たころはそんなに目立っていなかったんですよ。でもつば九郎って、神宮球場なんかでおもしろいことやるんです。たとえばチアガールとハイタッチしようとしたら、チアガールが無視してつば九郎がブチ切れるとか(笑)」

西川「あとスケッチブック芸がありますね」

入山「そういうエッジの効いたことを……。キューイチローは今、倉庫にいるんですね? 出てきてもらったとき、際立った動きをしてもらう」

西川「際立った動き? 浜祭(11月3日開催「浜松町ハーベストフェスタ-浜祭-2023」)も出演するので、動くことはけっこうできるんですけど」

中田花奈「おもしろいこと言うとか、短い動画で切り取って話題になるようなことをする」

入山「そうか。ショート動画だ!」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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