「地上波で、まだ戦争がと言ってる方には申し訳ないが…」イラン戦闘終結を徹底解説
寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が5月8日に放送。金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介氏と、イラン情勢について意見を交わした。

基本的にはもう終わってるんですよ
寺島「アメリカのトランプ大統領は6日、イランとの水面下での交渉について「過去24時間で非常に良い議論が行われた」と述べ、戦闘終結が実現する可能性を示唆しました。ただ、イラン側は肯定的な見解を示しておらず、交渉の行方は依然として不透明です。トランプ大統領はイランとの合意に達する可能性が「十分ある」とも強調しています。アメリカ側が求める核兵器保有の断念についても、「イランはその点を含め同意している」と主張しましたが、焦点であるウラン濃縮活動の扱いについては明言はしませんでした。イラン情勢の現状とトランプ大統領の発言ですが、これは内藤さんはどうご覧になりますか?」
内藤「身も蓋もない言い方をしちゃうんですけれども、もう終わってますから」
寺島「あっ、はい」
内藤「何を持って「終わり」というかによって違うんですけれども、基本的にはもう終わってるんですよ、大規模な戦闘というものは。革命防衛隊がああいう組織なので散発的なことはあるし、例えばUAEがアイアンドームをイスラエルから導入するというようなことを言ってしまったので、彼らはメンツの問題で攻撃せざるを得なくなってますが、ただ、それはもう予定の範囲内で、アメリカも割と抑えてるというか、何年か前までのいわゆるじゃれ合いと言いますか、分かっているもの同士のやり取りの範囲で収まっていますから基本的には終わってるんですね」
寺島「はい」
内藤「あとはもう正式に停戦協定が結ばれるとかなんとかっていうことになると、おそらく6月ぐらいまでには片がつくだろうということで。原油も為替も株も基本的にそう動いていますし、そもそもアメリカは地上軍を派遣していませんから、空爆をしてるだけですから、いつやめたって言っても全然問題ないわけです。イランはイラン側で、基本的にはノウルーズ(イラン歴の新年)の3月20日ごろから停戦に向けた動きが始まって、ハメネイの服喪明けの4月8日、9日前後に停戦の合意が始まるということで。その時も、いろいろ騒いでる人がいましたけれども、イラン国内の伝えられている情勢なんか見ますと、もうみんな終わったといってお祭り騒ぎですから、基本的にはもうほぼ終わった話と。ちなみに、これが本当に平和条約とか、そこまで結ぶとなると、これは数年がかりの規模になりますから。例えば、第四次中東戦争は73年の10月に始まって12月に停戦合意が成立するんですね。ところが正規の平和条約は、エジプト・イスラエル平和って5年後ですから。日本だって、先の大戦でミズーリ号で降伏文書に調印したのが45年。昭和20年9月2日ですけれども、正式の講和条約は昭和26年ですよ。だから、何をもって終わったのかっていう判断次第ですけど、基本はもう終わってるんです。だから核保有の断念についても、これも現体制では核をやめるということは実質も不可能になってますが、建前として言えないっていうところがありますので、おそらくそう遠からずモジタバが、実際は彼が最高指導者として機能してないことは明らかですから、一番今言われてるのは、 6月の24、25というのは、アーシューラーというシーア派の最大のお祭りのタイミングなので、だいたいこの前後ぐらいに、モジタバが正式に辞めるか、あるいは核断念を言って辞めるのか、あるいはモジタバが辞めて新体制で方針転換を言うのかというふうな形で、みんなもう動いてますから。だって、UAEがOPECを辞めたのも、もうイランは終わりということが前提になってますので、基本的には戦闘終結可能性は充分って言いますけど、もう終わってる。あとは内部の調整と正式な発表までですけど、それでもう世の中動いてますから」
寺島「そうですね」
内藤「そう言っちゃうとでもね、地上波とか出てきて「いや、まだ戦争が」とか言ってご商売やってる方なんか身も蓋もないんで申し訳ないんだけど。(笑) そういう人たちには申し訳ないけど終わってますよ」
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