ロバート キャンベルが旅をした、福井県の魅力や現状を熱く語る。
フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄 ラジオマガジン」(文化放送)。7月2日(木)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では日本文学者・ロバート キャンベルが、雑誌の新企画で訪れた福井県の今の姿や魅力などを語った。
ロバート キャンベル「先週の放送を私は休みまして、休んでる時にどこに行ったかというと福井県・永平寺に行ったんですね。
『文藝春秋』の新企画で連載が始まるので、その取材に行ったわけです。
そこに行く道中、先週の月曜日、砂鉄さんが講演会で福井に行った話をしてたっていうのを思い出しながら、僕は激しく共感した言葉がありまして。覚えてないですか?」
武田砂鉄「なんでしょうね?」
キャンベル「いやいや、福井駅を降りるとみんなが恐竜を見ると」
武田「言いましたね」
キャンベル「福井駅を降りると確かに、モニュメント、ロボットの恐竜が23体ぐらいあって、もう見るところ見るところ、恐竜がうじゃうじゃ、まあたくさんいるわけですね。
で、『勝山の恐竜の森』っていうところに福井県立の博物館があって、これ素晴らしい施設ですけど。それよりも『東尋坊だよね』って言ったんですよね」
武田「言いました、言いました。東尋坊のお土産屋さんに恐竜が入り込んでるから心配してるみたいな……自信持ってって言ったんですよ(笑)」
キャンベル「恐竜が入り込んでることに異議を唱えたと、新幹線の中で思い出したんですよ。
で、僕はそれはそうだなという風にすごく思ったわけですよ。
福井といえば2年前に、北陸新幹線が延伸したんですよね。で、開業効果が、やっぱりそれなりにあるわけですね。JRが2年ぐらい前からものすごくプロモーションを打ってて、初年度は来県客、来県者数がすごく増えていたわけですけれども、インバウンドもあり、伸び率で見ると、かなり増えてるっていうことはあるんですけど、実態は2年目をずっと見てると、一見順調に見えるけど、実は観光客はそんなに来てないっていうことがわかるわけですよね」
武田「お、そうなんですか? 数字上だとね」
キャンベル「で、令和7年、つまり去年の実績を確認しました。これは県の観光課のデータですけれども、外国人延べ宿泊者数は10万人。初めて10万人をこう超えたわけで、これ大きく報道されたわけですよね。
で、それは20%増えたっていうことで絶対数で見るといいんですけれどもこれ実はですね、水準としては全国最下位なんですね」
武田「そうですか」
キャンベル「数がですね。で、一方で、日本人に外国人を足すと、延べ400万近くいまして、え、でも前年比で4%減少してるんです。
ですから、北陸新幹線が福井まで延伸してるんですけれども、実際に宿泊をしてる人たち、滞留時間が増え、経済効果が見込まれるっていう状況にはなってないっていうことがわかっているわけです。
一方で観光庁は、『観光立国基本計画』っていうものを今年も刷新していまして、その中で、え、観光の目的っていうものが、たくさん人に来てもらってお金を落としてもらうっていうか、楽しんでもらうっていうことだけじゃなくて、それぞれの地方を活性化させる『双方向性』っていうものを、強調しているわけですね」
武田「うん」
キャンベル「そこで問題になってくるのが、いわゆるその一過性、『通過性観光地化』っていうものですね。これ観光業の中では『通過型聖地観光』っていう風によく言われるんです。
神奈川県の鎌倉ですとか、岐阜県の飛騨市ですとか。隣に横浜市や高山市などすごくたくさんの観光客が来るところにあると、アニメの『君の名は。』ではすごく有名になった飛騨市には見には行くんですけど、高山に泊まって帰っていくとか、鎌倉に泊まる人の話ってあんまり聞かないじゃないですか。
そういう問題があって、『通過性』っていうことで、逆説的にですね、金沢から40分ぐらいでもう行けるようになったので、北陸では金沢が一強、一県勝ちってことに拍車がかかっているんじゃないかって言われているわけですね。
とはいえ、福井県内には素晴らしい観光資源……もう文化資源と言っていいと僕は思うんですが、私が行った永平寺は最たるものですけど、素晴らしいところはたくさんあるわけですね。
で、あの、ちょっとこれはキャンベルの一押しっていう話になってくるんですけれども……」
この後、ロバート キャンベルさんおすすめの福井の観光地や、見どころなどをたっぷり語っています。気になる方は、radikoのタイムフリーでご確認ください。
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