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2016年6月11日 ウディ・アレンの新作「教授のおかしな妄想殺人」は快作!そして18年前のあの映画には怪優が...

敬愛なるウディ・アレンの新作「教授のおかしな妄想殺人」が今日から公開となりました。
2011年の名作『ミッドナイト・イン・パリ』からもう4作目。ほぼ毎年制作を続けるという何とも多作な監督の新作は、自殺願望のある大学教授を主人公に「人はなぜ生きるのか」という深いテーマで物語が進むブラックコメディでありサスペンスです。私としては作品によって出来不出来の差が激しく感じるウディ・アレン監督ですが今回はとても面白いです。主役に曲者俳優のホアキン・フェニックスを戴きスピーディーな展開は「マンハッタン殺人ミステリー」を思い起こさせ、エマ・ストーンの魅力も全開でした。

メイン軽く「教授のおかしな妄想殺人」.jpg

さて騒々しさの中にペーソス溢れるアレン作品の中でも、虚無感一杯なのが1998年の「セレブリティ」。正直なところ救いが無くてちょっとしんどくも感じた映画ですが、ディカプリオやシャロン・ストーン、ウィノナ・ライダーら数々のセレブ達が登場しやや間抜けなセルフ・パロディを演じているのです。そして、その中にまさに時の人ドナルド・トランプも出ているではありませんか!!
詳しくは申しませんが、チョイ役なのに独特の存在感。18年後、大統領候補になっているとは当時誰も考えなかったでしょうね。ウディ・アレンはサンダース候補と同じユダヤ系。ホームグラウンドはクリントンやトランプと同じニューヨークと薄い縁もある感じ。大統領選挙に絡んだ今回の狂想曲を監督はどう感じているのか?次回作では権力者たちの光芒をブラックコメディで描いて欲しいと思うのです。「教授のおかしな妄想殺人」をご覧になった方は、ぜひ「セレブリティ」もレンタルしてみてください。

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