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この「パレードの後で」ブログは2010年6月にリニューアルオープンし、
全国ネット「ニュースパレード」で伝え切れなかった事柄や、付けたかった解説、
あるいは記者やデスクたちのオピニオン、併せて現場写真などをおよそ7年にわたり
掲載してきました。
振返るとあっという間の7年間ですが、この間、国政選挙は5回、オリンピックは夏冬2回ずつ、
報道メディアとして向合いました。そして東日本大震災と東電福島第1原発の事故では
62時間に渡る「特別放送」を送り出しました。その都度、
「パレードの後で」にブログをアップすることで自らの報道姿勢を確認して来ました。
ご意見やご批判も頂きました。われわれ報道Gにとって「パレードの後で」は
リスナーとの接点であり、愛着のあるサブメディアと言えます。
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2017年4月。文化放送はおよそ4半世紀ぶりに報道Gが制作する
月~金ベルトの生ワイドをスタートしました。
報道Gとしても乾坤一擲の番組『斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI』です。
「ニュースパレード」は新ワイド『SAKIDORI』内で放送しています。
4月3日にスタートした『SAKIDORI』は「ニュースパレード」と相互に切磋琢磨しながら
より高いクオリティを目指し、リスナーの皆さんにニュースをお届けしています。
また、『SAKIDORI』はホームページにもたいへん力を入れています。
まだご覧頂いてなければこちらをぜひご覧ください! http://www.joqr.co.jp/sakidori/
『SAKIDORI』スタートを機会に「パレードの後で」は一旦閉店し、われわれ報道Gの
"ブログ"のステージは『SAKIDORI』のHPの中、
Column~記者たちのオフマイク~に引っ越すことにしました。
私も執筆しますのでぜひ期待して下さい。
長年お読み頂き、ありがとうございました。『SAKIDORI』で会いましょう。
文化放送報道スポーツセンター 部長 関根英生
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2011年3月11日、東日本大震災発生。
マグニチュード 9.0、最大震度7、そして15メートルを超える巨大津波が各地を襲い、
東京電力福島第一原発では水素爆発が発生、10万人を超える住人が
避難を余儀なくされた。岩手、宮城、福島各県を中心とした被害は死者15,893人、
行方不明者2,553人(警察庁調べ<3月10日現在>)に上る文字通り戦後最悪の自然災害だ。
また、避難中の体調悪化などが原因の震災関連死は2016年9月末現在、
全国で3523人で前年比116人も増加している。
これは、まだ震災被害は収束していないことを裏付ける辛い数字だろう。
6年という月日は長い。
震災発生時に福島県立双葉高校2年生だった渡辺郁也君は去年4月、晴れて
社会人となった。地元のテレビ局の福島中央テレビに入社し、報道記者として奮戦中だ。
渡辺君は福島第一原発の地元~大熊町出身で震災以降、家族ともども避難生活を
余儀なくされてきた。
文化放送は震災直後から渡辺君を度々取材している。
震災直後には震災の苦難を乗り越え、夏の甲子園の予選に臨む双葉高校野球部員の
ひとりとして、そして卒業後は故郷を離れ、都内の大学に進学しながら
自分の進路を模索する大学生として、様々なインタビューに答えてもらった。
その渡辺郁也君が3月7日(火)日本テレビの午前中の生放送PON!に
系列局の記者として出演をしていた。
テーマは、「甲子園に3回の出場を誇る県立双葉高校最後の夏」
自身も双葉高校野球部OBとして最後の試合を取材し、原発事故に翻弄された
母校の無念を伝えた。福島第1原発からわずか3.5キロに立地する双葉高校は
今年3月に「休校」となる。
テレビ画面で久し振りに見る渡辺君はややふっくらした感じだったが、顔つきは
随分大人っぽくなっていた。いろいろな報道現場で厳しく揉まれているのだろう。
甚大な被害で時間が止まったままの被災地も多い。被災地を取材し、
「復興」を基準に考えると、どうしてこんなに時間がゆっくり流れるのだろう?
と感じることがどんなに多いことか。
しかし、時間は流れている。震災から6年。あの時、まだ幼さの残る表情で
インタビューに答えてくれた渡辺君は渡辺記者となり、震災と原発事故の現状~
「被災地の真実」を伝える。バトンはしっかりと繋がっているんだ、と思う。
文化放送報道スポーツセンター 部長 関根英生
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2016年にわれわれがニュースで取上げた「コトバ」の中で、今もなお頭の中で
リフレインするフレーズがある。
「こんな議論を何時間やっても同じですよ」
~セリフの持主は安倍総理大臣、舞台は国会。
各メディアは即座に反応し、当然一斉に安倍総理に非難の矛先が向いた。
気が短い、上から目線、慢心の現れといった総理の資質を指摘するものから
議会軽視、少数意見無視、全体主義等々といった政権の本質を問うものまで。
これは年金制度改革法案審議が行われた衆議院厚労委員会で
民進党が当法案を「年金カット法案」として執拗に批判を展開したプロセスで、
苛立ちを隠せない安倍総理が発した言葉だ。
しかし問題の本質はどのようなシチュエーションで、どういう質疑に対して
このセリフが発せられたのかという客観的状況を検証することではなく、
昨今の政治の風潮にある。すなわち問題は、「こんな議論を何時間やっても同じですよ」と、
◇権力者の放言が立法府の場で飛出してしまった事。
◇放言を「不適切ではない」と行政府が即座に閣議決定してしまった事。
つまり政治の現状そのものにあると思う。
私も会議がやたら多いことにウンザリすることはあるし、不毛な会議に苛立つことはある。
しかし、「議論が無駄」と突き放すようなことは決してしない。
まして総理大臣。議論を遺棄しようとするリーダーにこの国の行方をまかせる事は
出来ないのではないか。
3分の2という数の力を握ったリーダーだからこそ議論に真摯に対峙する義務がある。
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2017年の幕が開いた。数の力に頼った国会運営が露骨に目立ってきた政権、
失速が目に見えてきたアベノミクス、着地点が見通せない外交政策、
「おかしい!?」と思うことについては積極的に反応し、意見を発信しなくては、と
気持ちを引き締めている。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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衆参両院で単独過半数を占める自民党の強硬な議会運営が否応なく目立つ
臨時国会が間もなく閉会します。納得する訳にはいかないですが、あらためて
「政治は数、数は力」という図式を思い知らされた気がします。
トランプ政権誕生で先行きがまったく見通せなくなったTPP承認案・関連法案、
野党が「年金カット法案」と呼ぶ年金制度改革法案、
そして通称「カジノ法案」~IR整備推進法案。この3つの法案は自民党がどう
説明をしようが「政治は数、数は力」そのものの審議・採決だったと言わざるを得ません。
自民党の国会運営は遮二無二ということばを想起させる。
遮二無二を辞書で引くと【後先のことを考えず、がむしゃらに物事に取り組むこと】
とあります。また、【周囲の状況に目を配らず、強引に事を進める事】ともあります。
時にはがむしゃらに事に取り組むことが必要な場合もあります。
しかし、自民党の今国会運営については「後先のことを考えない」あるいは
「周囲の状況に目を配らない」姿勢ばかりが目立ったのではないでしょうか。
一方、蓮舫代表体制となって初めて迎えた民進党の国会対応はひと言でいえばチグハグ。
衆議院におけるTPP承認案、関連法案では委員会採決で「強行採決 反対!」などと
書かれたおそろいのボードを掲げてTVカメラに向けてのアピールばかりが印象に
残りましたが、議会運営では与党に歩み寄り、一旦は本会議採決に同意をしています。
これはチグハグ。さらには「IR整備推進法案(カジノ法案)」では党としての法案に対する
賛否が見えないまま、衆院採決を退席し、その直後に「法案反対」を表明しました。
そんな調子だから、その後の参院審議~採決、衆院回付にも真剣度に疑問符が
付きまといました。
チグハグを辞書で引いてみる。【「ちぐ」は「鎮具」で金づち、「はぐ」は「破具」で釘抜きを
意味し、金づち と釘抜きを交互に使っていては一向に仕事が進まず、
何をしているのか解らないこと】、だそうです。
民進党~まさにチグハグ。
遮二無二とチグハグ。この国の行方に暗澹とした気持ちになる年の瀬だ。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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リオデジャネイロオリンピックもあと2日となりましたが、きょう現在、
合計41個のメダルを獲得。獲得した総メダル数の41、そして金メダル12個は
いずれも史上最多だ。
先ほど(8/20 10:40)銀メダルを獲得した陸上男子100×4リレーでは
テレビ中継をスタジオで一緒に観戦していたスタッフ全員が立ち上り、
画面に向かって絶叫し、声援を送った。
おそらく日本中で大きな拍手や歓声が起きていたことだろう。
それは多くの日本人が「日本頑張れ」の気持ちで一つになった瞬間であり、
自身が日本人であることをあらためて思い知る瞬間であり、とても充足感がある瞬間だろう。
国を愛する気持ちは誰かに言われて発露するものではない。
「日の丸」も「君が代」も押付けられて受入れるものではない。
そう考えるとオリンピックやパラリンピックで全力を尽くして戦い活躍する選手たちの姿を見て
共に声援を送り、結果に涙することはとても尊いことだと思う。
いわば「良質なナショナリズム」だ。
一方、勘違いとは言え、リオ五輪の壮行会で選手たちが「君が代」を歌わないことに
苦言を呈した組織委員会の森喜朗会長の言動は私には今さらながらとても小さく映る。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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第二次世界大戦の終結を決断した時の総理でありながら、その名を覚えている人は少ない鈴木貫太郎。映画や小説に登場する鈴木は枯れた人物で抗戦派と和平派の間で翻弄されている姿で描かれることも多いのですが、近年は新たに発掘される資料や記録で、この老総理がいかに国内の政争と距離を置きながら、時にしたたかに時に実直に天皇や海軍の重臣たちと呼吸をあわせ終戦に導いていったかがわかってきました。2・26事件で4発の銃撃を受けながら九死に一生を得、終戦時には抗戦派に再び命を狙われながらも生き延び天寿を全う。最後は故郷で酪農の大事さを若者たちに説くという波乱万丈の人生を歩んだ鈴木貫太郎。その数奇な人生をたどり、歴史の渦にのまれながらもたくましく戦争終結という名の対岸まで泳ぎ切った鈴木総理の終戦までの4か月に焦点をあてます。放送では2・26事件について振り返る鈴木貫太郎の妻たかさんの肉声テープなど貴重な音源も紹介します。在任期間、わずか4か月。しかし日本にとってはものすごく大切な4か月を担った鈴木貫太郎という人物を、ともに振り返ってください。判断を誤れば、天皇制も無くなり、日本という国家も無くなるかもしれない。そしてその責任を負うのはほかでもない自分自身....この究極の「火中の栗」を覚悟してつかんだ男の人間ドラマです。
番組内容
・なぜ鈴木貫太郎は総理大臣を任されたのか?
・ルーズベルト逝去時になぜ弔電を送った意図は?
・昭和天皇と鈴木が交わした阿吽の呼吸
・鈴木元総理が決意した「バドリオ」とは何者なのか?
・8月15日の朝、鈴木邸になぜ火は放たれたのか?
(出演者)
・アーサー・ビナード アメリカ生まれの詩人
・鈴木道子氏 鈴木元総理の孫 音楽評論家(元文化放送アナウンサー)
・波多野澄雄 国立公文書館アジア歴史資料センター長 ほか
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安倍総理大臣の決断で2017年4月に消費税を8%から10%への引上げを
2019年10月まで2年半延期することになった。
安倍総理の思惑が手に取るように分かる1週間だった。
本当は
5月26日、27日に行われたG7首脳会合(伊勢志摩サミット)で
安倍総理はわざわざペーパーまで配って危機感を示した
【直近の世界経済の状態はリーマンショック時にかなり近い】ことに各国首脳から
賛同がもらえると思っていたようだ。
ところが
各国首脳にはこのリスクが共有されなかったどころか、海外の複数のメディアから
【説得力のない比較説明】と指摘され、イギリスのキャメロン首相には
【危機、クライシスとまで言うのはいかがなものか】と真っ向否定されてしまった。
そこで一転、
※1【世界経済はリーマンショック級の危機にはなっていない】
しかもアベノミクスは至極順調、でも
【新たな世界的な経済危機がやって来る可能性はある】
だから
【念の為に増税を再延期する】※2
※1から※2までが「新たな判断」ということだ。
はたして2014年の総選挙前に「増税は必ず行う!」と声高らかに表明した宣誓は
「新たな判断」の前に雲散霧消した。
安倍総理肝いりの「1億総活躍社会」実現に不可欠な
「希望出生率1.8」「介護離職者ゼロ」の達成のためには
保育士、介護士の給与引き上げが急務。そのために年間2000億円の予算が必要とされる。
「アベノミクスの果実(法人税・所得税等の増収のこと)」
だけでまかなえるとは到底思えない。
「新たな判断」~実に勝手のいい言葉として流行語大賞にノミネートしたらどうだろう。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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3月30日(木)と31日(金)の二日間にわたって
ニュースパレードで民進党 岡田代表のインタビューを放送します。
20年間の歴史に幕を下ろした民主党。維新の党と合流して、3月27日に
民進党として再スタート。
新党への意気込みや、岡田代表が20年以上にわたってこだわってきた
二大政党制への思いを放送します。
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5年前の3月11日14時46分。
仙台市の東方沖70kmの太平洋の海底を震源とするマグニチュード 9.0という
日本周辺における観測史上最大の地震が発生した。
最大震度は7、地震の影響で発生した津波は最大40メートルにも達し、
東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害を及ぼし、死者は1万5000人を超え、
今なお、2000人以上が行方不明だ。
文化放送では3月9日(水)午後7時から8時の1時間、
特別番組『シリーズ被災地の真実~あれから5年 南三陸は今』を放送する。震災直後から
現地取材を続けている宮城県南三陸町を訪れ、あらためて被災者たちの声に耳を傾けた。
5年前と今、復興に向けて見えてきた希望の光は悲しいくらいに細く、弱い。
そんな中でも生きていくために、生活をするために、
逞しく前進しようとしている被災者たちの姿に私たちは勇気づけられる。
そして5年の重みをかみしめる。『あれから5年 南三陸は今』是非お聴きください。
犠牲者、そしてすべての被災者にすべての日本人が
想いを巡らさなくてはいけない日が3月11日だ。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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毎日新聞連載の「万能川柳」に
「バズーカも真上に打てば落ちてくる」という一句があった。
日銀の奇襲攻撃、マイナス金利の導入は瞬間的な
株高と円安に効き目を示したものの、効果は3日坊主。その後、
雪崩的株安&円高のリバウンドを起こし、株価は1万5千円を割込み、
為替は1$=110円台まで円高が進行した。
マイナス金利も黒田バズーカの一発と見るなら、まさに
垂直に落ちてきたこのバズーカ弾は日本経済を直撃してしまった。
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さて安倍政権の命綱、「アベノミクス」。3年間一貫して金科玉条とばかり
株高と円安の成果を国民にアピールしてきた。
残念ながら数字はごまかしがきかない。
この度の株価下落も円高為替も「アベノミクス」の限界を示したと見て構わないだろう。
その意味で「アベノミクス」の実態が見えてきたような気がする。
そもそも、黒田日銀はデフレ脱却の指針として物価上昇率は2年で2%上昇と
自信たっぷりに公言している。約束と言ってもいい。
物価上昇率2%UPは、まったくもって絵に描いた餅になっており、
いわば実体を伴わない数値目標だ。
もっと言えば、安倍政権がこの3年間で打出した政策キャッチも実態不明なものが多い。
「3年間抱っこし放題」
「1億総活躍社会」
「衆院定数削減 答申尊重」
「同一労働同一賃金」
これらの政策は確かに打出しのインパクトはあるが、その後の実態は
国民にとって実感できるメリットがはたしてあるのだろうか?
広告には印象強いキャッチは必須だが、肝心の商品にその実態が伴わなければ
否応なく消費者からきついパッシングを受けてしまう。
政権3年3か月、はたして、国民に対して掲げた政策(キャッチ)の実態を
われわれ報道メディアはもっと厳しく評価を下すすべきだろう。
その実態と評価を示さなければ政治そのものがまったく信用できない
パフォーマンスになってしまう。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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あけましておめでとうございます。
2016年の幕が開きました。
今年の報道スポーツセンターは慌ただしい1年になりそうです。
部として(というより社として)取材、対応が徹底的に求められるイベントが
次々にやってきます。
○5月26日、27日の2日間、三重県志摩市の賢島でG7伊勢志摩サミット開催
○7月には参議院議員選挙
○8月5日から8月21日までブラジル・リオデジャネイロで夏季オリンピック
サミットでは「テロ」に対する警備にも集中する必要があり、
必定、視線は首都東京にも向けなくてはならない。
7月の参院選については、まだ衆参W選挙の可能性も消しきれていない。また、
同時Wはなくても、年末総選挙の可能性を後藤謙次さんは指摘する。
そしてリオには、部から松島茂君と吉田涙子さんを3週間以上派遣する。
しかも文化放送は民放ラジオの国内制作本部を担う。
現地との時差は12時間、昼夜逆転の業務が余儀なくされる。
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でも、サミットより国政選挙よりオリンピックより、
私は東日本大震災、そして東電福島第一原発事故から5年、
今年の3.11とどう向き合うか、深慮している。
私たちが震災直後から取り組んでいる取材コンセプトは「被災地の真実」。
5年間で変わった事と変わらなかった事、
5年の月日を経て、実感できるようになった希望といまだに見えない将来。
被災地の真実をより客観的に伝えるにはどうしたらいいか、真剣に思考錯誤する。
多忙な予定表を睨みながら今年の報道スポーツセンターは気合十分だ。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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今年の漢字1字が「安」に決まりました。昨年が「税」、一昨年が「輪」。
消費税率が5%から8%に17年振りにUPした昨年が「税」。
東京オリンピック招致決定の一昨年が「輪」だったという結果を見ると
「安」の決定はやはり集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法の
可決成立のインパクトがかなり大きかったのだと思う。
おそらくその中心人物だった安倍総理大臣の名前の「安」への投票も相当数あったのだろう。
実際、安全保障関連法の国会決議は、日本の政治史における大きな転換点だった。
おそらく、国会上程~審議・採決まで、官邸主導で行った可決ありき、
「何が何でも通す」というシナリオ通りの政治に、多くの国民が
戦前政治への逆行を想起させるに十分な危うさを感じたのではないだろうか。
この国はどこに向かって急ぎ足をしているのだろう? と、
本能的、あるいは直感で感じた人も多かったはずだ。
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そんな中、作家の野坂昭如さんが85歳の生涯を閉じた。氏はかねてより
戦争の愚を説き、政権=権力の暴走に警鐘を鳴らし続けてきた作家だ。
その野坂氏が最後の連載~毎日新聞の「七転び八起き」で発したメッセージに
「この国に、戦前がひたひたと迫っていることは確かだろう」
という一文がある。直考させられる言葉だ。
私は10代の頃「日本土人の思想」「風狂の思想」「卑怯者の思想」といった
野坂さんのエッセイを読み、少なからず影響を受けた。
今あらためて、エッセイを読み「心得には思想と行動が伴わなくてはならない」
と感じ入った事を思い出す。
客観的に2015年の政治の流れを再生して俯瞰すると、今年の漢字~
最多投票の「安」には"不安"の「安」も多数含まれていると思わざるを得ない。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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12月9日(水)夜8時から9時で報道特別番組を放送しました。
『文化放送 戦後70年企画~アーサー・ビナード 長崎原爆を探して』です。
文化放送では戦後70年企画として、4月から毎週土曜日に「アーサー・ビナード 探しています」
という10分番組(4月のみ15分番組)を放送していますが、
今回の番組はその特別版として制作しました。主要なテーマは「長崎原爆」です。
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同じく「長崎原爆」をテーマに製作された映画が12月12日から公開されました。
山田洋二監督、吉永小百合主演、『母と暮らせば』です。~特番では吉永さんに
「長崎」そして「原爆」に関する想いも語って頂きました。
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山田監督は『母と暮らせば』の冒頭、長崎への原爆投下シーンの直後、テロップで
"プルトニウム爆弾が投下された"
と、表現しています。長崎に投下された「原爆」はプルトニウム爆弾です。
(広島に投下された「原爆」はウラン爆弾)
70年前の8月9日に長崎に投下されたプルトニウム爆弾はそこを起点に、まさに今日まで、
綿々と地球と人類の存亡の脅威となってきました。70年間も、、です。
番組ではこの長崎プルトニウム爆弾投下の背景と、歴史の裏側に置かれ、
掘り起こされなかった事実についての問題提起がしっかりとできたのではないか、と思います。
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お聴き頂いたすべての方に感謝を申し上げます。
報道スポーツセンター 関根英生
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まったく時間が経つのは早いものでもう師走に突入してしまった。
少し気が早いが2015年という年を振り返ってみる。
今年の幕開けは信じられないニュースが日本全国を駆け巡った。
イスラム国による邦人2人の拉致、殺害というショッキングな事件に向合い、
狼狽え、茫然としながらも速報対応に明け暮れた年初だった。
そして11月、イスラム国は標的をフランスに定め、パリで同時多発テロを実行、
自爆、銃乱射という防御不可能な狂気の行いに300人の犠牲者を出した。
やや乱暴な感想だが、イスラム国の凶行に翻弄され、
イスラム国の狂気に世界中が震撼した2015年だったと思う。
では邦人殺害から同時多発テロまでの期間、日本では何が起きていたのかというと、
5月から夏場にかけては集団的自衛権の行使に関する憲法解釈の変更から
安保関連法案の強行採決まで、前代未聞の多数決が決行された。
間違いなく、これが今年のTOPニュースだ。
はたして、自衛隊の武力使用の機会と範囲は格段に拡大するだろう。
「積極的平和主義」という一見、穏やかな正義の履行にも映る自衛隊の行動は、
イスラム国はじめ相手国からは攻撃の対象になると同時に
テロの脅威にもさらされる可能性も高まる。
安倍総理は2004年に出版した「この国を守る決意」という本の中で
『言うまでもなく、軍事同盟というのは"血の同盟"です。日本がもし外敵から
攻撃を受ければ、アメリカの若者が血を流します。日本の自衛隊は、少なくとも
アメリカが攻撃をされたときに血を流すことはないわけです。これで完全な
イコールパートナーと言えるのでしょうか』と述べている。
積極的平和主義の名の下に憲法の解釈を変えた集団的自衛権の行使容認、
そしてアメリカとの"血の同盟"によって来年、日本がイスラム国の本格的な
テロターゲット元年とならないことを切に祈ります。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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いわゆる安保関連法案「平和安全法制整備法案」
~武力攻撃事態法、周辺事態法、PKO協力法など10本の現行法改定案
と他国軍の後方支援を随時可能にする新法~「国際平和支援法案」の
併せて11本の法案を参議院が可決し、成立した。
9月19日(土)未明、午前2時過ぎの採決だった。
安倍総理は安保関連法案の成立に執念を燃やし、
日に日に拡大するデモによる反対行動と様々な分野の人々が
次々に反対意見を表明する中、
「成立すれば、やがて理解は広がる」
「安保改定は50年経たないと評価されないと言われたが、20年程で評価された」
と、持論を掲げて反対意見と反対行動に向き合う事を避けた。
法案成立後、共同通信が行った世論調査では、
「政権が国民に十分に説明していると思うか」との問いに、
「思わない」が80%を超えた。
前述の安倍総理の詭弁的持論~
"今は国民に理解されていないが、20年も経てば「文句も止む」"
と言わんばかりの態度はあまりに不遜だ。
客観的に見て安保関連法案はアメリカをはじめとする他国の武力行使を
支援する法律であり、戦争に巻き込まれないことが
法的に担保されているわけではない。
つまるところ安保関連法案は国を担保にした危険かつ無謀な
歴史への挑戦だと断じる。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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突然出てきた10%への消費税率UPに合わせたマイナンバー利用による還付という
理解不能な財務省案。まだ見ぬ「マイナンバー」だが、子供もお年寄りも買い物に行くのに
持ち歩かなければいけないことになる上、政府に個人個人の買い物内容を教えることになる。
また、自販機はどうすればいいのか?さらには、街の商店~八百屋や肉屋、米屋や乾物屋など
日本中津々浦々の個人商店に端末を設置するのか?出来るのか?
しかも還付上限4000円というのはどう考えても超雑な決め事ではないか。あらゆる面で
理解不能なアイデアだが、さらに唖然としたのは発信元のトップ、麻生財務大臣の発言だ。
「複数の税率は面倒臭い」
「カードを持っていきたくなければ持たなくていい。その分減税はない」
消費税率の引き上げについては増え続ける社会保障費を補う財源として理解はしているものの、
少なくとも政府は
"国民に理解をしてもらう"あるいは"国民に受け入れてもらう"立場であるはずだ。
麻生氏の投げやりな発言「面倒くさい」、上から目線の「従わなければ減税なし」という態度は
唖然そして絶句を通り越し、噴飯ものだ。
そもそも麻生氏は憲法改正に関する持論として
「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。
あの手口を学んだらどうか」と暴論を口にした政治家だ。
この政治家の自身の発言に関する無責任性はもはや「罪」だろう。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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6月5日に行われた衆議院「平和安全法制特別委員会」で
憲法審査会で3人の憲法学者そろって集団的自衛権の行使を認める
安全保障関連法案は「憲法違反」との見解を示したことを受け、
民主党の辻本清美議員は『本法案は一回、政府は撤回された方がいい』と迫った。
集団的自衛権の行使に関する解釈変更については多くの国民が
「おかしい」「釈然としない」と感じていたと思う。今回、
3人の憲法学者がその部分を「言ってくれた」と感じている人は多いのではないか。
特に自民党が推薦して憲法審査会に参加した早稲田大学の長谷部恭男教授までが
「従来の政府見解の基本的枠内では説明がつかない」と述べ、
違憲見解を示した点は重大だろう。
与党サイドからは、"人選を誤った" とか、"オウンゴールだ"、
などという意見も聞こえてくるが、
ここはやはり再度、地に足の着いた議論を行うべきだろう。さらに、
民主党が憲法審査会に人選した慶応大学の小林節名誉教授は
自衛隊の後方支援範囲が格段に広がる重要影響事態法案について
「後方支援という考え方は日本の特殊概念で、戦争に後ろから参加するだけだ」
と懸念を指摘した。
今まさに国会で政府が答弁をしている集団的自衛権行使についての解釈や
安保関連法案についての説明には「無理」を感じる場面が多い。
「無理」とは【理が無い】ということだ。
もっと言えば「平和安全法制特別委員会」という委員会名称にも「無理」を感じる。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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自民・公明両党による安全保障法制に関する協議で、
関連法案の枠組みが固まり、連休明けから国会で論戦に入ります。
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残念ながら私には「尽くされた与党議論」というイメージを持つことは到底出来ない。
4月26日からの安倍総理の訪米、
そして日米防衛協力に関するガイドラインの改定スケジュールに間に合うように
「合意形成を急いだ」と見るのが正しいだろう。
安保法制の骨格で合意した5つの分野、すなわち
①グレーゾーン事態への対処
②周辺事態法改正
③後方支援の恒久法新設
④PKO協力法改正
⑤集団的自衛権行使
これら5分野の自公合意について得心できない点に今回
多くのスペースを割くことは控えるが、これらの安保法制によって
自衛隊の活動範囲は間違いなく戦場に接近するであろうし、
状況次第では戦闘行為を行う可能性も高くなる。
にもかかわらず、だ。合意内容の中の「基本」と「等」に本音が透けて見える。
例えば②周辺事態法と③恒久法では自衛隊の派遣には国会の事前承認が「基本」。
また、③恒久法では自衛隊の派遣は国連決議または関連決議「等」が前提。
さらには⑤集団的自衛権行使では米軍「等」を対象とする。
国会決議が「基本」といっても、あくまで基本で、「例外はある」ということ。
関連決議等は、「等」によって、どこまで広がるかは分からない。
米軍「等」は、オーストラリア軍を念頭においているということだが、
対象は限りなく拡大する可能性をはらむ。
総理の言う「国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備」は
このままでは「歯止めのない安全保障法制の整備」になりかねないのだ。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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1万8千人を超す死者・行方不明者を出した東日本大震災の発生
(2011年3月11日)から4年が経過します。
復興庁が2月に集計した全国避難者数は22万8863人にのぼり、
さらには、公表している震災関連死の死者数は3000人を超す。
被災者にとって4年前の「大震災」ならびに「東電福島第1原発事故」は
いまだ厳しい現実下にあり、復興までの道程がほど遠い事と
日常を取り返すことができない現実が横たわっている事を数字が物語っている。
******
一方、私たち文化放送報道Gはこの「国難」といえる大震災と
充分に向き合ってきたか? また、伝えてきた視点や取上げたNEWSに当てた
FOCUSは正しかったか? 自問を繰り返す。
「風化させない」
言うは易いが本当に風化させないためには継続する力と
曇りのない視点が必要だ。はたして私たちは4年間、この未曾有の大災害を
報道する中で「教訓」を咀嚼してきただろうか?
これからも報道する姿勢を正し、試行錯誤を繰り返しながら、今まで以上に
瞳を見開きたい。
******
「ニュースパレード」では3月9日(月)~13日(金)、
特集として"被災地の真実"を放送します。是非お聴きください。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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1月24日24時頃、泊りデスクから湯川さん殺害とみられる情報が、
それから1週間後、2月1日未明~午前5時過ぎ、
やはり泊りデスクから後藤さん殺害と見られる情報が伝えられた。
枕元に置いた携帯メールの発信者の表示を見て、ある種の覚悟を持って
情報に接した。「最悪の結果」の覚悟は持っていたつもりではあったが、
その後、目にした「画像」はにわかに信じることのできない、
理性からも常識からも逸脱した、まさに「悪魔の仕業」であった。
大きな怒りを覚えたのは勿論だが、一方、テロリスト組織~イスラム国の
脅威も恐怖も我々の日常と全く無関係の位置にあるわけではないという、
言いようのない胸のざわつきを感じた。
殺害されたとみられる後藤健二さんは去年9月に文化放送の午後ワイド~
「大竹まことのゴールデンラジオ」に出演された際、
たとえば日本が、アメリカのイスラム国への空爆を支持する。
安倍総理が国連でやる演説の中で、そこまで具体的に言ったりなんかしたら、
日本も同じ同盟国と見られ、いろんな外国に旅行に行く日本人が、
テロとか誘拐の対象になってしまう可能性も出てくる。
それがひとつのバロメーターだ。と語っている。
確かに、イスラム国が発信するネット映像・ネット画像を観て
怒りや恐怖・脅威を感じること自体がイスラム国のプロパガンダに
まんまと嵌ってしまっていることになるのかもしれない。
だからといってこれほどの非人道的行為に口を閉ざそうとは思わない。
非常識、非理性、非道徳な相手に対するにはことさら冷静に、より客観的に
報道することが求められる。
その実践こそが報道機関のレゾンデートルのバロメーターだと、
私は考える。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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明けましておめでとうございます。2015年の幕が開きました。
今年は1945年8月15日の戦争終結から70年という節目を迎えます。
昨年、毎日新聞と埼玉大学が行った時事問題世論調査~「日本の世論2014」
によると「親や祖父母から戦争の体験談を直接聞いたことがありますか?」
という問いに対し、30代は「ない」が57%、20代では「ない」60%という結果でした。
背景には祖父母と同居する家庭が減り、核家族化が進んだ影響もあるでしょうし、
親が戦後生まれで語り継ぐ体験談を持たないという事情もあると思います。
しかし、どうでしょう、終戦を10才で迎えた人は今年80才に、
実際に戦地で戦争体験をし、20才で終戦を迎えた人は90才という高齢になります。
「風化」という言葉を切実な危機感として感じるのは私だけではないと思います。
今年私の父は87才、母は83才になります。私は両親から空襲の話、疎開の話、
戦地で死んだ先輩や友人の話、ひもじかった終戦直後の話、
等々を聞かされて育ちました。すべてが両親の貴重な体験談だったと思う一方、
これらの貴重な話を直接聞ける時間もそう多くはないだろうとも思います。
******
私はかねてより報道マスコミの使命は客観的かつ正確なニュースを
迅速に届けることと後世に残すべき事実を記録することと考えています。
戦後70年、今年の文化放送報道Gのテーマのひとつは「語り継ぐべき戦争体験」を
音声として残すための試みの実践と考えます。
はたして、どのような形で、どのような方法で、どのような話を残せるだろうか?
課題は大きい。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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第47回衆議院議員選挙が終わりました。
文化放送の「みのもんたの総選挙開票スペシャル」をお聴き頂いた
リスナーも大勢いらっしゃると思います。
4時間40分の"みの節"開票特番をお聴き頂き、ありがとうございました。
************
翌日の朝刊1面を見ると「自公大勝」「自公圧勝」と報じている紙面もあれば
「自民横ばい」「自公3分の2維持」と報じている紙面もあった。
各紙の思いが交錯する見出しだが、結果を客観的に見たら「自公圧勝」だろう。
改選前から自公で3分の2の議席を保持していたとは言え、
再度、全議席の3分の2超に当る317議席以上を与党が握るという事は
「絶対権力」の掌握と言えない事もない。
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今回の選挙は「争点不明」とか「大義なき選挙」と巷間言われたが、
果たして、投票率52.66%。史上最低を大幅に更新した。
史上最低の投票率52.66%~これは自公の選挙戦略の成功の象徴か?
解散決断の会見で安倍総理は「与党過半数が勝敗ライン」と言い、
えらく低いハードルを口にした。
総理には少なくともこの段階では相当な危機感があったと思う。
ところが、公示~選挙戦が進むにつれ、世論調査の結果分析からメディアは
そろって自公圧勝&300超の議席獲得を報じた。
有権者の心情に「どうせ自公が勝つ」という脱力感が生じたのは間違いないし、
政権時代の不信感が拭えていない民主党はついに対抗軸になりえなかった。
与党は争点をできるだけクローズアップせず、「アベノミクス」の是非に集約し、
有権者の関心を喚起することを避けた選挙を展開する。
その結果が52.66%となってしまったのではなかろうか?
そもそもの前提として投票率が低いと自民・公明・共産が強いとされる。
つまり、戦いを終わって振返ってみると、今回の総選挙は
与党対野党でも、自民対民主でもなく、
自民対投票率という戦いだったのかもしれない。
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しかし、国民は決して安倍政権を「白紙委任」したわけではない。
我々文化放送報道Gは、選挙で安倍さん自身が殆ど口にしなかった、
集団的自衛権、特定秘密保護法、原発再稼働、憲法改正等について
政権の取組みを注意深く見つめ、
客観的に報道していく決意を新たにしているところだ。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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衆議院解散、そして総選挙だ。
ニュースパレードのコメンテーターでもある後藤謙次氏は
"安倍総理の安倍総理による安倍総理のための選挙"と論評した。
解散に至った背景は割と簡単だ。つまり、
自公として負け幅が最も少ないであろう解散総選挙のタイミングを計ったら
このタイミングになったということ。しかも相当数の議席を失ったとしても
過半数は維持できるという読みは間違いなくある。
しかも安倍総理にとっては4年という任期を手に入れることができる。
ということで、「じゃ、解散!」
まさしく"安倍総理の安倍総理による安倍総理のための選挙"だ。
そもそも2年前、解散の確約の条件として野田総理が安倍自民党総裁(当時)に
投げ込んだ直球は「身を切る改革」すなわち定数是正だったはずだ。
ひと言で改革といっても定数是正がいかに困難な事かは分かる。
が、しかし永田町からは改革に取り組む気配はまったく感じられない。
反対に今回政権が再増税の先送りに使ったアイテムは「景気条項」。
「景気条項」は民主党が2段階での増税の3党合意をまとめるために
党内の反対論者を封じるために付加えた「苦肉の策」だ。
そもそも今回、解散の発想の起点となった再増税先延ばし作戦は
野田前総理の死に際の呪文~「景気条項」あればこそだったと言える。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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今年のノーベル物理学賞は青色発光ダイオードを開発した日本人3人の受賞が決まった。
天野浩 名古屋大教授、赤崎勇 名城大教授、
それに中村修二 カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の3氏だ。
去年、山中伸弥氏がiPS細胞の研究・開発で 医学生理学賞を受賞した時にも日本人として
誇らしい気持ちになったが、今回も率直に嬉しいし、誇らしい。
そして今週10月10日にはノーベル平和賞の受賞者が決まる。今年のノーベル平和賞候補には、
過去最多の個人231人と47団体がノミネートされているそうだ。
その中にはローマ法王や国連の潘基文事務総長、パキスタンの女性人権運動家で17才の
マララ・ユスフザイさんなどに加えて「憲法9条を守っている日本国民」が
エントリーされている。 しかも世界的な反戦・平和団体であるノルウェーの
「オスロ国際平和研究所」は、最も有力な受賞候補に「日本国憲法第9条...」を挙げた。
選ばれれば私も受賞者、日本国民なのだから。こんな誇らしいことはないし、日本国憲法、
そして憲法第9条を持つ国に生を受けたことに感謝する。
*******
でも、選ばれた場合、日本国民を代表して授賞式に出席をするのは誰になるのか?
やはり内閣総理大臣ということになるのだろう。つまり安倍晋三総理だ。憲法9条のお蔭で
日本国は戦後70年間、戦争をせず、一人も殺さず、一人も戦死しなかったという
「実績」を継続している。今回ノーベル平和賞ノミネートもこの実績を評価してのことだ。
また、そこには「集団的自衛権の行使」を違憲としてきた憲法解釈が綿々と継続してきたことも
忘れてはいけない。
しかし今や「集団的自衛権の行使」は安倍内閣の閣議決定によって容認された。
そしてさらに安倍総理は
「我々は憲法9条を改正し、その(自衛隊)存在と役割を明記していく。
これがむしろ正しい姿だろう」
と、述べ9条の改正と自衛隊の国防軍化に意欲を見せている。
はたして、安倍総理はどういう心境で10月10日の発表を待っているのだろうか?
報道スポーツセンター部長 関根英生
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関東地方も梅雨明けして、いよいよ本格的な夏に突入ですね。
文化放送が誇る、『ニュースパレード』もこれから"夏本番"です!
全国32局の精鋭たちがお届けする、毎年恒例の『ニュースパレード 夏企画』が
7月23日・水曜日からスタートします!
全国32のラジオ局が1つのテーマに則して番組制作を行うこの企画。
今年のテーマは、"語り継ぎたいこと"
その土地土地で「語り継がれていること」に注目し、先人たちからの「言い伝え」、
「教訓」や「戒め」、そして、昔から伝わる生活の知恵や技術、文化、芸能に加え、
未来に向けて新たに動き出していることまで、多岐にわたって"語り継ぎたい
こと"をクローズアップ!
最新の放送情報(放送局&放送内容)は、文化放送のHP・トピックス でご確認下さい!
各局独自の視点でお届けする『夏企画』をお楽しみに!
『ニュースパレード 夏企画』
■放送日時 7月23日(水)~9月5日(金)予定 『ニュースパレード』内
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柳下記者が7月1日付で制作部に異動となりました。
報道G内の最年少記者、最も守備範囲が広く、運動量も多い記者を戦力として失うのは
正直「痛い」ですが、人事異動はサラリーマンの宿命、
柳下君の新天地での活躍を祈りつつ期待して下さい。
ヤギ記者の4年の系譜を思い出してみよう。
着任半年の2011年2月、ニュージーランド クライストチャーチ~M6.1の大地震が発生。
~「とにかくニュージーランド行の飛行機に乗れ!」
その1ヶ月後には、代休中に茨城空港で東日本大震災に遭遇。部長命令は
「そこから行けるところまで福島市内に近づけ!」だった。
2012年12月、解散総選挙~そして政権交代、第2次安倍内閣発足。デスクの注文の多い指示は
選挙取材、官邸取材、国会取材と多岐に渡り、ヤギ記者は永田町を飛ぶように走った。
特番制作もねじり鉢巻きで頑張った。
裁判員制度3年特番(2012年)、裁判員制度5年特番(2014年)、
ヤギ記者は何人もの「裁判員経験者」に直接会う。これは貴重な経験。
そして今年2月、ソチ冬季オリンピックの取材で20日間に及ぶロシア出張。
羽生くんの金メダルはじめレジェンド葛西らの奮闘を伝えた。
*****
いやご苦労さん。今さらながら「濃厚」な4年間でした。
これらは少人数の体制で運営するラジオ局の報道部門だからこそ体験できた取材です。
今後は「大竹まこと ゴールデンラジオ」を担当するという事、
その中でこの4年間の体験は絶対生きると思います。
ゴールデンラジオを通じ、多くのリスナーに「柳下君らしさ」をお届けします。
ダ スヴィダーニャ!(ロシア語で SEE YOU AGAIN)
報道スポーツセンター部長 関根英生
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自民党は「集団的自衛権」の行使を容認するための根拠として
まず1959年の「砂川事件」判決を持ち出しました。
「砂川事件」は当時のアメリカ軍立川基地の砂川町への拡張を反対する闘争の最中、
基地の中に立入った反対派の学生らが逮捕起訴された事件です。
その1審判決ではアメリカ軍の駐留自体が憲法9条に違反するとして
全員無罪の判決が出ます。
その後、検察側は違憲審査のため最高裁に上告しますが、最高裁はその判決で
『憲法は自衛のため、他国に安全保障措置を求めることを何ら禁ずるものではなく、
外国軍隊は憲法9条の「戦力」には該当しない』とし、1審判決を覆します。
自民党はこの判決文を高度(?)な読解力で読み解き、
「最高裁の判断は、憲法9条は集団的自衛権の行使を何ら否定していない」
と、主張しました。私には事件と裁判の本質と「集団的自衛権の行使容認」
についての議論は完全に異質。どの角度から見ても理解できません。
##
最近、「砂川判決」が引用されないなぁ、と思っていたら今度は
1972年当時(田中角栄内閣時代)の政府見解が引っ張り出されました。
「1972年見解」とは、当時の田中内閣が集団的自衛権と憲法との関係について
国会に提出したもので、見解では、『自国の存立を全うするために必要最小限度の
自衛の措置は容認されるが、「集団的自衛権」の行使については認められない』と
まとめています。誰もが分かるように田中政権は憲法上、「集団的自衛権」は
認められないと結論を明言しているのです。
ところが、自民党はこの「1972年見解」について、「集団的自衛権」は認められないとする
「解=結論」は×、正しくは「認められる」と結論付ける「解」が◎と主張します。
私には「砂川判決」以上に理解不能です。
*****
持出された55年前と32年前の「古証文」。ウラ付が欲しい気持ちは分かるが、
「集団的自衛権」行使のコンセンサスを得るには、
その場しのぎで、付け焼刃のバックアップファクターを探してくるより、
正規の手続きに乗っ取った国民投票による憲法改正の是非を問うしかない。
その結果、国民が覚悟を示すのであれば「集団的自衛権」を行使すればいい。
それが立憲国家としての本道だ。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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法人実効税率は3月末まで38.01%だったが、今月から東日本大震災からの復興を
促進するためのいわゆる復興特別法人税が1年前倒しで廃止され、
35.64%に低下した。さらに、経済界は現在、約35%の法人税率をアジア諸国並みの
25%へ引き下げることを求め、安倍総理は経済界の要望に呼応し、
法人減税に大いに意欲を見せている。総理は
法人減税→企業収益の向上→給与ベースの底上げ→消費活性化→デフレ脱却という
チャート図を描いているが、法人税率を10%ポイント引き下げると、5兆円近い税収が
失われるとみられ、法人減税に踏み切るには減税分の財源をいかに確保するかという
難題が必ずセットになる。
今回、財源候補として租税特別措置=「租特」の廃止が遡上に上がっている。
「租特」は、企業の研究開発を後押したり、雇用を促したりするなど、特定の政策目的を
実現するための減税特例措置だ。ちなみに資本金1億円未満の中小企業は「租特」により
法人税率が15%に軽減されている。
一方、安倍総理は経済政策「アベノミクス」の成長戦略として、
女性の活躍を推進する方針を打ち出し、政府税調はその為の税制政策として、
専業主婦がいる世帯の所得税を軽減する「配偶者控除」の見直しを検討している。
現行の「配偶者控除」は、妻の年収が103万円に満たなければ夫は自身の年間所得から
一定額(38万円)を差し引いて所得税を納めることが認められている。
政権は女性の就労機会拡大の為に「配偶者控除」廃止を含む見直し議論を始めている。
これらはまだ決まったわけではないが、法人減税の財源確保の「シワ寄せ」の矛先が
弱者に向いているように思えてならない。
消費増税の必然性は理解している。日本の財政状態を考えたら「やむを得ない」と思う。
しかし、「アベノミクス」という得体のしれない
政権キャッチの下、法人減税とそれに伴う納得しがたい増税施策が決め込まれるとしたら、
私はその政治には異を唱える。そもそも消費増税にしても定数是正や議員歳費削減など
「身を切る改革」とセットのはずじゃなかったのか?
議員歳費の2割削減する特例措置も当たり前のように今月末で切れる。歳費満額支給だ。
安倍政権が創ろうとしている大きな潮流はどうしても納得できない。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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福島県双葉郡双葉町~東京電力福島第一原発が立地し、東日本大震災による
原発事で町の96%が「帰宅困難地域」に指定され、震災当時の町民およそ
7000人全員が避難した。しかし、いまだに帰還の目途はまったくたっていない。
双葉町にある福島県立双葉高校は過去夏の甲子園に3回出場した野球名門校だ。
東電福島第1原発からおよそ3キロに位置する双葉高校は震災後、県内の
サテライト校4校に分散し、授業を継続していたが、震災から1年経過した
2012年からは、いわき市にあるいわき明星大学構内の施設を臨時校舎としている。
名門:双高野球部も単独ではチームが編成できず、相馬農業などと合同チームを
編成し「相双福島」としてチームを存続させ、予選を戦ってきた。
しかし、昨夏の大会が終わり、3年生4人が引退した後、残った野球部員は1人。
その後、野球経験はないものの双高野球部存続の意気に感じてくれた2人の2年生が
新たに入部してくれた。1人は女子だ。(マネージャーではなく、「選手」として入部!)
実は昨年末、県の教育委員会は双葉高校を含む双葉郡内5高校の生徒募集は
2014年度で停止し、2016年度末で休校にする方針を示している。
その後、休校する5校を統合して広野町へ中高一貫校を設置する。
事実上の統廃合であり、学校も野球部も新たなスタートが余儀なくされる。
この春に入学する1年生は「最後の双葉高校」の生徒だ。
新入生の中から1人でも2人でも野球部への入部者がいるといいな、と思う。
今年も単独チームで夏の大会予選を戦うのは難しいにしても、
あと3年、何とか名門双高野球部のユニホームがグランドを躍動して欲しい。
2011年3月11日以来、逆境にめげず、伝統の灯を消すことなく、
純粋に野球に打ち込んできた双葉高校の野球部員に私はエールを送る。
「頑張れ!双葉高校球児たち!」
震災から3年。被災地に思いをはせ、すごくセンチメンタルになってしまう
自分を叱咤激励しながら、私は、途切れさせない「被災地報道」を続ける決意を新たにする。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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報道G最年少、柳下記者がオリンピック取材出張に旅立ち、
日本時間のきょう未明にロシアのソチに到着しました。
早速、ジャンプなどノルディック競技が行われる「山会場」~
"クラースナヤ・パリャーナ"のロケハンに赴きます。
文化放送では大会期間中(2/7~2/23)各ワイド内で
1分インフォメーション【文化放送ソチ情報 超!文化放送的ソチ】で
日本人選手の活躍を伝えます。文化放送からただ一人、
ソチオリンピック取材に派遣された柳下記者の血と汗の結晶を
是非お聴きください。
******
個人的には、冬季オリンピックの鮮烈な想い出といえば、
トワ・エ・モワの『虹と風のバラード』が懐かしい札幌オリンピック。
日本が表彰台を独占したジャンプ70M級(現在のノーマルヒル)の
笠谷・金野・青地にはシビれたなぁ。
今回のソチオリンピックでも後世に語り継がれるような「名場面」が
一つでも二つでも生まれることを期待しています。
***
最後にスポーツG部長として獲得メダル予想を。
①ジャンプ女子(高梨) ②男子フィギュアシングル (羽生)
②女子フィギュアシングル(浅田) ④男子スピードスケート500M(加藤)
⑤ノルディック男子複合ラージヒル(渡部暁)
⑥スピードスケート女子パシュート ⑦女子スノーボードクロス(藤森)
※期待値が高い順に①~⑦、
ただし、メダルの色までは予想していません。
******
フィシュト五輪スタジアムで行われる開会式は2月7日。いよいよです。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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100年前~1914年、オーストリアの皇太子暗殺事件に端を発した
バルカン半島の国境危機は戦争という導火線に火を灯し、「宣戦布告ラッシュ」
を招き、ヨーロッパ全域に戦火が拡大しました。これが第1次世界大戦です。
たかだか100年前のことです。
日本は日英同盟を理由に参戦を決め、ドイツに対して宣戦を布告しました。
と、言っても日本軍はヨーロッパ戦線に遠征し戦ったわけではありません。
日本は、同盟国イギリスの敵であるドイツの中国にある山東省基地を攻撃します。
これは覇権拡大を意図した日本軍の山東省への侵攻であり、翌年にはちゃっかりと
中国に【21カ条の要求】を突き付け、満州地区の植民地化を始めました。
**********
2014年の幕が切って落とされました。
新年早々、100年前の世界の歴史を紐解いたのは、対独宣戦布告~中国侵攻が
時代の潮流に流された[負の歴史]のプロセスであり、
ここが日中戦争へ突入する起点だったからです。
今われわれが留意すべきことは[負の歴史]に対する反復した検証と反省だろう。
昨年、大きな反対行動が渦巻く中で強行採決された特定秘密保護法、
昨年暮れに行なわれた安倍総理の靖国電撃参拝、さらに悪化した日中関係。
そして、早々にも着手されるであろう集団的自衛権の憲法解釈の見直し。
これが現状の日本です。
もちろん、今日本が他国に対し、侵略侵攻を意図するとは思わないし、
集団的自衛権の憲法解釈の見直しと日米同盟を言い訳に、自衛隊が
戦場で戦火を交えるシーンも即座にはイメージしづらいことです。
しかし、身構えることを忘れてはいけないのではないでしょうか。
私は「繰り返す歴史」あるいは「潮流に流される世論」といった
見えざる大きな力に抗うのは報道マスコミの役割だと考えます。
2014年、文化放送報道Gは政権と社会に曇りのないフォーカスを当てて
「今いちばん伝えるべきNEWSは何か?」
そして「そのNEWSのPoint of Viewは何処か?」しっかり伝えていきます。
今年も文化放送報道Gにご期待下さい。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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特定秘密保護法案「可決」までの国会審議は安倍内閣が描いたシナリオを忠実に
与党の皆さんが演じきったという印象だ。
**********
制作総指揮及び主演;安倍晋三さん、助演女優;森ゆうこさん、
そして、衆参で異なる演技を見せた渡辺喜美さん、
最後にちょこっと登場して「審議打ち切り動議」を発言した元プロ野球選手の石井浩郎さん、
その他にも迷優・怪優さまざま入り混じってはいましたが、
一糸乱れぬ進行でNG、撮り直しされることなくクランクアップし(てしまい)ました。
撮影時間は衆議院46時間、参議院22時間、
合わせて68時間というハイスピードの超省力制作。
郵政民営化の小泉劇場でさえ121時間もかけて制作したというのに、
今回のあわて振りは誰が見てもアブノーマルだ。
**********
「秘密の範囲・基準」、「チェック機能不全システム」、「不明瞭な罰則基準」、
「不健全な知る権利と取材する権利」、 「国会機能への制約」、「秘密の永久封印」等々、
問題点は数えきれない。中でも歴史を閉ざすと言っても過言ではない
「秘密の永久封印」の可能性について、私は警鐘を鳴らしたい。
歴史を閉ざすことの危険性を我々日本人は
日中戦争~太平洋戦争という愚かな負の歴史の中で学んだはずだ。
今、また繰り返そうとする「愚行」は私たちの次世代に間違いなく危険な環境を与えかねない。
60年後、私は生きてはいない。平たく言うと「後世に申し開きができない」。
**********
先日、元毎日新聞記者の西山太吉さんとお会いし、短時間だが話をする機会を得た。
その中で西山氏は報道と意見主張の継続性の重要性を話された。
つまり、今後の報道マスコミの使命は「特定秘密保護法」が成立したとしても
力強く「廃案」を目指し、意見主張を継続させ、大きな世論を作らなくてはいけない、と。
~大変力づけられた言葉だった。
私は今まさに意を新たに主張する。「特定秘密保護法」はいらない。
ただ議会制民主主義というシステムに立法を委ねている以上、
即時の「廃案」が無理であれば、少なくとも秘密をチェックする健全な第3者機関を立ち上げ、
指定された特定秘密の情報公開を徹底させるシステム作りを主張していきたい。
「あきらめ」は愚か者の結論だ。 文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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7年後、2020年の夏のオリンピック・パラリンピックの開催都市に東京が選ばれた。
素直に喜びたい。
東京招致に対しては賛否が両論あり、オリンピックより被災地復興、東電福島第一原発の
放射能漏れ対応優先、オリンピックへの税金投入を不必要だとする根強い反対意見も
耳にする。が、一方、オリンピアン・パラリンピアンたちが戦う純粋なひたむきさは
万人に感動と勇気を与えるはずだ。また、イデオロギーや政治的信条を超えて
多くの日本人が日本人選手、日本チームを応援する一体感は稀有で貴重、そして
良質なナショナリズムとしてこの国を包み込むだろう。
東京招致決定はゴールではない。東京で開催するからには2020年に向け、あと7年、
政府は国民に対する責任と国際的責務を果たしていかなくてはならない。
IOC総会でノルウェーの委員から東電福島第一原発の放射能流出問題について
「東京に影響がないという根拠はなにか」と質問が出た。これに対し、
安倍総理は「汚染水は港湾内で完全にブロックされている。
抜本解決のプログラムを私が決定し、着手している」と答えた。
「完全ブロック」にクエスションマークを付けた人も多いのではないか。また、
「抜本解決」が上滑りな口約束になってはいけないと危惧する人も相当いるだろう。
私は東京開催を歓迎する一方で政府には有言実行を求める。その上で、
景気、雇用、社会保障~先行き不確定な現代社会において7年後の東京オリンピックは
数少ない確定した光明と捉えたい。
2020年、東京オリンピック開会式は7月24日、この日私は59才の誕生日を迎える。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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2020年に開催する夏季オリンピック・パラリンピックの開催都市が
間もなく決まります。
ブエノスアイレスで開かれるIOC総会には報道スポーツセンターから
永野景子記者が出張しています。地球の裏側~時差はちょうど12時間。
永野記者は現地に到着早々から精力的に取材を行っています。
自信たっぷりの猪瀬知事とはウラハラに、予想以上に東京電力福島第1原発の
汚染水問題に対する各国メディアの危惧は大きいようです。
反対にオリンピック招致を経済危機からの立て直しのツールにすることを
アピールするマドリッドの評価が上昇しているとの見方が強い。
ただし、いずれも「下馬評」。最終的にはIOC委員による無記名の投票で決まる。
ロゲ会長と日本、スペイン、トルコの委員を除く98人が投票します。
最初の投票は日本時間のAM3時半に行われ、この投票で過半数の50票を
獲得した都市が出ればそれで決まり。
おそらく1回では決まらないだろうというのが大方の予想。
つまり決戦投票は候補が2都市に絞られた第2回の投票になる見通しで、
発表は日本時間のAM5時過ぎになります。
文化放送では9月8日(日)朝5時から6時まで特別番組を編成し放送します。
タイトルは、
「オリンピック開催都市決定! 文化放送・報道スペシャル」
でも東京で決まったら、その瞬間から
「オリンピック東京開催決定! 文化放送・報道スペシャル」
としてお送りします。
ロゲ会長が封筒から決定都市が書かれた紙を取り出し、
THE CITY OF ...TOKYO ! とコールする瞬間を是非、文化放送でお聴き下さい!
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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第23回参議院議員選挙が終わった。
各党の獲得議席(非改選と合わせた新勢力)は以下の通り。
自民党 65議席(115議席)
公明党 11議席(20議席)
民主党 17議席(59議席)
維新の会 8議席(9議席)
みんなの党 8議席(18議席)
共産党 8議席(11議席)
社民党 1議席(3議席)
生活の党 0議席(2議席)
諸派・無所属 3議席(4議席)
自公で過半数を超え、絶対安定多数に達する与党政権圧勝という結果だ。
先の衆議院選においても自公で過半数を獲得しているため、いわゆる
衆参両院の「ねじれ」が解消し、確かに安定した政権運営が「約束」された。
この結果は6月の都議選からある程度予測されたものではあった。
***
今回の参院選は巧みに政権与党が争点を絞り込んだ。つまり~アベノミクス~。
株価上昇、為替の円安動向による金融、製造業の輸出部門等の急激な業績回復を
背景に、安倍政権の経済政策への信任への是非を問う、
というシナリオに終始した感がある。だが、問題はこれからだ。
確かに、TPPへの参加の是非、憲法改正問題、対中・対韓・対北朝鮮といった外交問題、
直面する原発の再稼動問題、定数是正を含む選挙制度改革の問題等々、
重要な課題は山積されている。
が、最も対応対策が求められる問題は「財政の建て直し」だ。
社会保障関係費は毎年1兆円以上のスピードで膨張する。すでに国債の利払い費は
10年間で約8兆円増加する。実際、消費税を10%に引き上げても、
2020年度には基礎的財政収支は空前の約17兆円の赤字になるという。
実際、日本の公的債務(対GDP)は200%に達し、先進主要国中で最悪の状態にあり、
「破綻寸前」と見る向きの国際世論も散見する。
***
選挙に勝利する為の耳ざわりのいい争点作りを否定はしないが、その結果、信任を受けた
政権は国民に対するご機嫌取りではない真摯な実行力が問われる。
祭りは終わった。我々は冷静にこの国の行方にフォーカスする。
多分あと3年は国政選挙がない。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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シェークスピアの戯曲「真夏の夜の夢」のキーアイテムは
魔法の目薬~寝ている人の目に注すと、その人は目が覚めた時に
最初に見た人と恋に落ちてしまうという不思議な目薬です。
この魔法の目薬が原因で恋の鞘当てのドタバタ劇が引き起こります。
***
さて、時まさに真夏の決戦~参議院選挙真只中、
各党、各候補者は逃げ切り、追い込み入り乱れて改選121議席を争っています。
ところで今回の参議院選からネット選挙活動が解禁され、政党も候補者も
いわゆるSNS~facebookやTwitter を駆使して選挙戦を展開しています。
はたして、SNSは魔法の目薬となりえるのでしょうか?
点眼すれば効果てきめん!目にした候補者に一目惚れ!
なんて事には、ならないだろうなぁ。
***
文化放送は7月21日(日)の参議院選挙を特別番組で放送します。
「参議院選挙開票スペシャル~決戦!121議席」
第1部:19:50~22:00 第2部:23:00~24:30
出演 野村邦丸(QRアナウンサー 『邦丸ジャパン』パーソナリティ)
伊藤敦夫(政治アナリスト CX 『とくダネ』『スーパーニュース』他、出演多数)
三浦奈保子(東大文学部卒のマルチタレント 気象予報士の資格も所有)
もちろん報道スポーツセンターのスタッフがフルキャストでお送りする3時間40分。
各党、各候補者それぞれが思い描く「真夏の夜の夢」に対し、
選挙で有権者が下す「結論」を余す事無く伝えます。
是非文化放送をお聴き下さい。 報道スポーツセンター部長 関根英生
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44,5%~これが過去の参議院選挙における最低投票率だ。
この選挙は1995年7月に自社さ連立政権の村山富市内閣下で実施された
もので、自民党と社会党が連立を組むという空前絶後にして苦心惨憺を
絵に描いたような政権の是非が争われた。
投票率=過去最低の40%台という結果には政治に対する有権者の冷ややかな
「絶望」が示されように思えてならない。
そして今回の参議院選挙も低投票率が危惧されている。
先の東京都議会議員選挙の結果から「自民圧勝」の情勢が透けて見えるせいか、
選挙の論点・争点が見えてこない。衆参両院における「ねじれ解消」が
なるかならないかが問われる重要な選挙であるはずなのに、である。
一方、今回の参議院選が終わると、衆議院の解散がなければ
次の参議院選挙まで3年間は国政選挙が実施されない。
つまり、現政権~おそらくは安倍政権が日本丸という船の舵を取る。
おそらく"重要な論点と争点"はこの参議院選挙後に浮かび上がってくるはずだ。
「憲法改正」「TPP」「対中・対韓・対北朝鮮外交」「社会保障制度改革」
「選挙制度改革」そして「消費増税」など、どれもが本来今回の選挙の論点の中心と
なるべきテーマだ。
議会制民主主義国家である以上、わが国は政治に関する議論と検討・検証、議決は
国会で行われるのがルールだ。先に挙げた"重要"な論点と争点についても
我々有権者は議会に委ね、決定事項は政権に運営を委ねる事になる。
だからこそ、少し考えてみよう、今回の1票の尊さを。
安倍政権への信任投票でもアベノミクスに対する是非主張でも、
特定の政党への応援でもいい。投票動機は立候補者や政党が示す争点だけではない。
有権者1人1人が動機づくりをして1票を投じて頂きたいと思う。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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安倍総理はさきの麻生副総理ら複数の閣僚の靖国神社への「参拝」に関して、
「国の為に尊い命を落とした尊い英霊に対し、尊崇の念を表すのは当たり前の事だ。
わが官僚はどんな脅しにも屈しない」とコメントを出した。
また、日本の植民地支配を「侵略」として謝罪した村山総理のいわゆる「村山談話」については、
「侵略と言う定義は、学界的にも国際的にも定まっていない。
国と国の関係において、どちらから見るかにおいて違う」と、国会で答弁した。
60%超の高い内閣支持率に支えられ、徐々に本来の安倍晋三カラーが発色してきたのだろう。
それにしても「どんな脅しにも屈しない」という表現はあまりに扇情的だ。
総理大臣が「靖国参拝」問題を語るときに敢えて使うせりふではない。
「侵略の定義」発言については、その後、やや強硬意見を訂正したものの
「歴史家の間でいろいろな意見があるのは事実」として、撤回はしていない。
いわんや、先の「侵略」の解釈発言はあまりに不見識な歴史認識だと思う。
そして、憲法改正への動き。総理は憲法の改正を「真の独立を取り戻すための必要性」と主張する。
一方、ほとんどの国の憲法は日本国憲法と同様に通常の法律より改正が格段に難しくなっており、
それが世界的標準だ。なぜなら最高法規=憲法は、どんな法律よりも優先されるべき存在である以上、
為政者の意によって容易く改正ができないようにリミッターが掛けられているという事だ。
徐々に鮮明になってきた安倍総理流国家思想の発露、そして憲法改正に向けた面舵一杯。
時勢は報道メディアとしてのチェック機能が今まで以上に大切になってきていると感じる。
少なくとも内閣の高支持率にフォーカス(視点)を曇らせたりしない、ラジオ報道を心掛けたい。
文化放送報道スポーツセンター 部長 関根英生
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3月11日、東日本大震災発生から丸2年。1万5881人の犠牲者の3回忌だ。
今も尚、2千600人を超す行方不明者を数える。
行方不明者数と震災関連死者数を加えると犠牲者の数は2万人を超える、
まさに未曾有の大災害だ。
3月11日、私は被災地のひとつ、
岩手県宮古市の東日本大震災二周年追悼式の取材に行って来た。
ここ宮古市も巨大地震と大津波による犠牲者が500名を超す。
追悼式会場となったシーアリーナには1時過ぎから
犠牲者遺族をはじめ大勢の市民が集まってきた。
遺族代表の追悼挨拶を行った佐々木なおみさんは夫と祖母を震災で亡くした。
夫はなおみさんの実家の家業を継ぐため婿養子となり、仕事中に震災に遭遇し、
津波に流されて命を落とす。追悼挨拶でなおみさんは、
「私と結婚なんかしなければ死なずに済んだかもしれない。ごめんなさい」
と夫に詫びた。
2年の歳月は彼女から悔恨の情をまったく消し去っていないのだ。
一方、宮古市内で被害が大きかった鍬ヶ崎地区や田老地区を歩くと、
津波が幸せな日常を奪い取った爪あとが今なお生々しく残る。
人も町も復興にはほど遠い状況をあらためて知る。
震災発生時刻=午後2時46分の黙祷ではこみ上げてくる感情を抑えるのに必死だった。
被災地の復興は住宅やインフラだけではない。
被災者の気持ち~心の復興も重要だ。その為にも我々文化放送報道Gは
常に自問自答をしながら震災報道に携わる。~被災地報道にピリオドはない。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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前回の巳年は2001年(平成13年)。21世紀がスタートした年だ。
この年の4月に小泉純一郎氏が第87代内閣総理大臣に選出されている。
遡れば、1929年(昭和4年)の巳年は世界恐慌勃発した年であり、
1941年(昭和16年)の巳年は真珠湾攻撃により日米が開戦した年だ。
******
そして2013年(平成25年)、巳年。
政権交代して発足した第2次安倍内閣が実質的スタートをする年です。
今月召集される通常国会では10兆円規模の補正予算の審議が行なわれ、
そして間髪いれず、平成25年度の本予算審議も始まる。
安倍総理は経済復興のための持論~「日本強靭化計画」というラッパを
高らかに鳴らし、道路にも橋にも堤防にも~公共事業に多額の予算を投入して
景気回復を目指すと言う。
しかし財源は国債発行に頼らざる得ない状況だ。
1000兆円超が確実な政府が抱える債務状況の中、安倍政権は
日銀をコントロールしようとする日銀法改正の動きを加速させる。
現状を客観的に見れば日本の国債は暴落の危険性をはらむ。
金融恐慌への連鎖という最悪のシナリオを予感しているのは私だけではないだろう。
さらには、政権が主導する集団的自衛権の見直し、自衛隊の国防軍への改称、
憲法改正を睨んだ憲法96条改定への動き。
何しろ今回当選した衆議院議員の72%が96条どころか
憲法9条の改定に賛成、と回答しているのが我が国の立法府の現状である。
勢いに乗じた国論の右傾化に対しては冷静な視点で反論が必要だろう。
***
巳(へび)は世界各地に生息する生き物であり、さまざまな国の民話や童話に登場する。
幸福や幸運の象徴としても描かれるが、
不幸や不吉の象徴としても登場することも結構多い。
さて、始まったばかりの「巳年」。
この年が平和で平穏な一年であることを心より祈ります。
2013年の巳(へび)が幸福の象徴であるように。
文化放送 報道スポーツセンター部長 関根英生
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第46回衆議院議員選挙が行われ、新たな480議席が確定した。
自民党 294議席
公明党 31議席
民主党 57議席
維新の会 54議席
未来の党 9議席
と、いう結果。自民党圧勝、自公で325議席獲得となり、
自公の連立政権が発足し、総理大臣は安倍晋三氏の再登板となる。
方や2009年の総選挙では309議席を獲得し、政権交代を果たした
民主党は公示前の230議席から173議席も減らした。
予想された敗戦とはいえ、
その凋落は国民から怒りの鉄槌を受けたと言わざるを得ない。
鳩山由紀夫元総理がオバマ大統領に伝えた"TRUST ME"は
今回、国民から民主党に対する"I DON'T TRUST YOU"となった。
***
さて自民党。自公併せて325議席=3分の2超という圧勝劇となった。
参議院で過半数を持たないものの、再議決が可能な強力な政権となる。
ただ「強力」な数の論理には大きな危惧を感ぜずにはいられない。
選挙終盤では封印した感があるが安倍総裁の「国防軍」発言や
「憲法改正」方針などは果たして新政権として推進していくのか?
この国のフレームは直接選挙の結果、強力な自公政権が選択されたものの
権力の無謀な突進を監視するのが我々、報道マスコミの使命だ。
これからだ。
我々は新政権によるこの国の行方の舵取りの方向を
ぶれないフォーカスで伝えていく。
文化放送報道Gのニュース報道にご期待下さい。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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毎年、必ずニュースとして取り扱う「ユーキャン新語・流行語大賞」ですが、
2012年は総選挙公示から6日後の12月10日に発表された。
お笑い芸人スギちゃんの『ワイルドだろぅ』が大賞を受賞しました。
実は2009年の新語・流行語大賞は『政権交代』でした。
受賞したのは鳩山由紀夫元総理。わずか3年前のことです。
さて総選挙。第46回衆議院議員選挙が12月16日(日)投開票で実施されます。
師走の総選挙は29年ぶり戦後では5回目だそうです。
是非はともかく代議士の皆さんは「先生」と呼ばれることが多く、
選挙に突入し、今や選挙区を走り回っている~まさに「師走」そのもの!
文化放送では12月16日(日)午後7時30分から午前1時まで、
ロングラン5時間半特番を放送します。
文化放送政権選択選挙スペシャル~決戦!480議席
出演は大竹まこと、阿川佐和子、太田英明の「ゴールデンラジオトリオ」に加え、
関西大学政策創造学部教授 白石真澄、
ソコダイジナトコ火曜日コメンテーター 内田誠。
加えて文化放送報道グループのデスク、記者、泊まりアナからアルバイト君、
大阪の突撃隊長(?)。さらにはスポーツグループのアナ、ディレクター、
制作部アナまで。超人海戦術で臨みます。ここまでフルキャスト、フルラインナップで
戦う番組は他にありません。
しかも3年4ヶ月前の総選挙特番と同じタイトル、メインキャスターも同じ。
結果も・・・波乱予測。******まさしく、、、『ワイルドだろぅ!』。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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オリンピックが閉会し、LONDONから帰国すると日本では「政局」真っ只中という状況になっていた。
連日、各競技で全力で戦う世界のアスリートたちの姿に胸を熱くした17日間の感動から隔世の感、
浮世離れした政争には正直「うんざり」する。が、スイッチを切替えてこの国の行方を正視しよう。
***
民主党政権はもはや難破船のごとき満身創痍、社会保障と税の一体改革法案を可決する為だけに
党の存在意義を国民に問うているように見える。
「解散」は一体改革法案を可決する為のリーサルウエポンだ。
8月8日の会談で野田総理は間違いなく机の下で自民党の谷垣総裁と解散時期を握ったはずだ。
自民党の中には9月8日の今国会の会期末までの解散を主張する声も少なくないが、
おそらく「解散カード」は秋の臨時国会で切られるのではないか。その前提として9月末に予定されている
民主党代表選、そして自民党総裁選で野田・谷垣の両トップの再選があるだろう。
この前提は結構高いハードルに見えるが、他の選択肢を当てはめると、余計、視界不良になる。
まさに魑魅魍魎。
一方、大阪維新の会を中心とするいわゆる第3極の国政進出への動きも活発化してきた。
維新の会は果たして何を争点にして国政選挙を戦うのだろうか?
大阪都構想はすでに法案が提出されており、大きな争点にはなりえない。
私は選挙がブームやムードに大きく左右される事に大きな危惧を感じる。
我々報道メディアは「小泉チルドレン」「小沢ガールズ」の結末を再度よく検証しなくてはならないだろう。
「選挙の為の政治」という現実は総選挙を釈然としない茶番劇にしかねない。
***
だからこそ、もう一度自分に言い聞かせる。我々はこの国の行方を正視する。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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今年はオリンピックイヤー。ロンドンで夏のオリンピックが開催されます。
ロンドンでオリンピックが開催されるのは1908年(4回大会)、
1948年(14回大会)に続いて3回目です。
日本は5回大会のストックホルムオリンピックが初参加なので、
4回大会のロンドンオリンピックは参加していません。
また、14回のロンドン大会は第2次世界大戦の敗戦国を理由に
出場が認められませんでしたので、今回(30回大会)がロンドンオリンピック初参加です。
文化放送報道スポーツセンターからは
この夏のロンドンオリンピック(7月27日~8月12日)の取材&中継に
報道G・清水克彦君、スポーツG・長谷川太君、そして私が行って参ります。
****
北京オリンピックでは採用されていた、ラジオ中継に適した競技~野球とソフトボールが
ロンドンオリンピックでは採用されていない為、残念な面はありますが、その分、
男女サッカーに大きな期待がかかります。
ロンドンとの時差は8時間。
各競技が行なわれる時間は日本時間の午後5時から午前6時の間です。
男女のサッカーは深夜から未明にかけて生中継となります。
文化放送では予選リーグの日本戦全試合と、
決勝トーナメントも日本が出場する試合はすべて生中継します。
眠気を吹き飛ばすような実況中継をお届けしますので是非、お聴き下さい。
****
私自身は個人的に飛込み競技に唯1人出場する
中川真衣選手(女子高飛込み8月9日(木);大会13日目)に注目します。
代表選考会のワールドカップでは決勝7位に終わりましたが、
中川選手を指導する安田憲正コーチは「最高(の結果)なら銅メダル」と言い、
教え子に期待をかけています。
日本は飛込み競技では、まだメダルを獲得していません。(最高4位入賞)
厳しい戦いとなるとは思いますが、ロンドンでは中川選手を応援したいと思います。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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まだ1年、
いやもう1年?
1万5千人以上の命を奪い、今もなお行方不明の人が3千人を超す、
「国難」とも言える東日本大震災の発生から今日で丸1年が経つ。
きょう放送する特番
~『日常が失われた日~3.11被災地メディアの戦い』(12:00~13:00)
では「被災地との向き合いはむしろこれからが重要だ」と訴え、自戒を含めて締めくくりの言葉とした。
我々は2011年3月11日という日を決して忘れない。
文化放送はこれからも報道機関の端くれとして被災地の復興とそのための被災地の努力と
政治が指し示す方向と行動をしっかりと伝えていく。
そのために我々は常に試行錯誤しながら自問自答する。
「着眼は正しいか?視界は曇ってはいないか?」
REMEMBER 3.11
「もう1年」でも「まだ1年」でもない。
「これから」だ。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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2012年が始まりました。「おめでとう」という言葉を封印した正月だ。
昨年3月11日に発生した東日本大震災と東北地方の太平洋岸を襲った大津波、
そして東京電力福島第1原発事故により平穏な日常を失い、
今なお古里から遠く離れた避難地に暮す被災者は30万人を超える。そして、
この震災で亡くなった方は1万5千人を超す。
我々文化放送報道Gは3.11以降精神的な緊張感を継続させつつ、
この国が進もうとしている航路を冷静に、客観的に報道してきた。
この緊張感の継続は今年も続く。
報道はそもそも客観的なものだ。
極力主観を封じ、事実を淡々と伝えていかなくてはならない。
ただ、今年は、震災で傷ついた同胞の心の復興と復旧を支えるためにも、
明るい出来事、勇気をもらえるような出来事、希望が持てる出来事を
取材したいし、伝えたい。
それは政治でもいい、経済・景気でもいい、スポーツの試合結果でもいい。
ほんの小さなヒューマンドラマでもいい。願わくは
そんなニュースを出来る限りたくさん取材し発信していきたいと思います。
**********
2012年の文化放送報道Gは明るく、前傾です。
今年一年が平穏であることを祈ります。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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スポーツ選手が引退するときに「ユニホームをぬぐ」という表現を使いますが、
われわれ文化放送報道グループはみんな「ニュースパレード」という
エンブレムがついたユニホームを着ています。
番組開始から51年という年月を重ねてきた伝統のユニホームであり、
そのユニホームには愛着と同時に「歴史の重さ」も感じています。
****
9月29日(木)をもって高橋小枝子キャスターが、
9月30日(金)をもって水谷加奈キャスターがパレードキャスターを降板しました。
****
水谷アナは引き続き「ゴールデンラジオ」や「夕焼け寺ちゃん」などの番組で
リスナーのみなさんのお耳にかかります。
引き続き大きな応援を宜しくお願いいたします。
そして高橋小枝子さん。小枝子さんは10年以上にわたって
「ニュースパレード」のキャスターを務め、数々の重大ニュースを、
数々の速報ニュースを、また、季節折々の時候ニュースや催事ニュースを
お届けして来ました。
その小枝子さん、10月末日をもってご定年されます。、ユニホームを脱ぎます。
間違いなくニュースパレードの一時代を築いたキャスターであり、
パレードの女性キャスターとしては最長キャリアでした。
小枝子さん、お疲れさまです。そしてありがとうございました。
そして今日10月3日(月)から
太田英明アナが「ニュースパレード」キャスターとして登板します。
月~金ベルトの登板、いわば先発して完投するピッチャー、
久し振りの男性キャスターの登板。
太田アナが「ニュースパレード」というエンブレムのついたユニホームに袖を通します。
太田キャスター、時には巧みな変化球も投げますが、
基本は速球勝負のキャスターを志向していきます。
理想はど真ん中の直球で勝負です。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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政権交代を実現した総選挙が2年前~2009年8月30日。
民主党政権になって3人目の内閣総理大臣に野田佳彦氏が指名されました。
巷指摘されているように今回の民主党代表選は
「震災復興」「原発対応」「原発行政」「円高対応」「デフレ対策」「TPP」といった、
待ったなしの政策論議が尽くされた末の選挙ではなく
「反小沢」vs「親小沢」という構図による権力闘争でした。
私は野田氏逆転勝利!というより、小沢氏4連敗!!という結果を重く見ます。
代表選では、今回に加え、前回の菅氏vs小沢氏の直接対決、
前々回の菅氏vs樽床氏で小沢氏の3戦3敗。
さらに菅総理の不信任失敗を加えて4連敗です。
小沢氏の側近議員で固められ、鉄の結束と言われる「一新会」はともかく、おそらく
小沢チルドレンといわれる1年生議員らによる「北辰会」の結束は崩れてくるはずです。
『小沢さんに付いていても次の選挙は勝てない』切実な声が聞こえてくる。
*****
さて野田総理。
海江田氏との早慶戦を制して早稲田卒として戦後7人目の内閣総理大臣となりました。
辻立ちで鍛えた「演説力」にはかねてより定評があり、
確かに「どじょうと金魚」を比喩に持ち出した代表選のスピーチも分かりやすさと面白さに加え、
総理大臣になる信念も感じさせるものだったと、感じた。
しかし野田総理、
『(私の)ルックスはこの通りです。私が仮に総理になっても支持率はすぐ上がらないと思います。
だから解散はしません』
~ウィットを織り交ぜたつもりでしょうが、このくだりは戴けない。
国民は総理のルックスで内閣の支持・不支持を決めているわけではありません。
国民の命と生活を守る政治の舵取りが出来ているか出来ていないか、
あるいは我々の子供たちの世代が安心と希望が持てる国づくりをしてくれているかしていないか、です。
まして、支持率が上がらないから「解散はしません」では議会制民主主義の精神に反します。
ウィットに富んだ野田節を楽しみにしている記者も大勢います。
でも、総理大臣なのだから発する言葉にかかる責任は今までの比ではありません。
まさに「言霊」~言葉には命が宿っていることを忘れてはならない。
報道スポーツセンター部長 関根英生
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6月1日の党首討論の後、自民党・公明党・たちあが日本3党による
内閣不信任決議案が提出され、その夜から翌日(採決日)の朝までは
「不信任可決」の可能性に永田町は揺れに揺れた。
揺れたのは永田町だけではない。文化放送報道グループも
不信任可決⇒解散総選挙という、政局対応を大きく視野に入れて息を飲んだ。
結果は、ご承知の通り「茶番」。いわゆる造反議員は2名。
小沢元幹事長をはじめ15名が欠席。大差で不信任決議は否決された。
しかし、ここからが「終わりの始まり」。
菅さんは不信任可決を回避するために、大震災の復興・復旧に「一定のメド」が
ついたところで辞任を約束し、焦点は辞任の時期に移った。
総理の椅子に恋々とする菅さんと、一刻も早く辞任に追い込みたい野党、
さらに次の総理の椅子を虎視眈々と狙う民主党有力者たち。
そして菅退陣後、「大連立」への流れが一気に加速する。
この状態はもはや「政局」そのものだ。
政治家それぞれの思惑に永田町の空模様は重苦しい曇天が続く。
残念ながらここに大震災被災者たちの「苦しみ」に手を差しのべようとする
高邁な善意やヒューマニズムは感じられない。
文化放送報道Gは出来る限り客観的にこの「茶番」を、
この「アンチヒューマニズムシアター」を淡々と伝えていく。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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2011年3月11日午後2時46分。東北地方から茨城、千葉にかけての太平洋側を中心に
M9.0という戦後日本が経験する未曾有の大規模地震が発生した。
きょう(3月21日)時点で死者の数は8千人を超え、安否不明者も1万8千人を超す。
「これは現実なのか?」
日に日に入ってくる情報に理解がついて行かない。
そして福島第1原発の危機。
いま文化放送は開局以来最大の「使命」に直面している。この非常事態にわれわれ
報道スポーツセンターは懸命に総力戦で挑んでいる。
発生直後には石森記者が仙台に、柳下記者が福島に入って生レポを現地から放送した。
速報・続報・取材レポ・解説 データ整理と、 社員も契約者もアルバイトも総動員で全員野球だ。
**
今もなお、ニュース枠を増枠して刻々と入電する最新ニュースをお届けしています。
相変わらず多発状態にある余震、37万人の被災地避難者の様子、予断を許さない原発状況、
そして地震の影響による物資不足、電力不足による停電、鉄道の運休、運行減。
伝えなくてはいけないことが沢山、たくさんあります。
いま報道スポーツセンターはすべての番組と連携を取りながら「一丸」です。
文化放送を是非、お聴き下さい。 報道スポーツセンター部長 関根英生
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この「文化放送報道部ブログ~パレードのあとで」の編集長は
柳下(やぎした)記者です。
自己紹介欄にもありますが、遊軍記者であります。
**
ラジオ局報道のいちばん面白いところは「何でも取材する」点です。
新聞社やテレビキー局の報道は政治部 社会部 経済部 文化部 等に
専門化されているため、
総理官邸を担当している記者が裁判員裁判の取材に東京地裁へ
行く事はまずありません。まして、大相撲の不祥事や
最新技術を紹介するコンベンションを取材することなどは皆無です。
ところが、柳下記者の守備範囲は
ある日は大臣会見へ、ある日は無差別殺傷事件の裁判へ、
またある日は幕張メッセで行われているIT技術のコンベンションに。
まさに縦横無尽の取材活動がラジオ記者の醍醐味でしょう。
***
「ニュースパレード」ではそんな柳下記者の取材レポートを
しばしばオンエアしています。
時には息せき切って、また時には冷や汗まじりに
現場の「臨場感」を伝える"ヤギレポ"にご期待下さい。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
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2011年の幕が開きました。先行きが展望できない景気、信頼という言葉が思い浮かばない民主党政権、
無差別殺傷犯罪に象徴される社会構造の歪み、
と残念ながら「閉塞感」がつきまとう1年のスタートです。そんな中、我々文化放送報道グループは
今年もマイク一本でニュースの核心により肉薄し、取材活動に邁進します。
ラジオメディアの役割として「正確で迅速、偏りのないニュース送出」を心掛ける姿勢に
揺るぎはありません。
また、ニュース以外の番組にも部員が積極的に出演し、伝えきれなかった
ニュースの裏側や記者としての思いや意見も語っていきます。
是非、ご期待下さい!
***
さて、文化放送報道制作部は昨年12月1日付けでスポーツ部と統合し、「報道スポーツセンター」という
組織名称になりました。
オリンピックやサッカーワールドカップは言わずもがな、
プロ野球や大相撲、Jリーグやマラソン・駅伝など、スポーツそのものも「ニュース」です。
みなさまには、より充実したスポーツ関連のニュースをより熱くお届けしてまいります。
***
なお、このブログ~「パレードのあとで」は旧報道制作部が報道スポーツセンターの
"報道グループ" として引き続き担当致します。
今年一年、どうぞよろしくお願い致します。 報道スポーツセンター部長 関根英生
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10月改編にあわせて、報道部がお届けしている
昼ニュース(月~金 12:04~12:10)と
ニュースパレード(月~金 17:00~17:15)も
少しリニューアルしました。
昼ニュースは「ランチタイムニュース」というタイトルにして、
ジングルとアタックを変更し、少し LIGHT なテーストとしました。
「ニュースパレード」は毎週月曜日に元共同通信編集局長の後藤謙次氏
を起用し、"後藤謙次 POINT of VIEW "という新コーナーをスタートしました。
POINT of VIEW では1週間のニュースの着目点を後藤氏に指摘してもらっています。
また、「ニュースパレード」もオープニングのテーマ曲やアタックを変更しました。
と、いった少しのリニューアルですが、勝負はニュースの中身です。
いち速く、正確で、重要な「ニュース」を公平な視点でお届けする。
~報道部の姿勢は揺るぎありません。 報道制作部長 関根英生
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秋の番組改編~文化放送も10月4日(月)から番組の改編を実施しました。
大きな改編としては月~金ワイドの「邦丸ジャパン」(8:30~13:00)
と「夕焼け寺ちゃん活動中」(15:30~18:30)です。
その他にも新番組がスタートしていますが、
「高木美保 CLOSE TO YOU」(土曜日;7:30~10:00)に出演し、1年半にわたって
高木美保さんのお相手を務めた報道部の鈴木(敏)が番組を卒業して
同じく報道部の石森則和が登板します。
特に女性リスナーから熱い支持を戴き、愛された敏ちゃんの降板を惜しむ声は
沢山沢山ありますが、今後「本業」としての報道デスクに集中する事になります。
継投で登板する石ちゃんですが、過去にも「吉田照美 ソコダイジナトコ」で
照美さんの夏休みピンチヒッターを務めるなど、生放送の経験は十二分です。
やや緊張気味のようですが、報道記者として鍛えた視野の広さで
新たなCLOSE TO YOUをお届けできると思います。
また、
火曜日から金曜日まで19:00~21:00でスタートした生ワイド「シロばら」には
毎日報道部員が出演しています。~「ニュース最前線」(20:15頃~)です。
報道部員が注目のニュースを解説します。
ちなみに「しろバラ」とはパーソナリティの菅野詩郎(文化放送スポーツ部長)
のバラエティ=しろうバラエティの略語です。
是非お聴きください。
報道制作部長 関根英生
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平日夕方5時からは、その1日を振り返る「ニュースパレード」
全国32局ネットで放送中です!
ぜひ、お近くの放送局でお聴きください!!
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9月1日と言えば、「防災の日」。
今年も全国38局ネットで「防災の日スペシャル」を放送します。
テーマは・・・『地震だけじゃない!自然災害のおそろしさ』。
番組では、防災に関する質問も募集中です。
放送局など詳しくは、こちらを!
9月1日(水)11時から、防災のことを一緒に考えましょう!
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報道制作部にほぼ3年間在籍したアイ子記者がこの度、8月1日付の
人事異動で制作部に移籍することになりました。
「会社」ですので定期的に人事異動があり、放送人として社員個々の経験値を向上させ、
あるいは潜在能力を発掘するためにいろいろな部署を経験する事は必須です。
かく言う私も、営業部~大阪支社~営業部~編成部~制作部~営業部~報道制作部と、
文化放送における経験値を上げてきました。それぞれの部署で大変楽しい思いを
たくさん経験しながら、それなりに苦しい場面を乗り切ってきました。
制作部に異動するアイ子記者にも「楽しさ」と「苦しさ」をたくさん経験してもらいたいな、
と思います。
と、いうことでこの「パレードのあとで」でアイ子記者の書き込みはもう掲載されません。
***
仲間が去るのは寂しいことですが、制作部での奮闘にエールを送りたいと思います。
なお、アイ子記者のブログは+F(プラス・エフ)のHPのなか、「+Fな毎日」というタイトルで
今後も掲載されます。ぜひご覧ください。 報道制作部長 関根英生
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第22回参議院選挙が終わりました。
参議院選挙開票スペシャル
『ロンドンブーツ1号2号 田村淳の選挙クラブ
~あなたの本音をぶつけてください!」
お聴き頂きましたでしょうか?
選挙はまさに「筋書きのないドラマ」です。確かに「面」で見れば
今回の選挙は民主党政権に対する明確な"NO!"が突きつけられた
選挙、というのがメインテーマでしょう。
しかし、そこにはひとつひとつの選挙区にドラマがあり
そして一人ひとりの候補者に喜怒哀楽のストーリーがありました。
私たちは番組を通じてそんな付加価値を伝えたいと思い、
政治には決して詳しくない、田村淳さんを起用しました。
田村さんの真剣さはスタッフみんなに伝染し、スタジオは
いままでの選挙特番にないくらい熱くなりました。
++
選挙ほどキャストの多いドラマはありません。
437人の候補者たちと、1票を投じた有権者達一人ひとりの思いを
受け止めて放送することができたと、自負しています。
お聴き頂きありがとうございました。
報道制作部長 関根英生
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参院選も残すところあと2日。
文化放送の周辺も連日、選挙カーが走り続けています。
今回の選挙は政権選択選挙ではありませんが、
政権交代の引き金となった2007年のような
衆参ねじれが起きた場合政界に大波乱が起きます。
そういった意味ではポスト政権選択選挙と言える重大な選挙です。
文化放送の選挙特番も連日、準備が続いています。
7月11日(日)の19時40分から24時30分までの5時間弱
一緒に政治を選挙を考えていきましょう。
メールのアドレスは「iken@joqr.net]
ツイッターのアカウントは「senkyo1134]です。
スタジオ内の状況がリアルに分かるユーストリームも放送します。
「文化放送参議院選挙スペシャル
ロンドンブーツ田村淳の選挙クラブ あなたの本音をぶつけてください!」
ぜひともお聴き下さい!
国会グッズプレゼントや投票率をあてる賞金クイズもありますよ。
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報道部のしゃべるデスクこと鈴木びんです。
後6日でいよいよ参議員選挙ですね。
文化放送では今回も5時間近い長丁場で開票特番をお送りします。
毎回異色のキャスター陣で徹底的市民目線を貫いているQR選挙特番。
山本晋也監督~吉田照美さん~大竹まことさんと来て
今回は何と、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんに進行役を依頼し
ご快諾を頂きました。
面白おかしく放送したいのではありません。
有名タレントだからこそ真摯に選挙特番に臨みます。
加えて、政治のご指南係にインサイドライン編集長の歳川隆雄さん。
まさに政界の深層部まで知り尽くす歳川さんの過激な言葉も
際限無く解放し、私、鈴木びんも始末書を5枚ほど用意しています。
進行補佐には文化放送のエース、太田英明アナウンサーと
ツイッターを必死に読む係に警視庁キャップの永野景子記者で
にぎやかにお届けします。
アナログ人間の私にとって、
「ツイッターのハッシュタグがどうした」だの「ユーストがどうした」だの
かなり厳しい言葉が飛び交っているのですが新しいツールもフル活用し
リスナー全員参加型アングラ劇場のような占拠特番...違った
選挙特番にしたいと思っております。
各党党首クラスのインタビュー、異色候補への直撃、
リスナー(=有権者)の臨む選挙の有り方や政治の有り方を
出演者とリスナー、ユーザーの皆さんと我々スタッフで
必死に考えて駆け抜ける熱い5時間弱の放送にできるよう
がんばります!
なお、放送時間は
7月11日(日)の午後7時40分から深夜の0時半まで。
ファックス、メールに加えツイッターでみなさんの意見を募集します。
ツイッターのアカウントはsenkyo1134です。
へんてこりんなプレゼントもありますよ!
みんな選挙に行きましょう!
そして文化放送選挙特番
「田村淳の選挙クラブ~あなたの声をぶつけてください!」で
選挙をそして政治を考えましょう。
鈴木びん
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報道部のブログをおよそ半年振りにリニューアルオープンします。
~「パレードのあとで」。「パレード」はもちろん全国ネットの「ニュースパレード」から引用しました。デイリーのニュースを送出するのが私たち報道制作部の主要業務です。一口にニュース制作と言っても現場の記者たちは勿論、デスクはじめ内勤部員も日々悪戦苦闘して作り上げています。そこには正に血の通った悲喜こもごもがあり、オンエアでは伝えきれないこぼれ話やウラ話もあります。リスナーの皆さまには是非「ニュースパレード」をお聴きいただき、併せて「パレードのあとで」をお楽しみ頂ければ、と思います。 報道部長 関根英生
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文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。
