3Dプリンターで建屋を建設!大林組の取り組みとは?

3Dプリンターで建屋を建設!大林組の取り組みとは?

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9月12日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、株式会社大林組、DX本部本部長室の堀内英行さんをお迎えし、3Dプリンターによる建屋の建設など、大林組の注目の取り組みについて伺った。

株式会社大林組は、東京駅や大阪城などの歴史的建造物をはじめ、六本木ヒルズ、台湾新幹線、東京スカイツリーなど、時代のシンボルとなる建物を数多く手掛け、国内外に幅広く事業を展開。従来の風習にとらわれることなく、最新鋭の工法を駆使し、新しい時代の創造に挑戦し続けている企業だ。

文化放送・松井佐祐里アナ「今、注目してほしい大林組の取り組みは何ですか?」

大林組・堀内英行氏「木造建築物の建設です。ちょうどこの春に横浜に当社の次世代型研修施設が竣工しました。この施設が日本初の高層純木造耐火建築物ということで、Port Plusという名前を付けたんですけど、こちらが脱炭素の実現を目指した取り組みとして、いろんな業界から注目を浴びている建物になってます」

L is B代表・横井太輔氏「純木造耐火建築物というのは、全部、木でできているということですか?」

堀内「地上の構造物、柱、床、壁などすべて木造。しかも一戸建てではなくて、高さは40メートルほどの11階建ての高層ビルです」

松井「他に、今注目している技術はありますか?」

堀内「私が注目しているのが3Dプリンターによる建屋の建設です」

横井「え~、家作っちゃうんですか?」

堀内「3Dプリンターというと、金属製の小さなものというイメージがあると思うんですけど、さすがにあれで建物は作れないので、ロボットアームに取り付けたノズルから3Dプリンター用特殊モルタルを吐出して積層造形するものです。ただ、なかなか構造上問題があるので、大きなものは現時点で作れないんですけど、国内初の建築基準法に基づいた国土交通大臣の認定が取れましたので、これから構造形式を用いた建屋をまさにやっているところです」

横井「自動化やロボット化が出てくると人との共存みたいなところがテーマになってくると思うんですけど、この辺りはどうお考えですか?」

堀内「建設業界では若年層の入職者が減少し、かつ、技能者の高齢化が進んでいます。これは建設業の課題の1つになってます。なので、人とロボットの共存によって人手不足というものを補っていくというのは1つの手段なのかなと思っております」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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