東急建設ICT担当者が語る、建設現場のICT活用法

東急建設ICT担当者が語る、建設現場のICT活用法

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1月16日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、先週に引き続き、ゲストに東急建設株式会社建築事業本部事業統括部建築企画部ICTグループの小松準二さんをお迎えし、建設現場のICT活用法についてお話いただいた。

文化放送・松井佐祐里アナ「DX、デジタル化という視点で取り組んでいることは何ですか?」

東急建設株式会社建築事業本部事業統括部建築企画部ICTグループ・小松 準二氏「Z世代が入社している中、やはり動画での説明が必須と感じています。Z世代は説明書を1つ1つ読む文化で育っていません。その中で、どうしたら技術を伝えられるか?ということをいろいろ考えて、1分、3分以内の動画を作るのが重要な価値を生み出すと考え、取り組んでいます」

松井「DX、デジタル化の必要性を、強く感じたきっかけについて教えて下さい」

小松「昔は、“仕事は体験、経験して覚えろ”という文化でした。しかし、今の時代、これだと若手がなかなか育成できません。経験値の高い社員だけができる技術を、DX、ICTを使って、若手社員に伝承しある一定の水準にすることが重要だと感じています」

L is B代表・横井太輔氏「ICTを使った取り組みについて、詳しく教えてください」

小松「ネットワークカメラは、現場を常に見てる監視カメラ的なものです。全国150作業所で約85%以上、導入しています。台風などが来た時、現場の状況を遠隔でスマホで見ることができます」

横井「手元で確認できるのは、すごいですね」

小松「もう1つが、デジタルサイネージ。街の中を見ると、例えば駅の柱にデジタル看板がありますけど、現場にもかなり導入が進んでいます。例えば、現場の仮囲いに1台設置していて、第三者に竣工したらこういった建物ができますよといった情報を知らせます。また、建設現場では、朝礼を行うのですが、昔は今日の作業内容が書かれたA1の紙をガムテープで貼ってましたが、これだと現場の負担が増えます。最近は、デジタルサイネージで自動に朝礼が始まります。スケジューラーが組めて、7時55分になったらチャイムがなって、8時になると自動でラジオ体操の動画が流れる。その後に、作業員に作業内容を周知させるために使ってます」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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L is B presents 現場DX研究所

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『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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