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2011年12月23日 メビウスの帯

少し前になるが、迅英は12月13日~14日と1泊2日で沖縄に出張し、
那覇の陸・海・空の自衛隊各部隊で研修&レクを受け、
普天間基地~嘉手納基地~キャンプシュワブと回ってきました。

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写真は行き帰りともに乗った自衛隊の主力輸送機=C1(シーワン)。
迅英が首からぶら下げているのは万が一墜落したときに身元確認に必要となる
「ドッグタグ」と呼ばれるIDプレートです。

普天間基地は嘉数高地から俯瞰して見学し、嘉手納基地も近くのビルの屋上から見学をした。
さらには今月26日にもアセスの提出が予定されている普天間基地の移設候補地~辺野古崎を
米軍のキャンプシュワブの敷地内から、V字滑走路建設を予定している岬と海岸、
そして珊瑚礁の海を見学した。

普天間基地のロケーションの危険性は一目瞭然。
付近に隣接する小学校やいくつもの病院が日常的な危険にさらされている。
閉鎖や移設の議論がおこるのは全くもって当然という思いを新たにした。
***
一方、それにしても辺野古の海は美しい。
ここを埋め立てて滑走路を建設するという計画に対する拒否感はぬぐえない。
県外?国外?
移転議論はこれからもゴールの見えないメビウスの帯だ。

沖縄出張の初日~12月13日にはアメリカの上院・下院両議会で沖縄の海兵隊のグアム移転関連予算を
「凍結」というニュースがトップニュースで報じられた。
那覇市内でまさにこの日に懇談をしたアメリカの政府高官は複雑な表情を見せながらも、
米海兵隊の沖縄駐留の必要性を言明し、その意義を中国に対する抑止力と言い切った。
でも、
本当にそうなのだろうか?海兵隊の沖縄駐留の意義について今一度真剣な議論が必要だ。

文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。

その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。

それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。

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