【音現場から・ミキサー裏話】謎の木製スティック
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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「音現場から・ミキサー裏話」。番組の工場=スタジオ、その周辺にまつわるさまざまな話題を技術部員がご紹介。番組やイベントの裏話も盛りだくさんです!
●4月17日(金)配信
先日の「武田砂鉄ラジオマガジン」で、前半レギュラーのマライ・メントラインさんが「スタジオの壁面に埋め込まれている不思議な木のスティックは、何のためにあるのだろう?」というお話をされていましたね。
その時は「音を吸収するもの」という結論に落ち着いていましたが、もう少し詳しく説明すると、あれはスタジオ内の不要な反響を抑え、音響特性を向上させるための装置です。メーカーからは「Acoustic Grove System(AGS)」という名称で販売されています。
また、スタジオの壁面で表面が布になっている部分の内部には、グラスウールが入っており、音を吸収してくれています。スタジオ内には窓ガラスやアナウンステーブルなど音を反響させる部分もあり、その反響音がマイクに入るとオンエアが聴きづらくなるため、この吸音部分はとても大切です。
あの「木のスティック」は、主に生放送で使用する1~3スタに設置されています。謎の存在に思われながらも、日々音質向上のために活躍してくれているのです。
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